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映画感想「嘆きのピエタ」

B00G8U03DK嘆きのピエタ [DVD]
キングレコード 2014-01-08

by G-Tools



有名な監督、キム・ギドク、でも私はお初。
韓国映画らしい救いのない、暗い何とも言えない後味の映画でした。
好きな作品。

「ある会社員」の感想でも書いたけど、「ある会社員」と重なる内容だったけど、こちらのほうが断然印象深いし、胸に迫ってきた。

血も涙もない借金の取り立て業者・・・それがある人との出会いで次第に変わっていくという物語で(「ある会社員」は殺人請負業者であり、職業としては違うんだけど、どちらも人でなしな仕事という点で、私は似てるなと思ったのです)
過酷な借金取りの様子なんか見ていると、日本ではここまでのことはないように思うけど、韓国の闇金事情を知っている人が見たらまたいっそう感じることがあるのではないかと思います。

思えば一番最初にハマった韓国映画が「オールドボーイ」。
いちばん好きな韓国映画は「JSA」だけど、インパクトとしては「オールドボーイ」をしのぐ映画は、なかったです。
「嘆きのピエタ」も、「オールドボーイ」を見る前に見たら「おおおおお」と思ったかもしれないけど、やっぱりちょっと私の中では「そこそこ」っていう感じになってしまったかな。

ということで私の評価は⇒★★★★です。


内容は↓ネタバレです。





主人公イ・ガンドは借金を返せない相手に怪我をさせてその保険金を返済に充てさせるという、けだもののような男です。
映画は、一人の男が彼の取り立てから逃れるように自殺するシーンで始まります。
彼は車いす生活。思えば障害者となっていったんは保険金で借金を返済したけれど、そのあとも生活が苦しく立ち直れず自殺・・あるいは、車いす生活に絶望しての自殺か。。。
こうして借金に苦しむ人たちが何組も描かれてるけど、彼らは闇金から借金するしかないのだろうか・・とか、そのへんの事情が分からない。ほんとうに怪我をした保険金で返済するような人たちがたくさんいるんでしょうか。社会問題になってるのかな。。

そんなイガンドのもとにある日母親と名乗る人物が登場。
ガンドは生まれてこの方30年、肉親の愛情を知らず生きてきたらしい。
だからこんな冷酷男に育ったようです。

最初は母親だというその女の言葉を信じず、邪険に扱うガンドですが、執拗な女の行動にやがて、彼女を母親と受け入れるようになります。


いったん愛情を知ったガンドは、その愛情にすがるようになる。
そして、今までの自分の生き方を生まれて初めて後悔することになるのです。

何かの小説で「ほんとうに悪行を悔い改めさせるには、その人を善人にすることだ」という主旨のことを読んだことがあるけど、ガンドはまさにこれじゃないでしょうか。
愛を知って己の悪行を悔い改める・・・本人にはそこまで明確な後悔はなかったかもしれないけど、彼が苦しむ様子が伝わり、哀れになってきます。


本当に結末のネタバレ






女は冒頭自殺した車いすの男の母親で、ガンドに復讐するために近づいたというのが真相。
でも、一緒に暮らすうちに情が移ってくるんですね。
ガンドが愛情を知らずに育った可哀想な男だとわかり、ただ憎むだけの存在ではなくなってしまう。


はたしてガンドは、行方不明となった母親を必死で探します。
きっと自分に復讐したいとと思う誰かが母親を奪ったのだと、かつて取り立ててきた家族を回っていきます。
そこで、自分がしたことの結果をまざまざと見せつけられるガンド。

しかし、それはすべて母親の芝居であり、復讐だったのです。
母親の復讐とは、「ガンドのせいで自分が殺されてしまう・・ガンドは【母親】という大切な存在を殺されるという、息子を殺された自分と同じ目に合う」というシナリオ。
だから復讐の結末は、母親にとっては「自分が死ぬこと」なのです。

ガンドは殺されようという芝居をする母親の前で
「悪いのは自分だ。殺すなら自分を殺してくれ。自分が死ぬから母親を助けてくれ」と
それはそれは涙ながらに全身全霊で懇願します。

