2017'06.01
王の運命 -歴史を変えた八日間- [DVD]
![王の運命 -歴史を変えた八日間- [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51A7gng0BcL._SL160_.jpg)
「六龍が飛ぶ」のユ・アインくんつながりで、お友達に紹介してもらって観ました。
ドラマ「秘密の扉」と同じ、思悼世子の米櫃餓死殺害事件を描いています。
どうやって、そこに至ったのか。
その直接のきっかけとなる事件から、物語が始まってるんだけど
王子が乱心して王様を殺しに行くとか、そういうことみたいです。
太鼓の音とか不気味な歌と念仏の声、とても禍々しいイントロで心をつかまれました。
それに立腹した王が、息子を廃位するとか、殺すとか言うんだけど
謀反人に仕立てるわけにはいかなかった。
反逆者の息子を次代の王にできないから。
処刑したり毒杯で死なせるということはだから出来なくて、米櫃に閉じ込めて餓死させるということになったらしい。
家臣たちも世子のことなんか誰も考えてなくてみんな保身に汲々としている。
世子、哀れです。
妻すらも、自分の息子のために、世子を見捨てるんだもんね。
物語は米櫃に入れられてからの8日間を、過去の回想とともに進んでいきます。
世子が誕生したときはあんなに喜んで、その賢さに期待していた英祖。
英祖は出自の卑しさから苦労したために、補うためにすごく努力したみたいで、世子にもそれを求めたのに、世子は奔放な性格で勉学よりも芸術を好んだりするなど、英祖の期待に沿えなかった。
そこへ宮中の官僚たちの派閥争いもあって、父子の仲が修復できないほどひび割れてしまう。
「秘密の扉」でもそう言う場面があったけど、英祖はことあるごとに「譲位する」って言ったようで、そのたびに世子は幼いときから「お考え直しくださいませ~王様~~~」って筵の上で嘆願しなきゃならない。
さっさと譲位したらいいのにと思ったけど、英祖は脅しのつもりだったようで、本当に「それならそうします」などと言ったあかつきにはきっと謀反だのなんだのって騒ぎになるんだろうね。
英祖は自分の期待にそえない息子にどんどん冷淡になっていった。
王として
親として
そこまでするか?と言う気になってしまう。
もう一人息子がいたらよかったが
と本人の前で言うとか
世子に息子が生まれてもちっとも喜ばないとか
これじゃ世子もひねくれても不思議じゃないよ!!
と言うことのオンパレードで、世子が可哀想で胸が痛みました。
こういうのはヤッパリ親が悪い。
息子を憎む前に、愛さないと。
親に愛されない可哀想な世子。
哀れで哀れで、、。
「トンイ」を見ていると、トンイの息子である英祖のことを、あの聡明で愛情深いなトンイに育てられて、どうしてこんな王になってしまったのか?
と、思ってしまう部分もあります。幼いときは本当に可愛くて賢かったのにねぇ・・・。って、ドラマが違えば人格も違うって(笑)
ソン・ガンホが「秘密の扉」のハン・ソッキュとはまた違う英祖を演じています。
嫌なことを聞いた後は耳を洗うとか・・・
厄を払ってから部屋に入るとか
吉事と凶事で使う門が違うとか
すごく迷信深い。
細かいところまで自分で決めていて、きっちり守っている。
王になるような人は、細かいことまで決めごとを守り抜く「パワー」があるのだろうか?
こっけいだけども、どこか哀れに見えたりもする。
その一方で英祖と言う人は確かにトンイの息子らしく(いや、だからドラマなんですけども)名君としても知られています。
先述しましたが、この王様は母親が(トンイ)最下級の下女だったために、劇中でも言われているけれども、王として認められず大変苦労したらしい。
その辺がこういう事件を起こすモチベーションに結びつくんだろうけど、やっぱりこれ、とても残酷な事件ですよね。
今なら考えられない。
一国の王が息子を虐待死させるとか、国際的な大ニュースですよね?
しかも、8日間も・・・。
普通ならめげるよねぇ。
もう許してやろうって言う気になるんじゃないか。
それとも、いっそ楽に死なせてやるとか。
じわじわ死んでいった世子はほんとうに哀れです。
こちらも8日間のうちに「もうそろそろ許してくれよ」と思ってたんじゃないだろうか?
まさか本当に餓死させるなんて。私なら思わないというか、楽観してしまう気がする。
親なんだから、助けてくれる、と。
ほんとうに、びっくりするような出来事です。
苦しかっただろうなぁ。世子・・。
その苦悶の演技、ユ・アインくんが熱演していました。
世子の子ども孫世子の子役ちゃん、後の正祖を演じたソ・ジソプにとても良く似ていて。
見終えた後には余韻がたっぷり。
良い映画でした。2回繰り返して観たわ。
やっぱり「イ・サン」、見なくっちゃ!
