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感想「秘密の森2」

Netflixで「秘密の森2」を見ました。
これは、シーズン1がとても面白かったので、シーズン2の配信を楽しみにしていました。
正直言うと、シーズン1の内容をかなり忘れていて、復習しようかとも思ったのですが、時間もなかったので復習はしないでそのまま見ることにしました。
大筋は覚えていたんですけど、やっぱり「あれ?これは?このひとは?」と思う部分もありましたが(^_^;)
とりあえずは無事に見終えましたよ。
今回は検察と警察が捜査権を争ってのバトルになっています。
そのへんは韓国の司法の独特の決まりがあるらしいのですが、実際に2020年の1月に『検察の捜査指揮権を廃止し、警察に原則全ての事件に対する一次捜査権を付与する検察・警察改革に関する合意文を発表した。』とのことです。
ドラマはこれが決定する前の設定で、まさに検察と警察が捜査権をめぐって対立している最中なのです。
だから、検察のファン・シモクと警察のハン・ヨジンとが対立する構図なのです。
シーズン1ではナイスなバディだったこの二人がまるで敵味方のように別れてしまって寂しいのなんの。
しかし代わりに、曲者キャラが投入されています。
チョン・ヘジンさんの演じるチェ・ビッ団長、こんかい、その捜査権をめぐる対立のための「改革団」の団長です。その改革団にはヨジンも加入しています。
反対に、その改革団に検察から来たのが、チェ・ムソンさんが演じるウ・テハ部長検事、そして、キム・ヨンジェさんが演じるキム・サヒョン検事。二人は同期でそのしたにシモクが投入されています。


事件としては、最初に、大学生が冬の海でふざけて溺れたという事故がありまして。
それから、警察署内での警察官の自殺騒動、
ハンジョグループの内輪もめや、そことの関り、
など、あちこちしている印象で、何がなんやら正直分かりません(^_^;)

見ていてもあまりに難しいので眠気に襲われまくりました(^_^;)
なんども巻き戻してはまた寝てしまうを繰り返しました。

面白くなってきたと思ったのは・・・・

ここからネタバレになりますので見てない方はご注意です。

あ、ドラマの感想としてはとても見ごたえがありました。
上に書いたように終盤まではなにがなんやら??状態でしたが、いったん、つながりがわかってくると、そこがここに!!あっちがこっちに!!そうだったんか!!なんと!!!という驚きがあり、ついつい最初から見直してしまいました。
すると、一度目に見たときにはなんだかわからなかった会話の意味がわかったりしました。
面白かったです!
ではネタバレです。























ソ・ドンジェが事件性の行方不明になってしまったときから、面白くなってきました。
物語がやっと動いた、というか、わかりやすくなってきた!と思ったのです。
が、それもまた停滞しているような、ぜんぜん進展がないのです。
いっそ、ソ・ドンジェ、殺されていて遺体で発見されてくれ!と思うぐらい。
シーズン1ではシン・ヘソンさんが演じたヨン・ウンスが殺されたこともあったし、そもそもドラマの冒頭で殺人事件があったのに、今回は事件らしい事件がなく、ひとが死んでいても事件か事故か自殺か曖昧だったし、そのへんもいまいち盛り上がらない原因なのでは・・と思ったものですから(^_^;)ドンジェには悪いけど、このへんでバーーン!と、大きな事件が起きてくれるとインパクト大!盛り上がるんじゃないかと思ったりしたわけですよ。人でなしですみません(^_^;)


結局、ソ・ドンジェの失踪事件の犯人は、冒頭の海でおぼれ死んだ大学生グループの生き残りの男子でした。
かれは、死んだ二人に実は苛め抜かれていたので完全犯罪をもくろみ、殺してしまったようでした。
それを知ったソ・ドンジェにけがを負わせたうえで誘拐し、山の中に遺棄したようで、ドンジェは虫の息ではありましたが生きていました。
シモクがドンジェの妻を疑ったのはミスリードだったのですね(^_^;)

しかし、途中でドンジェの誘拐犯から、思わせぶりな血の付いたネクタイの切れ端が送られてきたこともありましたが、これはどうも検察側の捏造だったみたい。送ってきた人物は、事件の目撃者として現れたのですが、それもこれも警察の仕業に見せかけるための偽装だったと。目撃者は犯人を指さしましたが、それが自殺者が出たソグク警察の所長だったんです。
警察が犯人なら、今回の改革で検察が有利になるということで、ウテハが自分の昔関わった犯罪者を使って偽装したようです。ドンジェの行方を彼も知りませんでしたが、このまま警察のせいにして死んでくれるように、それが検察のためになると思ったみたい。

