2020'05.02
約束の時間をこの香が知らせます。
かっこいい!!

ネタバレです
龍波と魚腸は昌明坊にいます。↓龍波

懐遠坊からは出てしまっていますね(^^;
狼衛ではないのかも。右刹のことは信用してない様子。
「延州の物の受け取り」が最重要任務、だと言っています。
午の六刻 午後12時半
龍波の家は祆教(ききょう=ゾロアスター教)祠(ほこら)の近くにあったとのこと。
ゾロアスター教!!
イスラム教徒じゃなくて、ゾロアスター教徒だったんですね。
右刹がパーシー僧と呼ばれていたのは、ゾロアスター教のお坊さんという意味だったんですね。
あの時調べたらよかった!(^_^;)
パーシー=パールシー=ペルシャだそうです。
龍波の家にもペルシャの金貨があったし、彼らはゾロアスター教と関係があるのかも?
ゾロアスター教は、拝火教で(手塚先生のブラックジャックのエピソードの中にありました)火を崇拝する教義です。
チェラホトが降臨する=唐を火の海にする、ということと関係あるのかもしれませんね。
チェラホト ゾロアスター教 でググって見たけどヒットしませんでした(^-^;
そこで見つかった「思恩客」の札は、平康坊の妓楼のなじみ客に与えられる札だそうです。
龍派に札を渡した妓女を探すために張小敬は平康坊に向かいます。
そのあとを、熊火幇が追います。
34人、殺された仇を討つつもりです。
工部の役人・封大倫がなんと、熊火幇の幇主でした!

張小敬は平康坊の妓楼に行きたいのに、熊火幇が追いかけてきて邪魔されます。
ただでさえややこしいんだから、もうこれ以上ややこしくしないでもらいたいです。ついてゆけません(^_^;)
しかし、町は上元節、灯篭祭で大盛り上がり!
提灯がいっぱいさがっていて見ごたえがあります。
夜になって点灯したらさぞかしきれいなんだろうなぁ・・・。


とりあえず、姚汝能の計らいもあり、熊火幇をやりすごし、妓楼に行きつきました。
姚汝能はなんとなくあやしいですね(^_^;)
張小敬のことを小説にするとか言って探りを入れています。
殺された影について、香をたよりに手がかりをつかむつもりの檀棋。
「降芸神香」という香は安伝坊にあるお店の、聞染(ぶんぜん)という若い女店主が作っているそうです。
こっそりと聞染の戸籍を調べようとした檀棋ですが、データマン徐賓にみつかってたしなめられました。
すごく繊細に戸籍を扱い、大事にしている徐賓がちょっとおもしろかったです(*^-^*)
李必は何執正が排除されてしまったことで、太子や側近に苦言されています。
何監は文人からの信頼が厚く、陛下を諫めるのは何監に託されていましたが、灯篭宴にも出られないのでは計画が台無しだと側近が怒っています。靖安司のせいだと。
太子は何監の引退の成り行きがあまりにも哀れで憂いています。良い先生だったんですね。
登場の仕方がただの酔いどれじいさんみたいだったのに、ここへきてどんどん存在感を増す何監・・。
考えがあると言う李必。

その聞染、王宗汜大将軍の娘・王韞秀(おううんしゅう)と一緒に捕り物に行きました。
軍の機密を流す熊火幇をとらえるつもりです。
修政坊の屋敷を熊火幇に貸していると言っています。
王韞秀につけられた護衛は3人あっさりと殺されてしまいました。
曹破延がいて女子二人は捕まってしまいます。熊火幇じゃなくて狼衛がいたのです!
・・・が、これ、聞染が右刹の言う「ある者」ですよね。王将軍の娘を連れてきたんですよね。
聞染は自分の父親を熊火幇に殺されていて、恩人が死刑囚になったから彼らを許さないのだと言っていますが、狼衛のなかまなのでしょうかね?
(左が聞染、右が王韞秀(おううんしゅう)

さて、平康坊では張小敬が妓女李香香から思恩客の持ち主を聞き出しています。

同じころ、龍波が魚腸に「瞳児がくれた思恩客を出せ」と言うのですが、魚腸は忘れてきたと言っています。
つまり、張小敬のターゲットが瞳児という妓女ですね。
張小敬は平康坊の地下都市に向かいます。
「葛(かつ)のだんな」に会うために。道案内は小乙(しょういつ)という小間使い。
李香香は言います。
平康坊に右相の屋敷があるのは、妓楼からいろいろな情報を得るためで、そこかしこに右相の間者がいるのだと。

3人は混とんとした地下都市に入ってゆくのでした。
「葛のだんな」がタイトルの「人脈を持つ男」なんですね。

午の七刻です。
李必は右相に会おうとして待たされています。
何執正が宴に出られるように頼み込むつもりかな??
でも、右相は作戦失敗の責を靖安司にかぶせるつもりのようです。
続く!
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