その様子に胸を打たれつつも、母親は当初の予定通り、死んでいきます。


嘆くガンド。
生前母親は「自分が死んだらここに埋めて」と、ガンドに伝えていた。
死んだのはまさしくその場所だったので、ガンドは母をそこへ埋めようとします。
すると、そこには先に死体が埋まっていた。
その死体が着ていたのは、母がガンドの目前で編んでいたセーターでした。

それを見てすべてを悟ったガンドは、自らも死を選ぶのです。
その死に方が・・・壮絶です。

誰も幸せにならないこの映画、なぜか心に残ります。

ウィキペディアによると、ピエタとは

ピエタ(イタリア語:Pietà、哀れみ・慈悲などの意)とは聖母子像のうち、死んで十字架から降ろされたキリストを抱く母マリア(聖母マリア)の彫刻や絵の事を指す

とあります。
死んでしまった母親の気持ち、理解できるかどうか。。。
自分にそこまでできるかどうか。
考えさせられてしまいました。

私はただ、母親よりもガンドが哀れで仕方がなかったです。
14:06 : [その他]その他トラックバック(0)  コメント(4)

reo1975

ショートさん、こんばんわ!
この映画チェックしていたので★4つは期待大ですね!こっちでは、まだ新作なので旧作になったら見る予定です。他にも新作ですが「取り戻せない」という映画が気になります。まだレンタルされてないけどイ・ジョンジェ氏主演の新しき世界も見たいです!

イルジメの感想を読みましたが、そんなに良かったんですか?DVD持ってますが、まだ見てません。そういえば先に見た両親や友達が絶賛してたなーと思い出しました。私もいつか見てみます!いつか。。。

2014/05/01(木) 23:32:51 | URL

short

reoさん、おはようございます(^o^)丿
コメントありがとう!

いや、じつは「ピエタ」「ある会社員」「悪いやつら」と、全部新作で借りちゃいましたよ・・・(^-^;
旧作まで待っても問題ないです。楽しみにしていてください!
「取り戻せない」は知りませんでした。
チェックさせていただきますねー!!

イルジメ、すごくよかったですよー。
DVD持ってらっしゃるの??
そりゃ、ぜひとも見ていただきたいですね!!
いくら面白いって聞いても役者に興味がないとみる気にならなかったりとか、なんかきっかけが要りますよね。
もしもreoさんがこれご覧になったらきっと、OST欲しくなると思いますよ!!(笑)
見てほしいな~~・・・
いつか見たら感想聞かせてくださいね(笑)

2014/05/02(金) 08:32:20 | URL

reo1975

ショートさん、こんばんわ!
私がユーチューブの曲をPCに落とす時に利用しているサイトです→http://www.youtube-mp3.org/

ショートさんなら簡単に使いこなせると思いますが一応、使い方書いておきますね!

まずhttp://www.youtube.com/watch?v=KMU0tzLwhbEという部分を消して落としたいユーチューブの曲のURLをコピペします。そしてconvert videoをクリックします。
すると曲のタイトルとか曲の時間とかが出てきます。次にダウンロードをクリックすると自分のPCに落とせます。その曲を再生すると自然に iTunes が起動するので、たぶん iTunes にも曲が入ってると思います。時々落とせない曲もあるので注意して下さい。それと私のPCはwin7なのでwin8のPCで利用出来るかわかりません。使えなかったらごめんなさいね!

早速イニョン王妃の男の主題歌と女の人が歌っている曲をユーチューブから落としたのですが凄く良いです!!MP3プレイヤーに入れて通勤中に聞きたいと思います。

2014/05/02(金) 23:15:20 | URL

short

reoさん、御親切にありがとうございます。
まえのPCのときはクレイビングエクスプローラーを使っていましたが、今はそのブラウザがDLできなくて。
こんな便利なサイトがあるんですね!
使い方まで教えてくださってありがとうございます。
参考にさせていただきますね!

イニョン王妃の男、たしかにサントラもすごく良いですね~!!
通勤中に聞いてにやにやしてくださいね(笑)

2014/05/03(土) 09:36:30 | URL

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