ドンジェの死を願ったのは、じつはドンジェがある真実を嗅ぎつけたからでした。
それは、パク・グァンス弁護士が道路の車内で死んでいた事件に関することでした。

パク・グァンスの死因は心臓発作でしたが、じつは運転中に死んだのではなく、別荘で死んだのでした。
その別荘にはパク・グァンスのほかに、ウ・テハと、当時の情報局長(なんかドラマの最初のほうで捕まっていた。存在を忘れていたよ)が呼ばれていました。
それは不適切な接待・・つまり性接待(たぶん)を受けるためにそこにいたらしいのです。
性接待の事実を公表できなかったので、パク・グァンスの遺体を、運転中に死んだように見せかける偽装工作をしたのが、情報局長の部下だったチェ・ビッだったんです。
チェ・ビッはえらいことに巻き込まれ、犯罪に加担させられてしまいました。
それで、チェ・ビッとウ・テハは警察VS検察という立場なのに、どこかでなにかつながっているという雰囲気がありました。


シモクとヨジンはこっそりとタッグを組んで、真実を解き明かしました。
今までもお互いに思いやってる感じはあったけど、はっきりと一緒に「捜査」する感じがなくて寂しかったんですが、人目を忍んで(笑)メールでやり取りしながら情報交換する姿にワクワクしました。

その真実はヨジンにはつらいものでした。
尊敬しあこがれるチェ・ビッが犯罪に加担していたから。そしてその代償として、情報局長の地位を得たのですから。そしてそして、いまやヨジンを切り捨てるかもしれない雲行きです。真実を明かすのならヨジンのキャリアは終わりだと、ウ・テハに脅されたからです。
しかし、シモクがチェ・ビッを説得しました。
パク・グァンスの遺体遺棄事件はいまや隠しようがない。
どのみちチェ・ビッは警察官としてのキャリアはおしまいになる。
そのとき、自分を慕っているヨジンを助けて去るのか、助けることなく去るのか・・・
というようなことを、迫りました。
ヨジンを救えるのはチェ・ビッしかいないと訴えたのです。
それでチェ・ビッはありのままを世間に公表して自分は警察を去りました。


接待した側はハンジョだったのでしょうがそこは今回は明確にならないまま終わりました。

地検長のカン・ウォンチョルもまた、ハンジョからシモクを守るために自らが検察を退きました。
地検長はハンジョの罠にはまり、ハンジョに不利な捜査や証言ができなくなってしまったので。

今後の捜査のポイントは誰が接待を持ったのか、
ま、ハンジョなのですが。
そこがちゃんと暴かれるか?
意識を取り戻したドンジェの証言にかかっていましたが、ドンジェがなんと答えたのかはわからず。
シーズン3に持ち越しなのでしょうか。

ドンジェは常に自分の出世のためになるようなネタを探しているハイエナみたいなやつなんですね。
そのアンテナに、事件性がないとすまされてた、パク・グァンス弁護士の死亡案件がひっかかった。

結末としてはこういうことかと思います。
ここに来るまでが、シモクとヨジンに距離があるのが歯がゆかったし、ウ・テハとチェ・ビッの会話の意味が分からなかったり、いろんな事件が散漫に出てくる印象があったりして、そのうえミスリードの数々、さっぱりわからなくて離脱しそうになりましたが、最後の収拾がものすごかったです。
うむ、そこがここにつながるのか、あれはそういういみだったのか!!!
と、うなってしまいました。

チェ・ビッの退職がヨジンの裏切りのせいだと周囲に認識されていて、孤立してしまったのが気の毒でなりませんでしたが、温かく声をかける龍山警察署のもとの仲間たちの気持ちや、後任(キム・ウォネ)にちゃんとヨジンのことを頼んでいったチェ・ビッの気持ちに泣かされました。泣かされていたヨジンに泣かされたというか。
あと、シモクの夢にシーズン1の面々が出てきたのも感慨深かったです。
いまの部下とヨン・ウンスを重ねるシーンがありましたが、彼女ウンスを彷彿とさせる面立ちですよね。シモクもときどき意味ありげな目で彼女を見ていたけど、きっとウンスを思い出しているんだなと思っていましたよ。



