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映画感想「かくれんぼ」

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この映画、怖かったです!!!
好みの映画でした。
★★★★☆


最初からものすごく禍々しい雰囲気です。
古い、取り残された団地で暮らす一人の女性。
エレベーターに、全身黒ずくめ、フルフェイスヘルメットの男と乗り合わせます。。。

って、ここで、見てて「降りろよ!」と突っ込んでしまいます(^-^;
黒ずくめで顔も見えない不審人物と同じエレベーターに乗り合わせるなんてあり得ない!
怖すぎます。

この映画、(に限りませんが)時々こんな風に無防備な行動が見られて、それはないんじゃない?って感じでした。
明らかに怪しい人物に背中を向けるとかね(^-^;

結局この無防備な女性は、その後もドアを開けたまま廊下に出るなど、無防備な行動の末、どうやら被害にあったようなのです。ここまでがプロローグ。
本編はここから。


主人公はソン・ヒョンジュ。チェイサーの主役の人です。
ペク・ソンス。カフェの経営者ですが、すごく潔癖症。どこか病的に陰気です。
すごく高級マンションに住んでいますが、どうやら問題児の兄がいる模様。
その兄が、冒頭の古い団地に住んでいるらしく、しかし、その兄が失踪したという知らせを受けて団地へ行くのです。
兄はいませんでしたが、女性が住んでる痕跡が・・(歯ブラシや下着など)。

同じ団地に住むチュヒ母子と知り合い、家に招かれてあがります。
しかし、最初は親切にしてくれたチュヒは、ソンスの兄が同じアパートの317号室に住んでいると聞くと、態度を豹変させ、邪険になり部屋から追い出しました。変態で、その男が娘を覗き見するから怖くて眠れないなどと言うのです。
この母子に自分の兄が被害を及ぼしているんだろうか?


物語が進むにつれて、兄がどういう人物か分かってくるのですが、同じく、ソンスの過去も明らかになってきます。
兄との確執、潔癖症の理由。。。

一家が脅かされますが、それは兄の仕業なのか?兄の仕返しなのか?
誰とも知れない黒ずくめの男が非常に不気味です。
同じアパートのドア付近にある謎のマークは・・・。
子ども達にも被害が及び、ハラハラして見ていられません。

子どもの使いかたがとっても上手です。
終盤はもう、無言で映画に見入ってしまいました。
たとえば「黒い家」とか「シャイニング」とか「エスター」が好きなら面白く感じると思います。


以下ネタバレ










犯人は、チュヒなのでした。
黒ずくめの男はチュヒだったんです。
この親子は人の家を乗っ取りながら生きているのでした。
兄はその犠牲者となり、殺されて、その家を乗っ取られたのです。
しかし、狭くて汚い部屋に嫌気がさしたのか、別の広いタイプの部屋に移り住んでいたのです。
その過程で、冒頭の一人暮らしの女性も殺されてしまったのでした。

ともかく、この女性の「狂気」が恐ろしいんです。
ソンスの部屋を乗っ取るつもりで、引っ越す算段をする、そのためにこの一家を排除しようとするなど、暗くて深い闇を抱えた心理が恐ろしい。ドアのマークも、その部屋に住む住人の構成を記したもので、誰かが知らないうちに自分の家のことを探っていて、印をつけてるなんて怖くてたまりませんよねぇ(^-^;

この女と戦う、主人公。
兄に対する罪悪感から病的な潔癖症で、そこに何かあるような気がしていましたが、上手いミスリードでした(^-^;

子ども達を守ろうとする、ソンス夫婦。
チュヒとの対決シーンが迫力満点!

子ども達もいい仕事します(^-^;

本当に面白かったです(好みなのです)。


主人公の兄との確執
ソンスは養子としてもらわれた子供でした。
一家には本当の子供である「兄」がいました。
皮膚病の痕跡で肌が汚く、子ども心にソンスは兄が嫌いでした。
でも、当然親には可愛がられている兄。
その兄を妬み、ソンスは兄を女子暴行の無実の罪を擦り付けて陥れます。
兄の「どうしてあんな嘘を言ったんだ」と言う訴えが今もソンスを苛みます。
その一件から兄の人生は大きく狂ってしまいました。
婦女暴行などで服役してたと言うのですが、おそらく、それらも濡れ衣ではないかと思いました。
一度貼られてしまったレッテルは、きっと兄に付きまとったのでしょう。
父親が死んだとき、莫大な遺産は、実子の兄ではなく、ソンスに相続されます。
兄はその後不遇の人生を生き、母親の死とともにソンスと音信不通になっていたのでした。




しかし、ジャケットはネタバレですよね?
ソンスの顔だけにしてほしかったなぁ。
と言っても、だからと言って私は犯人をすぐに分かりました!ってことなかったんですけど(^-^;

こういう映画、また見たいです。
「黒い家」よりも断然怖かったですね。ブラボー!!

17:44 : [感想]映画感想トラックバック(0)  コメント(2)

short

reoさんこんばんは!
かくれんぼ
気に入っていただけてうれしいです!
じつはこれ、韓ドラ嫌いのすえっこ(いちご)にも見せて、すごく怖くて面白いとほめてもらったのでした(笑)
そのいちごが、エスターが大好きで。。
あ~~~
一緒に送れば良かったなぁ。
今度貸してあげますよ。
黒い家は私も原作が大好きなんです。
ドキドキハラハラしながら読んだと言えば、
黒い家以上の作品はなかったような??
それほど面白い作品でした。
だから映画はやっぱりインパクトに欠けますよね。
邦画のほうは見ていません。
たしかに私もこの映画を見ながら黒い家を髣髴としたと思います。
reoさんはこの女優さんをご存知でしたか。
私はお初だったような。
男と思ってたのに、女とは。反則!!
みたいな驚きは確かにありましたね(^-^;
キムヒョンジュ氏のよどんだ目、、なんか光の乏しい死んだような目も怖かったデス。

2016/03/02(水) 00:29:03 | URL

reo1975

ショートさん、こんばんわ!
「かくれんぼ」見ました!
とっても怖かったです!
私は犯人はソンス兄だと信じ込んでいたので真犯人が分かった時は驚きよりも何で?と不思議でした。

でも一番怖かったのはショートさんも感想に書かれてるとおりチュヒの狂気ですよね?
ソンスの家を手に入れる為に躊躇なくソンスや妻、子供たちを殺そうとするシーンが怖くて仕方なかったです。
作品の内容は全然違うけど、この映画を見て思い出したのが黒い家の主人公でした。
私は原作しか知らないのですが、あの主人公と似てるなーと思いました。

とっても怖かったのですが、こういうの大好きです!!
ありがとうございました!

エスターも、こんなに怖いのですか?
実はエスターもジャケットを見て気になっていた作品なのです!
今度、借りてみますねー

しかし、あの犯人役の女優さんって大人しいお嫁さんのイメージしかなかったのに。。
さすが女優ですな!!!

2016/02/29(月) 23:31:22 | URL

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