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映画感想「コインロッカーの女」

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アルバトロス 2016-04-02
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キム・ゴウン主演の「コインロッカーの女」を見ました。
「恋はチーズインザトラップ」が自分的にイマイチだったので(^^;
ちょっとスルーしていましたが(^^;
ネッ友さんのお褒めの言葉で、見なくては!と思い、見てみました。

面白かったデス!!

日本で同じ話をしたら「ありえない」と思ってしまうような
闇組織が跋扈する世の中で恐ろしすぎる展開なのですが
よその国の話なので、
ああ、この国ではそうなのかも…と、リアルに感じてしまいます。

韓国じゃないけど「闇の子ども達」という梁ソギル作品もありましたし。

個人的に「アジョシ」を思い出しました。

主人公のイリョンはコインロッカーに捨てられていた子どもなのです。
コインロッカーのナンバーが10。
だから「イリョン=10」という名前なのです。

中華街の闇ボスの「オンマ」に引き取られ、
いったんは役に立たないとのことで捨てられるけれども
自力で「家」に戻って、それでおそらく「格上げ」というか
オンマの心証をよくしたんだろうな。

あとから思えば、捨てられたときにほかに行けばよかったのに。。
こんな「家」に戻るから。。。
でも、イリョンにとってはここが「家」で
ここしか居場所も行場所もなかった。

オンマは借金取り立てのためには
臓器を奪い取る冷酷無比な金貸しで、
イリョンはその手足となって働く。
闇組織の使いッ走り、という感じ。

でもその取り立てのなかで、
キムボゴムくん演じるさわやかな男子に出遇い
魅かれていきます。

彼を好きになったから、逃がそうとしたけど
結局彼はサクッと殺されて
サクッと角膜や臓器を奪われてしまう。
迅速な処理に、手慣れたものが見えて恐ろしい。

イリョンもオンマを裏切ったので
チドという、元ファミリーの今は独立して闇業者になってる男に
売り渡してしまいます。

この、チド。
役者はコ・ギョンピョ。
パクボゴム君と同じ、「応答せよ1988」に出てた。
そのときは品行方正ですごく優しい男子の役でしたよ。
「嫉妬の化身」でも、品のいい御曹司役。
しかし、けっこうこの闇の役も似合ってました。
若いけどそれなりの凄みがあったかな。

元はファミリーだったのにこの扱いはひどい。
海外へ売られる寸前、チドの目をナイフで切り付け逃げ出して走るイリョン。

「哀しき獣」のハ・ジョンウみたいに、大勢を相手に逃げるんだけど
そこまでの迫力も早さもないんだけど
なんとか海に飛び込んで逃げおおせ…


しかし、

イリョンがボゴム君を逃がそうとしたときに、弟分をぶん殴ってケガをさせたけど
その弟分がまた怖くて、
自分を殺そうとしたイリョンを許さない、殺す
というんです。

その争いの最中にファミリーの兄貴分的な存在のウ・ゴンが
イリョンを助けるために、弟分ホンジュと共倒れに。

その後殺し屋からも無事に逃げおおせ、
イリョンはこの街から逃げるのかと思いきや
オンマのところへ戻ります。

オンマはイリョンが自分を殺そうとしているのを承知で待ちかまえ
予定通り殺されてしまう。
このひと、じぶんもそうやって、「親」を殺して今の地位についたようでした。
だから因果は巡るということなんでしょうね。

イリョンを狙っていたチドは、オンマに殺されております。
チドがオンマを追い詰めたと思ったけど
実はオンマのほうが何枚も上手でした。

イリョンを、オンマは守ろうとしていたんだね。
それを知らないイリョンがなんだか切ない。

オンマはイリョンの身分証明書を作ってた。
自分の養女として。
その書類をコインロッカーの10番に入れていました。

身分証明書を手に入れたイリョンは
堅気になるのかと思いきや
ファミリーを引き継いだようです。
イリョンにとっては「ココが家」「ココが居場所」
それはきっと終生変わらないのかも。。。

ただ、女性を売るのではなく、
身分証明書を作ってあげたりしてたので、
助ける側に回ったのかなと。

そうあってほしいです。
実入りは少なくなるけれども・・。


この物語で怖いのは、警察がオンマやチドのファミリーを
見逃して、自分もマージンをもらって
積極的に、人身売買、臓器売買に加担していると言うこと。

警察が味方に付けば、この商売怖いものなしです。
臓器を売ったあとの遺体はぐちゃぐちゃにして
トイレに流すと言ってたか?
ともかく、それでは遺体も発見されまいという周到な処分の方法をとっています。
いちいち、
それほんとなの?って(^^;

韓国社会ってほんとうに、
もしも、この通りだとしたら、怖くて歩けません(^-^;
日本もいつか、こうなるかもしれません。
安全神話も崩れつつありますしねぇ。


オンマ役のキム・ヘスは迫力がありました。
いつもなら、男がこれを、
キム・ユンソクあたりがやりそうな役を
堂々と演じていて見応えがありました。
オンマは勢力が弱まってきた落ち目のボス的な雰囲気を醸しつつ
実は最強のボスだったと。
その最強のボスがイリョンにあっさり負けてしまうのはちょっと
今思うと解せない気がしますが
娘に「譲った」のかなぁ…
ファミリーを、というよりも、自分の人生を。
母と娘って言うのがよかったのかな。
これが男(父)だと、こんな風に情緒的にならなかったでしょう。

ひとつわからないのは
オンマはイリョンを逃がそうとしているのに、
なぜチドに売ったのかな。

イリョンがボゴムくんに魅かれて
おしゃれにも興味を持ったり
スカートはいたり
「ふつう」の幸せの存在に気付いたみたいだったのが
とても切なかったです。

ファミリーで兄貴分的な、ウ・ゴンの存在が私は好きだった。
ウゴンの立場をイリョンが奪いそうだったので
ウゴンはイリョンを憎んでるのかなと思ったら
実は心配していたんだね。
イリョンに自分と同じ仕事をさせたくないと
思っていたんだと思う。
ゴンはイリョンが好きだったんだろうな。
だから命がけで守ったんですよね。
切なかったわ。
役者はオム・テグというひとで
私は「感激時代」の印象が強いですね。

これまたファミリーでイリョンの姉ソン役の彼女は
このひともまた「応答せよ1988」にカメオ出演してたんだって。
どの役で出ていたんだろう?
調べたら、弟の彼女(茶髪の女子高生)役だったらしい。

見るのをスルーしていてもったいなかったですが、
「応答せよ1988」を見た後で見られたので
結果的にこのほうがよかったです。

これ見てから1988見たら、
ソヌのエピソードになにひとつ、感動しなかったかも(笑)







07:47 : [感想]映画感想トラックバック(0)  コメント(0)

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