つっこみとしては、まず、ウ・テハがソ・ドンジェの死を願っていて、警察官が犯人であるような小細工をしましたが、自分はドンジェの安否を知らないわけですよ。もしも元気に生還したら、その小細工がばれる危険があるのですが。その辺をどう思っていたのか、あまりにも甘い!と思います。

それと、真犯人の大学生ですが・・・
殺人を犯すぐらいならなぜ父親に相談しなかったんだろうか。やり手の弁護士なんだからきっといくらでも虐めてくる奴らに制裁を加えて、息子を守ってくれたんじゃないかと思いますよ。
接近禁止命令とか簡単に出せそう。しかも相手の大学生はいわゆる貧しい後ろ盾のない学生だったんだし。

そのあたりの設定の甘さみたいなのはちょっとあれれ?となりましたね。
あと、ミスリードが多い!!
後から思えば、あれもこれも結局関係なかったんやん!みたいな。
そのために眠気を誘われるほど意味不明になってしまったのが残念でした。

しかし、役者さんたちの演技力はやはり高いです。
脇役の人たちもすごくいい演技だったなぁ。
特に気に入ったのが、コールガールを送り込んだクラブのママ。
ほんとうにその商売をしている人にしか見えないよー。

シーズン3も面白いドラマでお願いします!!
11:57 : [ドラマタイトル]秘密の森2トラックバック(0)  コメント(2)

感想「愛はビューティフル、人生はワンダフル」

WOWOWの朝ドラ「愛はビューティフル、人生はワンダフル」を見ました。

<ストーリー>
2009年、高校3年生のキム・チョンア(ソル・イナ)は、アナウンサーのソラ(チョ・ユニ)を姉に持ち、母が飲食店を経営する一般的な家庭で育つが、学校で2年間いじめを受けて苦悩の毎日を過ごしていた。一方、男子高校生のジュンギョム(チン・ホウン)は、最高裁判所の判事を務めるホン・ユラ(ナ・ヨンヒ)の息子で、優秀なジュンフィ(キム・ジェヨン)を兄に持つ。2人はオンラインで知り合い、一緒に自殺をしようと、郊外にあるペンションへとやって来る。
いじめに耐えられないと自殺の理由を打ち明けるチョンアに対し、ジュンギョムは「人を取って食う怪物になってしまった」と話し、チョンアを困惑させる。その夜、2人はともに自殺をするはずだったのだが…。
WOWOW番組紹介文より




ヒロインはソル・イナさんが演じるキム・チョンア、と、その姉のキム・ソラを演じたチョ・ユニさん。
これが絶望的な悪縁に絡まれる物語です。
韓ドラあるあるですが、狭いところにぎゅっと詰まった人間関係の連鎖が、このドラマはこれでもか!とつながっています。
しかも、「悪縁」ばかりなんですよ。

そして、登場人物のほとんどすべてが嘘をつきます。
いっけん相手のことを慮っての嘘、のように見えて私には保身や自己愛のための嘘に思えました。

ドラマは面白く中毒性があり、毎日楽しみに見ていましたが、最後まで見るとなんだかもやもやした気持ちが収まらないような気もしました(^_^;)
でも、それなら途中でやめればよかったんや!って話になりましょう??(^_^;)
しかし、嘘つきな人たちの末路をどうしても見なければ!という気持ちでもありました。


最後は美しく丸く収まっていましたけど・・・


今回はキャラごとに感想を書きます!
ネタバレありです。


●キムチョンア

「いじめ」によって自殺をしようとした高校生時代。なぜ親に相談しなかったのか。
親が愛情深い人たちだからなおさら、相談もせずに自殺を選んだその設定に疑問がありました。
そして、ジュンギョムが自殺したことを、ジュンギョムの親に隠しました。
とっさにチョンアの母親が、嘘をつくのですが、その理由は「子供に自殺された親の嘆きを与えたくない」と、あくまで当初はジュンギョムの母、ホン・ユラのために、と言うことでした。
が、そのためにチョンアは世間やホンユラ側から手ひどく非難されてしまいます。このときの心苦しさはおそらく学校でのいじめの非ではなかったんじゃないかなぁ。本人じゃないからわからないけど。ものすごく責められていました。
子どもに自殺されたらその親はとっても辛くて、できるなら自殺じゃない、ひとのために犠牲になったと思うほうが、ひょっとしたら親としては気持ちが安らぐのかもしれません。それは経験のない私には計り知れませんけど。
10年ぐらいかけて警察官になったチョンア。警官としての姿勢はとても良かったんだけど、シウォルへの
仕打ちが許せませんでした。


