2023'09.12
導入はなかなかよかったけど。。。
面白くなりそうだったのに、結局すこーしビミョーなかんじ。
なぜだろう?好きなタイプのストーリーなのに。
と考えて、はたと思った。
いちばんの原因は、まったく意外性がないってことだろうか。
それと、年下男と年上弁護士のラブって言うと、やっぱりあれ、思い出してしまって。
あれ=君の声が聞こえる
ですよ。
あれはストーリーも良かったし、ラブの方も萌えキュンさせられたわ。
比較しても仕方がないのだけど、私にしたらこちらの分が悪いかも。
まるきり萌えもキュンもなし。
なんで??
私の萌えキュンは枯れてしまったのか!?
以下ネタバレ感想↓↓↓
サスペンスってこんな感じだったっけ?と思ってしまった。
証拠なんかも時間は10年とかかかってるけど、結局は割と簡単に出てくるし、犯人はとくに驚く人物でもなく、やっぱりな、くらいの感じだし。
最後のオ・スジェの懲戒処分のときは、小気味よく真実が明らかになってたしかに面白かったけど、ちょっと簡単すぎたような気もした。
サスペンスの謎解きや結末ってこんな感じだったかな。
もっと、はっ!!!とさせられる瞬間があるような?
今回はそれがなくて物足りなかった。
あと、オ・スジェの娘ちゃん、が死んでしまったのは予想外だったけど、そこでその予想外いらんのよ!
彼女の娘と、親玉の秘書の息子が死んでしまって、ようやく親玉への復讐が叶うみたいな流れで、そんならその子らの死がなかったら親玉は安泰だったんかな。
ある程度の面白さはありました。
2023'09.12
めちゃ地味で真面目な本格時代劇!
久々に見たよこんなの。
美男美女のCPに萌えることもなく、秘密結社が出てくるでもなく、イケメンの武官がキレキレのアクションを見せるでもなく、ドキドキハラハラのサスペンスもなければ、ドロドロの復讐もないし、出生の秘密もない!!
ただひたすら、太宗、イ・バンウォンの生涯を地味ながらまじめーーに描いてあるドラマ。
最初は見続けられるか心配したけど、どんどんハマっていった。
私が今まで見てきたドラマでは「大王世宗」みたいな感じ?
登場人物もかぶってるしね。
イ・バンウォンがかなり嫌な奴というか、やることが強烈なので、共感しにくい主人公ではある。
でもすごい存在感がある。
「六龍が飛ぶ」もイ・バンウォンを描いてあるけど、かなり若いときの物語だったけど、こちらはむしろ、あれからのイ・バンウォン。その生涯全部を描いてあるのは興味深かった。
かなり夫婦というか、家族?一族?に着目して描かれていたように思う。
以下ネタバレ
妻、夫人(プイン)を演じたパクジニさんがまたよかった。
ウィキペディアなんか見てみると、けっこう忠実にドラマ化してあると思うけど、夫婦は最初はすごく信頼しあっていた。とくに夫人の実家が地位のある家柄だったので、頼りになるし、そのぶん夫人も発言権があったり、聡明な助言でバンウォンを導いたり鼓舞したりして、存在感が大きかった。
けれどもバンウォンがいざ玉座に座ると、それまでのように夫の力になり政治にも関わりたいと思う夫人を、とたんに邪魔に思い邪険に扱うようになった。
夫人の実家の権力増大を恐れ、夫人の弟たちを粛清してゆくバンウォン。
それまでにも、自分の身内さえも手にかけてきたバンウォンなので、彼の生涯はほんとうに血なまぐさい。
いったい何人の近親を粛清してきたのか。上り詰めるためには仕方ないのか、息子のためにと言いながらも、退位した後もまだまだ粛清は続いた。
夫人はすっかり憔悴し、最後はバンウォンのもとを自ら去ってしまう。
ようやく夫人を必要とする自分に気づき、探し当てたバンウォンは、夫人に許しをこうのであった。
でも、父や弟たちを殺された夫人には、バンウォンを許すことはできない。
そのとき助からない病を得ていた夫人は、王宮にかつぎこまれ、息子たちに看取られて亡くなった。
バンウォンと同じくらい凄まじい人生だったなーと感じ入った。
相手がバンウォンでなければ、また違う活躍の場があったかもしれない。
その後バンウォンも死んでいくが、朝鮮一の名君と呼ばれている世宗を(長男ではないのに)後継にしたのは、間違いなくバンウォンのいちばん、かどうかは知らないけど、功績だろうね。
2023'09.12
つくづく、人間関係は難しいね。
関係者が多ければ多いほどややこしい。
シンプルに夫婦二人がお互いのことを考えていればいいだけなら、そんなに問題も起きないのだけど。
妻の妊娠によってまたまた色々問題が勃発。
以下ネタバレ↓↓↓
夫は子どもができたと手放しに喜ぶが、妻は不安しかない。
生活も人生も変わってしまうという覚悟があるから。仕事との両立は?自分のキャリアは?
夫は逆にそこまでは思ってない。
せいぜい、今より稼がなきゃいけないなと思うくらい。
それはそれで責任を重く受け止めているのだろうけど、子どもができても自分のキャリアや生活には関係ないと思いこんでる。
妻は妊娠したときから、お酒や刺激物はおろか、だい好きなコーヒーさえ飲めなくなるというのに!
夫も妻と同じようにお酒もコーヒーもやめてみたらいいのにね。
姑の言葉がまた憎たらしい。
つわりで苦しんで料理もできないでいると、食べてない息子を心配して、グヨンにちゃんと食べさせてあげて、と言ったり。
おい!こちとらつわりで自分も食べてないのじゃ!ダンナが自分で自分のぶんを納得して食べてるのに何が不都合なんじゃ!