と、思うんだけどねぇ。
なかなか。。(^-^;
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「六龍が飛ぶ」のユ・アインくんつながりで、お友達に紹介してもらって観ました。
ドラマ「秘密の扉」と同じ、思悼世子の米櫃餓死殺害事件を描いています。
どうやって、そこに至ったのか。
その直接のきっかけとなる事件から、物語が始まってるんだけど
王子が乱心して王様を殺しに行くとか、そういうことみたいです。
太鼓の音とか不気味な歌と念仏の声、とても禍々しいイントロで心をつかまれました。
それに立腹した王が、息子を廃位するとか、殺すとか言うんだけど
謀反人に仕立てるわけにはいかなかった。
反逆者の息子を次代の王にできないから。
処刑したり毒杯で死なせるということはだから出来なくて、米櫃に閉じ込めて餓死させるということになったらしい。
家臣たちも世子のことなんか誰も考えてなくてみんな保身に汲々としている。
世子、哀れです。
妻すらも、自分の息子のために、世子を見捨てるんだもんね。
物語は米櫃に入れられてからの8日間を、過去の回想とともに進んでいきます。
世子が誕生したときはあんなに喜んで、その賢さに期待していた英祖。
英祖は出自の卑しさから苦労したために、補うためにすごく努力したみたいで、世子にもそれを求めたのに、世子は奔放な性格で勉学よりも芸術を好んだりするなど、英祖の期待に沿えなかった。
そこへ宮中の官僚たちの派閥争いもあって、父子の仲が修復できないほどひび割れてしまう。
「秘密の扉」でもそう言う場面があったけど、英祖はことあるごとに「譲位する」って言ったようで、そのたびに世子は幼いときから「お考え直しくださいませ~王様~~~」って筵の上で嘆願しなきゃならない。
さっさと譲位したらいいのにと思ったけど、英祖は脅しのつもりだったようで、本当に「それならそうします」などと言ったあかつきにはきっと謀反だのなんだのって騒ぎになるんだろうね。
英祖は自分の期待にそえない息子にどんどん冷淡になっていった。
王として
親として
そこまでするか?と言う気になってしまう。
もう一人息子がいたらよかったが
と本人の前で言うとか
世子に息子が生まれてもちっとも喜ばないとか
これじゃ世子もひねくれても不思議じゃないよ!!
と言うことのオンパレードで、世子が可哀想で胸が痛みました。
こういうのはヤッパリ親が悪い。
息子を憎む前に、愛さないと。
親に愛されない可哀想な世子。
哀れで哀れで、、。
「トンイ」を見ていると、トンイの息子である英祖のことを、あの聡明で愛情深いなトンイに育てられて、どうしてこんな王になってしまったのか?
と、思ってしまう部分もあります。幼いときは本当に可愛くて賢かったのにねぇ・・・。って、ドラマが違えば人格も違うって(笑)
ソン・ガンホが「秘密の扉」のハン・ソッキュとはまた違う英祖を演じています。
嫌なことを聞いた後は耳を洗うとか・・・
厄を払ってから部屋に入るとか
吉事と凶事で使う門が違うとか
すごく迷信深い。
細かいところまで自分で決めていて、きっちり守っている。
王になるような人は、細かいことまで決めごとを守り抜く「パワー」があるのだろうか?
こっけいだけども、どこか哀れに見えたりもする。
その一方で英祖と言う人は確かにトンイの息子らしく(いや、だからドラマなんですけども)名君としても知られています。
先述しましたが、この王様は母親が(トンイ)最下級の下女だったために、劇中でも言われているけれども、王として認められず大変苦労したらしい。
その辺がこういう事件を起こすモチベーションに結びつくんだろうけど、やっぱりこれ、とても残酷な事件ですよね。
今なら考えられない。
一国の王が息子を虐待死させるとか、国際的な大ニュースですよね?
しかも、8日間も・・・。
普通ならめげるよねぇ。
もう許してやろうって言う気になるんじゃないか。
それとも、いっそ楽に死なせてやるとか。
じわじわ死んでいった世子はほんとうに哀れです。
こちらも8日間のうちに「もうそろそろ許してくれよ」と思ってたんじゃないだろうか?
まさか本当に餓死させるなんて。私なら思わないというか、楽観してしまう気がする。
親なんだから、助けてくれる、と。
ほんとうに、びっくりするような出来事です。
苦しかっただろうなぁ。世子・・。
その苦悶の演技、ユ・アインくんが熱演していました。
世子の子ども孫世子の子役ちゃん、後の正祖を演じたソ・ジソプにとても良く似ていて。
見終えた後には余韻がたっぷり。
良い映画でした。2回繰り返して観たわ。
やっぱり「イ・サン」、見なくっちゃ!
と、思うんだけどねぇ。
なかなか。。(^-^;
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