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感想「60 誤判対策室」

60.jpg

WOWOWのオリジナルドラマです。

ベテラン刑事・有馬英治(舘ひろし)は、国策で創設された機関「誤判対策室」で60歳の定年を迎えようとしていた。死刑囚の冤罪の可能性を調査する「誤判対策室」には有馬のほかに若手エリート弁護士・世良章一(古川雄輝)と検察庁から左遷された検事の春名美鈴(星野真里)が所属する。凄腕で知られた有馬だったが、かつて担当した事件で無実の者を冤罪に陥れた過去があった。

世良と春名をよそに、定年までを惰性で過ごす有馬にとって「誤判対策室」での日々はどうでもよかったが、ある時一つの事件の情報を入手する。なぜか有馬は取り憑かれたようにその事件を調べ、一人の確定死刑囚・古内博文(康すおん)にたどり着く。かつての事件への贖罪の気持ちと冤罪を疑い必死になる有馬はついに隠されていた真実をみつけるが、すでに古内の死刑執行は迫っていた。



まぁまぁ面白かったかな。
印象的なセリフがありました。

検察とか警察は自白させれば裁判は勝てると思ってる
冤罪を立証しようとしたらやってないと言わせてるだけじゃ再審請求も通らない
23日間の拘留は異常
(刑法87条の1で認められているらしい)
拘留取り消し請求が通ったことなんてない
認められるのは拘留の延長ばかり
検察や警察は有罪のためだったら証拠の隠ぺい偽造ねつ造なんだってやる
それが発覚してもほとんど罪に問われない
裁判所もそっち(警察検察)の味方であり
冤罪の証明なんかよほどのことがないとできない


日本では、国家が管理できる死刑囚の数が60人なんだそうです。
でも、いまはその倍以上の死刑囚がいるそうです。
小説のはなしだけど、誤判対策室は結局その未執行の死刑囚を減らすためにあるんだそう。

それと、世界は死刑廃止の方向に向かっているのに
日本はそうではありません
それに言及するシーンでは
「アメリカもまだ死刑を執行している」というセリフがあり
それに続けて
「日本はアメリカの先を行くことはできないのだ」
というのです。
なんだか納得。

このドラマ、舘ひろし演じる主人公刑事の心理描写の場面が少しくどく感じたのと
(あんまり本編と関係ないので)
何を言ってるのかよくわからないシーンがちょちちょいあったのと
けっしてものすごく面白いってわけでもなかったけど

個人的には主人公と一緒の誤判対策室の同僚のふたりが気にいってました。
とくに左遷された検事を星野真里さんが演じているんだけど、このキャラがよかった。
古川雄輝くんともども、若い二人の成長物語的な部分も見ごたえありました。



01:30 : [邦ドラマ]60 誤判対策室トラックバック(0)  コメント(0)

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