●ホン・ユラ
ジュンギョムが自殺したにしろ、チョンアを助けて死んだにしろ、どっちにしても手ひどくチョンアを責めていましたが、「ジュンギョムの代わりにお前が死ぬべきだった」と言ったときはさすがにドン引きしました。
ジュンギョムが死んだのは、人身事故をしたのに逃げてしまい、自分の親がさらにそれを隠ぺいをしたことで、心苦しくて生きていけなくなったからです。見ている側としては、死なずに真実を明かし、隠ぺいによる冤罪で投獄されたシウォルを救ってあげてほしかった!!
法曹界の重鎮であり、正義の人として知られているホンユラの裏の顔が恐ろしかったです。
なお、このひとは自分のためにやっているのではないと、隠ぺいはジュンギョムのため、真実を明かさないのはジュンフィのため、と、あくまで息子のためにしているというのですが。
いやいやいや、それがそもそも自分のために他ならないんじゃないですか。
身勝手で利己的で、チョンアを可愛がったり責めたり苦しめたり。表向きの顔が良いだけに終始イライラしました。
シウォルに対しても同じで、自分が罪を着せておきながら支援者と言う善人の皮をかぶっていました。
支援していたのも結局自己保身でしかなく、シウォルが真実に近づきかけたときは、かれを海外に飛ばそうとしていました。
心の底からシウォルには申し訳なく思っていたから、できる限りのことをしてやりたかった、なんて言うんだけど、そこがまた嘘くさく、だったら冤罪をはらしてやれよと言う気持ちしかありませんでした。
ジュンフィやチョンアが真実を知ってからも、真実を隠そうとしていましたがその理由が、ジュンフィまでが非難されるのが耐えられないということでした。ジュンギョムの機逃げを隠ぺいしたときと同じことを繰り返そうとしていて呆れました。



●カン・シウォル
このひとは、常にだれかに嘘をつかれていてほんとうに気の毒でした。
とくにチョンアが真実を知ってからも、彼に伝えず、知らないふりをしていたのがすごくもやっとしました。
チョンアは「言えなかった。みんなが傷つくから言えなかった」と言いましたが。
みんなって?
いちばん傷ついているのはシウォルなのに?
チョンアからしたら仕方がないことだったのかもしれませんが、シウォルが可哀想でなりませんでした。
チョンアを初めて信じられる他人だと思い心を許して好意を寄せていたのです。
この物語の中で私はチョンアのこの仕打ちがいちばん許せなかったかもしれない。
そんなシウォルを温かく迎え入れたムン一家には、ドラマ内でいちばんホッとさせられました。
ただ、このお父さんも一瞬シウォルに嘘をつくんですよね。ヘランがシウォルの妹じゃないと。
どんだけ嘘をつかれるひとなんだろうと、シウォルには同情しました。


●キム・ソラとト・ジヌ
最終的に、ふたりが復縁してよかったね。としか。。。。(^_^;)
ソラがどちらを選ぶのかは最後まで分からなかったな。
テランを選ぶもんだとばかり思っていたのに最終的に流れがジヌに来たのは想定外でしたね。
ジヌがなぜここまで彼女にこだわるのかもちょっとわからなかったけど、ここまでされてジヌの愛にこたえられなかったら、ちょっと疑問ですもんね。
ジヌはあの母(ウルトラスーパー超超超・・・・・・・モラハラ女)の息子にしては上出来ですよね。
ソラは結婚していた時にジヌが自分の家族を無視していたと怒っていたけど、それは自業自得でもある。ジヌだけを責めるのは違うと思いました。
でも、ムン・テランも良い人だったので気の毒だったな(^_^;)


