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映画感想「トンネル 闇に鎖された男」

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ハ・ジョンウ主演の「闇に鎖された男」見ました。
鎖される→とざされる と読むそうです。(ひとつ利口に(笑))

タイトルから想像できるように、トンネルの崩落で閉じ込められた男の物語。
たいていこういうパニック映画って、核心となる事故、事件が起きるまで、結構その人間模様に尺をとるものが多いと思うんですけど、この作品は潔いまでに、あっという間にトンネルが崩れてしまいます。
それなら、そこから約2時間、どうやって物語を引っ張るのか?と、思っていましたが。
冗長にならず、緊迫の2時間でした!
話が想定できるような気がするんだけど、いやいや、結構予想外のほうに話が進んだりして。
もしも自分の身に(どの立場であれ)こういうことが起きたら??
地震大国日本では、トンネルの崩落に限らず、こういう悲劇はなきにしもあらずですから。
他人事ではないのです。
考えさせられる内容になっていました。



以下、ネタバレです。



崩落したトンネルの中で身動きができない主人公のイ・ジョンス。
しかし子犬が顔を見せたことで、その近くに同じように閉じ込められた人物がいると分かった。
ミナという女の子。わんこは彼女の飼い犬です。
大きな岩がおなかの上に乗っていて身動きが一つも取れないでいました。
この役者はナム・ジヒョンと、今知りました。

弱っている彼女に、乞われるままに残り少ない水を与え、大切なバッテリーの携帯電話を使わせ、極限の中でこれだけしてあげられるのは、ジョンスはかなりの親切な男だと思いました。先が見えない救助活動の中で、水もケータイも生命線だもんね。
でも、惜しみながらあげてたのが印象的です。
犬にはやりたくないんだけど、彼女の手前やらないわけに行かない。
どこかコミカルな部分があるのも韓国映画らしいと思います。
その犬が、ケーキを一人で食べつくしちゃうんだなぁ(^^;
動物だもん。欲望の赴くままに!
ジョンスはあとでミナと一緒に食べようと思っていただけに、大ショックで取り乱す。
ジョンスの気持ちはわかるけど、ちょっとおかしかった(^^;

でもこのミナは、実は大きなコンクリートの塊が腹を圧迫してるだけじゃなく、中の鉄骨が腹に刺さってたのね。
それで死んでしまうんです。
ジョンスは水を欲しがられて、でも、残り少ない水なので躊躇してたのね~。
後悔するジョンスが悲しかった。
誰でもきっとそうだよ、いやむしろ、あなたミナに親切にしてあげたよ。と慰めたい気持ちでした。

こんなに人がいいジュンスシなのに、トンネルの外では大変なことが起きてました。
まず、このトンネルは手抜き工事によって崩落したらしい。
手抜きだから、設計図というか工事の計画書といか見取り図というか、と、現実の施工が違うんだ。
見取り図の通りに、ジュンスの言葉通りに、見当を付けて上から掘り進んできたけど(レスキュー隊はオ・ダルス。頑張りました)、そこにはジョンスはいないと分かって落胆する掘削作業のレスキュー隊のひとたち。

そのころ、そのトンネルの横にあるもうひとつのトンネルの工事が、救助のために中断していたけれども、そろそろ再開しないと経済損失がすごいと!
ただ一人の救助のために、トンネル工事が止まっていて、そのためにたくさんのお金が無駄になってるというんです。
世論も、ジョンスを見捨ててトンネル工事を再開するべきという意見に傾いてしまいます。

一人の命よりも、経済損失を重視するって。

そして間が悪いことに、ジョンスのケータイもバッテリーが切れたので、生死が不明になってしまうんです。
ジョンスは生きているのに、それを外に伝えるすべがない。

生きているかどうかわからない、恐らくもう死んでいると思われるただひとりの命のために、第2トンネルの工事をこれ以上は遅らせられないと。

余談ですが、メキシコ地震がこの9月19日に起きまして。
一週間がたった今、死者が333人という発表でとても痛ましいのですが
そのなかでこんなニュースがありました。



