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映画感想「お嬢さん」

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「JSA」「オールドボーイ」「復讐者に憐れみを」「親切なクムジャさん」などの、パク・ヌチャク監督による「お嬢さん(原題:アガシ)」を見ました。

これ、原作はサラ・ウォーターズの「荊の城」なんだそうです。
かつて私がまだ本を読んでいたころ(遠い目…)原作を読みました。
ほとんど忘れていたけど、自分の感想文や、他サイトであらすじなどを見て、思い出してきました。
ドラマ版もありまして、それも見てます。


1939年日本占領下の朝鮮。
大きな屋敷で育てられた秀子、いずれは遺産目当ての叔父と結婚することになっている。
それを知った詐欺師の伯爵(ハ・ジョンウ)は、自分がお嬢さんと結婚し、財産を奪おうとしています。
そのために伯爵がお屋敷に送り込んだ下女のスッキ(珠子)もまた、泥棒に育てられたスリだったのです。
しかし、秀子とスッキの間に友情が芽生え始めます。
スッキはお嬢さんをだますことに耐えられなくなり…。


おおむね、この第一部は原作と同じかな?
原作が良いか、韓国版の映画が良いかと比較すると、どちらにもそれぞれの魅力があると言えましょう。

しかし、こちら韓国版、パク・ヌチャク版のほうが、より刺激的でカタルシスが得られる作品になっていると思いました。
ベースはたしかに「荊の城」なのですが、ベースって言うだけで、別の作品になっていると感じました。
英国版はもうすこし(かなり)ソフトですし、上品です。
没落貴族を題材にした物語は多いと思うけど、重厚で鹿爪らしい雰囲気のあるストーリーで、土台は同じといえ、上品だと思います。

なにより…これ、成人指定映画ですね(^^;
冒頭に「一部不適切と思われる言葉がが含まれるが作品のオリジナル性を尊重してそのまま収録うんぬん」
という注意書きがあります。
のちにわかるんですが、なるほど!!こりゃいかんわ。。というインパクトの大きな言葉がちょいちょい出てきます。
地上波での放送はないと思うけど、おそらくWOWOW当たりで放送があるなら、ピーだの、ぼかしだの入ってると思います(^^;
それぐらい過激でした。

それにしても、同じ話がこうも面白く生まれ変わるとは…。
韓国映画おそるべし、です。
ともかく、面白いって言うのは「おかしみ」があったということ。

エロいシーンにも「そんなことしちゃうの?」「言っちゃうの?」という突き抜け感がありましたし、

なによりも終盤のチョ・ジヌン氏の…
ここは声を上げて笑いました(見た人にしかわからない)。
「根の深い木」の、ムヒュル…のチョ・ジヌン氏。
いつかも思ったけど激ヤセしたよねぇ。
そのジヌさんが、そこまで言う??みたいな。

全体的に、面白かったけど、私的には最後にぜんぶ、ジヌさんがさらってしまったかな?みたいな。
だいたい、このお屋敷でこのおっさんが秀子にさせていることがねぇ…。
これも原作にありましたけど…日本語になってるんでね(^^;

も、見てる最中に家族が来ないか、びくびくしながら見てましたよ(^^;


終り方は、原作に比べてこの映画のほうがいいかな~と思いました。
珠子役のキム・テリちゃんはこの映画がデビューみたいですが…。
よくやったなぁ(^^;
別の監督だけど、女優さんにヌードシーンを強要して暴力を振るい、告訴された監督がいましたが(^^;

エロにしろ、グロにしろ、韓国映画は半端がない!
だから面白いんですね。

ちなみにこの舞台になったお屋敷は、うちの市内にある建物だそうです。
余力があれば別記事でアップしたいと思っています。
(言うだけ大魔王になる可能性大…期待しないで待っててね!)



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