ほかにも、トジヌの母とかムン・ヘランとか、めっちゃウザい系のキャラも強烈でした(^_^;)
チョンアの父も最初は好きになれなかったけど、バイト先でシウォルをかばったときには好きになりました。
ムン・テランも気の毒だったけど、チョンアの幼馴染で振られ役のペク・リムも可哀想だった。ふたりともいい人なのに気持ちが報われなくて気の毒だったなぁ。。・・いいひとを探してほしい!(笑)


文句ばっかりの感想になったけど、50話、面白く見ました。
( ̄▽ ̄;)文句言いすぎたかな(笑)
11:16 : [ドラマタイトル]愛はビューティフル、人生はワンダフルトラックバック(0)  コメント(0)

感想「凍てついた愛」

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BS12で放送されていた「凍てついた愛」を見ました。

学校の屋上からある生徒が転落します。
一命はとりとめますが、目覚めることはなく、医師は目覚めたとしても脳障害を残すであろうと宣告しました。

学校や警察が自殺で片をつけようとしますが、両親は納得できません。
ソノは決して自殺するような少年ではないし、そのそぶりもない。
そんな折、ソノが友達グループから暴力を伴ういじめを受けていたことがおさめられた動画が親の元へ送られてきます。
それでも、転落との因果関係はわからないと、学校も警察も両親の訴えに耳を貸しません。
真実が知りたい両親は、動画に映っている友達を問いただしたり、周囲に聞きこんだり行動を起こします。
世間や、なによりも暴力加害者の友達の家族からも心無い言葉を浴びせられながらも、息子を信じて訴え続けるソノの家族。
真実は・・・・・・。

ソノの父親を、パク・ヒスンさんが演じていました。
この人はおもに映画のほうで活躍されている役者さんですね。私が好んでみるサスペンス系の映画にけっこう出ています。
が、ドラマではあんまり見たことがない。「私の恋愛のすべて」でイ・ミンジョンさんの弁護士をしているのを見たぐらいでしょうか。
サスペンス系のこわもての
役者さんと思いきや、今回愛情深いすばらしい父親役を演じていて、ほとんどこのひとに感動させられました。
辛い中でも、息子を信じる気持ちを失わず、妻や娘の支えになり、教え子の生活(高校教師なのです)にも気を配る優しさがあり、夫として父親として教師として、なによりもひととしてこんなに頼れる存在はありませんでした。

ソノの父親が担任している生徒のドンホを、この事件を介して理解するようになります。
このあたりの描き方も自然で感動的でした。
ドンホは親からのネグレクトに遭い、妹のドンヒとともに貧しい暮らしをしていて、それが学業にも影響しているし、バイト先からちゃんとバイト料を支払ってもらえなかったり、辛い生活をしていました。
そのことを、担任であるソノ父はちゃんと知らずに表面的な暴力や反抗する部分だけを見て指導していました。
彼を担任として気遣いながらも、そのときにかかってきた息子からの電話には出なかった。そして転落事故。ソノ父の後悔は計り知れませんでした。
ソノ父はいったん学校を休職するのですが、ドンホとの関りだけは続けていて、食料を差し入れしたりします。
反抗しているドンホが、ソノ父に「同情はいらない」と言い捨てたときに、ソノ父の言葉が「同情も捨てたものじゃない。同情のない世の中は怖いぞ」(よくは覚えてないのですがこんな感じの言葉でした)と言いました。
支援するということは、ときには相手のプライドを傷つけてしまいます。
でも、その支援の方法や気持ちによって、相手が心から救われることもあるはず。
頼ってもいいんだよ、頼ることは恥ではない、ひとはひととの関わりの中でしか生きていけないんだし、生きていくものなんだからという優しさがありました。
ソノ父の気持ちにとても共感できました。

そして特筆するのは、暴力加害者の「友達」の親たちの姿勢です。
誰でもわが子がかわいいです。自分の子どもが加害者だなんて思いたくない。でも、あまりにもそのことに凝り固まり、被害者であるソノや家族の気持ちに一切寄り添えない、まるきりの自己中心的で傲慢な「友達」の親たちには虫唾が走りました。まるで自分たちが被害者のような言い分はほんとにほんとにほんとーーーーーーに、ムカつきました!!(-_-メ)
ただ、自分がもしも同じ立場に立ったら、と思わずにはいられませんでしたけども。。。
コンビニ経営のヨンチョル母だけが、「まとも」なママ友で、ほっとさせられました。