子育てに専念するために仕事辞めたらいいじゃない。大した給料もらってないでしょう。グヨンの稼ぎで食べていけるでしょう。子どもには母親がそばにいないといけないよ、とも言うし。
思い出して書いてるけどムカついてくる
くらい身勝手で独善的!
サリンは母になることを最優先に求められ、まるで自分という存在は無視されてしまう。
妊娠発覚の前は、まだかまだかと催促され、一人産んだら、2人目を産めと言われる。一人では可哀想だから。と。
まあ、言いたい放題。
それは自分にはそれを言う権利があると思ってるんだろうね。
もしくは自分もそう言われ従ってきたから。
息子の妻は「自分の嫁」なんだろうか。
グヨンの兄は、子育てのために給料の少ない夫側が仕事を辞める決意をした。
妻は仕事に生きがいを感じているから、辞めさせられなかった。
まあ、ふつうは子どもを親にでも預けて夫婦で働いて稼ぐよね。
でもあまりにも親たちが無神経すぎて、預けられないとなった。
どっちが仕事をやめるかとなった時に、夫側がやめると。
夫の両親(グヨンの両親)は納得できず、激怒。
その時の言い分が「なんのために大学まで出したと思うんだ」と。
それ、なんで女の人に同じことを言わないの?ソヨンだって大学まで出たよね。
女の人は学歴があろうと仕事より子育て優先が当たり前。
そして、グヨンの姑は、自分の娘にはとても理解深い。
やさしいやさしいお母さんだ。
「嫁」に言うのとはまったく違うことを言う。
姑がこの矛盾に気づきつつあり、たぶんこの親子は今後少しはいい関係を築けるだろうと思う。
でも、娘がいなかったら?
ともかく、人はみんな自分をアップデートしていかねば。
いつまでも同じ考えでいてはいけない。
グヨンがサリンに寄り添う努力をしていける夫だから、ドラマとしては気持ちよく終わった。
あー、でも長期海外出張の件はどうするのかなー。そこ、わからんまま終わったな。グヨンも赤ちゃんも一緒に行っちゃえ!と思ったけど。赤ちゃん小さすぎて不安があるか。
2023'09.12
楽しく軽く見られるけれども、考えさせられるドラマ。
ドラマとしては、特別イヤな人物もなくて、周りはいい人が多かった。夫もまあまあ理解はあって優しい妻思いだし。。
内容的には「82年生まれキムジヨン」的な。私はキムジヨンをもう一度見てしまった!
ミョヌラギとは、嫁期、のことらしい。
結婚するまでは恋人で、自分たちのことだけ考えていればよかったのに、結婚したら「嫁」で「婿」になる。
けれども嫁と婿の格差が激しいので、主人公のサリンは悩ましいわけですよ。
韓国は今の日本よりも「実家」を大切、というか重視する。盆正月は必ず実家に帰るし、それだけじゃなく父母の誕生日やチェサという韓国式の法事も、しかもあれ、三回忌七回忌とかじゃなく、毎年祥月命日のことてしょう。
欠席でもしようものなら世紀の親不孝みたいな言われようですよ。いったい一年に何回実家に行かねばならないのか。
それだけ先祖を大事にするのも悪くはないと思うけど、「嫁」にとっては大変すぎる。
それも、夫の実家中心だから。妻にしたら悲しくもなるよね。
姑もそれを経験してきたのに、自分が姑になったらわからなくなるものなのか。
自分は、違う、良い姑だ!と思いたい。
以下ネタバレ感想↓
私が印象に残ってるのは、サリンがグヨンの実家で理不尽に感じてモヤモヤしたことを、すべて夫のグヨンにぶつけるものだから、夫婦が喧嘩になるところ。
サリンは姑や舅に腹を立てているのに、面と向かっては言えないから、その息子のグヨンに言うしかない。
グヨンはサリンの気持ちを理解するよりも、サリンが母に尽くすことで自分の親孝行にしたいというのがよくわかる。要するにサリンの気持ちを蔑ろにしてるかも。
たしかに、サリンも気に入らないことは姑に直接言えばいいのに。
って、それができれば苦労しない!
したらしたで嵐が起きるからね。
だからサリンはグヨンに当たるしかない。
グヨンがくちではサリンの味方と言いながらも、結局親の肩を持ってしまったりもするので、イライラしてしまった。そこは韓国のお国柄?儒教のせい?
でも、間に入る立場はツライよね、わかるよ!
それから、グヨンのきょうだいたちもそれぞれ悩みを抱えつつ、イマドキな感じで、決してサリンに嫌な態度の小姑とかではない。
まず兄のグイル、その妻のソヨン?
余談だけど、サリンがこの兄の妻の名前を思い出せないシーンがある。
いつも韓国の「兄嫁の立場」としての呼び名で呼んでいるから、名前が出てこない。
韓国ならでは、ですよね。
親世代と子世代ではもうぜんぜん価値観も違うし、世界観も、生活も。
たとえばこのグヨンの母、サリンや長男の妻にも、仕事中でもお構いなしに電話をかけてくる。
息子にそんなことをするだろうか?息子の仕事中にはおそらく電話をしないのでは。
もうひとり、グイルのイトコ夫婦。
親であるグヨンの叔父と同居していたけど、解消して遠方に引っ越す。
親の方は、子育ての援助をしているつもり、でも子夫婦はそれが窮屈に感じると。それぞれの思いがあるからぶつかってしまう。
いろいろ、立場立場で思いがあるし、経験からの思いもあるし、未経験であるがゆえの思いもあるし、いちがいに親世代を責めることもないとは思うけど、やっぱり結婚って、難しいね。
ミョヌラギ - わが嫁たちの物語シーズン1