「少女生存」情報は誤り、そもそも実在せず メキシコ
2017/9/22 13:54

メキシコで19日に起きたマグニチュード(M)7・1の地震で、倒壊した校舎で生存しているとして大規模な救出作業が続けられていた少女が、実際には存在しないことが分かり、メキシコ社会に驚きが広がっている。救出にあたっていた同国海軍の幹部は21日夜、「誤った報告が原因だった」と認め、謝罪した。

 生存しているとされた女児の名は「フリーダ・ソフィア」。メキシコ市南部の学校で多数の生徒が生き埋めになった悲劇の現場から出た生存情報だったため、希望のシンボルとしてメキシコ国内だけでなく世界中から注目を集めていた。

 「倒壊した校舎内に少女がいる」との情報が流れたのは地震発生翌日の20日。救助隊は具体的な救出作戦を発表し、ほかの関係者も報道陣に「子どもは生きている」などと説明。「少女の指が動くのを見た」「ホースで水をあげた」「ほかにも生存者がいる」といった情報が次々と流れた。

 一刻も早く救出しようとクレーンや最新のセンサーが導入されたが、同じ名の生徒が学校にいないことが判明。無事だった生徒、入院している生徒、遺体で発見された生徒ら全員の安否が確認され、少女はそもそも存在しないとわかった。

 ログイン前の続き落胆と批判の高まりを受け、海軍幹部は「少女の話は事実ではない」と発表して謝罪したが、虚偽の情報が広まった経緯について具体的な説明はなかった。

 スペイン通信によると、メキシコ市を中心に1万人以上が死亡した1985年の大地震でも、「モンチート」という名の9歳の少年ががれきの下にいるとして、大規模な救助活動が行われた。だが少年は3週間経っても見つからなかった。当時の専門家はこのてんまつを「集団的興奮」と呼んだという。

 AP通信は今回の少女のニュース拡散について、アナリストの言葉でこう伝えた。「悪意があったとは思えない。誰だって、まだ子どもたちが生きていると信じたいということだ」

 この学校の倒壊現場ではこれまでに生徒11人が救助され、生徒19人と教師ら6人が遺体で見つかった。誰かががれきの下に残されている可能性も否定できないため、当面は捜索活動を続けるという。(メキシコ市=田村剛)

朝日新聞デジタル




これは、この映画の対極にあるような話だなぁと。
映画のほうも、フィクションだからジョンスを見捨てる方向に話が進んだけど、もしも実際にこんなことがあればきっと人々は「命」を尊重して助けようとするはずなのでは。と思います。


救助活動の途中で、レスキュー隊員が一人死んでしまいます。
それがジョンスのせいだとして遺族がジョンスの妻(ペ・ドゥナ)につらく当たります。
あんたのせいだと。
でも、違うよねぇ。
責任は手抜き工事をした会社だろうし、認可した政府なんじゃないの。
ジョンスだって被害者なのに。。。
だけど、妻は心が折れてしまい、ジョンスを見殺しにする決断にOKするんです。
ケータイはもう使えないので、ラジオでジョンスに呼びかける妻。
それを聞いて焦ったジョンスは、何とか自力で脱出しようとするんだけど、無理・・・。
隣のトンネル工事のハッパのせいで、ますます崩れるトンネル。
生き埋めになりそうなときに、わんこが吠えまくり、間一髪で危険回避。
わんこお手柄!

物語は結局ジョンスが助けられるんだけど(オダルスが頑張った)
助かれば助かったで、世論は「よかったねー!!ばんざい!」みたいになって。
なんと身勝手なんだろうと思いましたけど。

めでたしめでたし、、、となったとしても、その後PTSDとかになりそう。
あるいは人間不信になって人嫌いになったり。

自分だったらどうだったか?
自分がジョンスなら
自分がジョンスの妻なら
自分が何も関係ない一般人だったら
自分がレスキュー隊だったら

いろいろと、考えさせられる部分もあり、見応えがありました。
さすが韓国映画、パニック映画も面白い!!
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