いじめの主犯であるジュンソクの一家は、すさまじかったですね。
ドラマだから誇張して描かれていてちょっとやりすぎなのではと思ってしまいましたけど(^_^;)
事故だと主張するジュンソクを両親が信じてないんです。
ほんとうはどうだったのか、が気になるところが、ドラマを引っ張っていたんですが、あまりにも両親が本質はおざなりにしてジュンソクを守るという体で、自分たちの生活を守ろうとしているだけ、ジュンソクの気持ちにはぜんぜんお構いなし過ぎて、にくにくにく憎たらしかったジュンソクが最後には可哀想でなりませんでした。
手を差し伸べたドンホは、ソノ父に手を差し伸べられたからこそ、ジュンソクに優しく接することができた。やさしさが廻った感じで感動しました。


以下は結末に触れるので、ご注意願います。







ソノが目覚めてほんとうによかったですね。
たぶんそうなるとは思っていたけど・・・。


オ・ジュンソクの父親のオ・マンソク・・・と言いたくなりますが(^_^;)マンソクさんは役者さんの名前!
ジュンソク、マンソク。ほんとの親子みたい(^_^;)
でも、ドラマの中でジュンソクの父はジンピョでした(^_^;)ややこしいよね(笑)
「愛の不時着」の悪役の印象が強いですね。
私は「王家の家族たち」の印象がものすごく強いです(^_^;)

で、このひとがあまりにもゲスすぎて引いてしまいました。
このひとにドン引きするというよりも、そのドラマの設定にね・・・。
ちょっとやりすぎなんじゃないのかなぁ。
証人である警備員のひとを殺してしまったとき(殺人教唆)、ちょっと白けてしまいました。
それまではすばらしいヒューマンドラマだったのに、なんだか陳腐なサスペンスになってしまったみたいで。
ダヒのレイプ犯もコイツだったわけですが、殺人教唆がなかったら、また違う印象を持ったと思うけど、なんだか「やりすぎ」と思えてしまい、げんなりしてしまったです。
かといって、証人のくちをどうふさぐかというと、殺してしまうしかなかったのかもしれませんけど。
そこまでやるヤツだからレイプにも説得力があったとも言えるのかな。

しかしそうなってみると、途端にジュンソクが可哀想になりました。
こんな奴が親って。。。。
自分ならこの先どうやって生きていくのか、想像できません。
ちょっとそれまでのジュンソクに対する憎みの気持ちがどこかに行ってしまうほどの衝撃でしたわ・・・。



あと、ソノの友達のギチャンが謝りに来て、そこは良かったです。
親はアレだったけど(^_^;)
ほかの子たちとその親はどうしたのかな。
本当に憎たらしかったですよね。
ギチャンだけが謝りに来たということは、彼は自分も仲間外れにされたのでソノの気持ちがわかったのでしょう。
人は同じ立場に立たないと共感しないし親身になれない部分がるということなのでしょうかね。

ソノの家族は父親のほかに母親も素晴らしかったですね。
ダヒの親とのやりとりもとてもよかったし、ドンヒに優しくしていたのは感動的でした。
自分もつらい過去を持っていたからこそ、姉の立場からドンヒにその存在を肯定してあげていて、泣けました。
姉妹の関係もよかったです。
この妹のほうはこのドラマが終わった後で、きっと先生とお付き合いが始まりますよね(笑)
妹のスホもこの一件で成長しました。
ドンヒとの友情も胸アツでした。
ドンヒも明るくかわいらしくなりましたし。
禍福は糾える縄の如し、という言葉を思い浮かべずにはいられません。


あと、めちゃ余談なんだけど、担任先生がソノの叔母に自分の車に乗ってきてくれと言うシーンがありました。
「バーチャルキーを送るので運転してここまで来てください」と。
調べたらデジタルキーというのが本当に使われているそうですね。
ぜんぜん知らなかったです。
先生は叔母にスマホでIDだかなんだかを送信し、叔母は同期します。
そうすることでスマホが車のキーになるようでした。進化っぷりに驚いてしまいました。
みなさんはご存じでした?(^_^;)
まぁこれも韓ドラによくあるスポンサーの間接広告とかいうやつでしょうが。

そんなこんなでとても見ごたえがあるドラマでした。
毎週土曜日を楽しみにしていたので、終わってしまって寂しいです。
13:20 : [ドラマタイトル]凍てついた愛トラックバック(0)  コメント(0)