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「長安二十四時」#4 午の刻~窮地の靖安司~

ネタバレです。ご注意ください!


また新しい人物が。
右刹(ゆうさつ)「狼王」
波斯僧(パーシー僧)と呼ばれています。

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今回の作戦の失敗について曹破延を締め上げています。
故郷がなくなったので、もうあなたは狼王ではないと曹破延は言っています。

彼らの故郷は大食(タージー=アラビア)に壊滅させられたようです。
今回の計画は王宗汜(おうそうし=将軍、第1話で李必が自分の友達と言っていた)の娘を誘拐して、人質として軍隊を動かし、大食(タージー=アラビア)を討つ計画だったのです。

この誘拐劇と、唐を火の海にする計画は連動しているんでしょうね?

酉の刻(午後5時)まではここをうごくな!
チェラホトが降臨する
王宗汜の娘は「あるもの」が連れてくる
と、右刹。

崔六郎を引き入れたのが作戦の失敗の原因だったことから、誰が引き入れたのだと曹破延が聞きますが右刹は答えませんでした。

狼衛達はいったい何がしたいのかな。
・唐を火の海にする(チェラホト降臨)
・大食を掃討する
・そのために地図を探し、将軍の娘を誘拐する
・地図はほかの誰かが手に入れ、将軍の娘はある者が連れてくる


そして「誰か」というのはトゥガルを殺したコインの腕輪の人物のようですね。
      

張小敬は牢屋の中で程参からヒントをもらい、狼衛が唐を火の海にするのではとひらめきました。
檀棋に訴え、牢を出た張小敬は、靖安司で「油坊を調べろ」といいます。
1か所で発火すれば4時以内に37坊が延焼する、というデータマン徐賓の試算に、張小敬は「灯篭は」と指摘。
そうです、上元節の灯篭祭です!
町中の軒先に飾られた灯篭に引火すれば、あっという間に火の海になり消火は難しい!大勢が犠牲になる!
しかし、城外から搬入された油は、不審な取引はなかったけれど、宮中の取引は調べられないので、どれほど油を買ったかわからないのです。
当然宮中の油坊も調べるべきだという張小敬に対して、陛下に取り調べが及ぶことに慎重な靖安司。下手をしたら靖安司が潰されてしまう。
張小敬は民の安全が最優先、そのために狼衛をとらえなければ!と言います。
靖安司が潰されてしまっては、狼衛をとらえられない、という何執正。
意見が割れています。

何執正は頼りがいはありますが、とても慎重で、狼衛を捕まえるまでは靖安司の「使命」だけど、それ以上のことをしてはいけないというのですね。
それ以上というのが何を指すのか今はまだわかりませんが・・・(いや、なんとなくわかりますが・・・)
それをすれば、靖安司は潰されてしまう。元も子もないというのでしょう。そして大勢が犠牲になるのだというのです。
「陛下は太子に、若い寵臣たちと結託することを禁止した。
李必だけは害のない超脱した導師とみられて交流を許されているので、太子のために若い人材を取り込める。
将来の繁栄を守るための礎を築くために。」
何執正は非常に慎重に、唐の将来を、太子の未来を慮っているようですね。
慎重すぎてちょっと事なかれ主義なのかよ!と思ってしまいます(^_^;)そんな単純なことじゃないんですよね。
懐遠坊の名簿を、大司儀が見せてくれるってせっかく言った時も、「名簿に高官の名があれば戸籍を調べて敵を作ることになってしまう」と、断ってましたからね。
いやいやいやいや、名簿必要なんですってば!!
李必が師匠の意向に背いて、無理やり受け取りましたけども、何執正の姿勢がわかります。


その時、龍武軍と右驍衛が大挙して靖安司に押しかけてきました。
靖安司が賊を取り逃がした手落ちから、本日の防衛を引き継ごうというのです。
長安の安全をネタにして勢力争いをしているとしか思えませんが・・・。
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同時にやってきた宦官が、何執正に陛下の詔を伝えました。
なんと、何執正は前々から引退願を出していたらしいのですが、それがこの時急に陛下の許可が下りたというのです。
なぜこのタイミング!!??
そりゃ…林九郎の差し金にちがいありません!!
「陛下の命で靖安司を立てました
今夜灯篭を鑑賞するときに事件は解決したと報告させてください」
と、宦官に請うのですが受け入れられるはずもなく・・・
それどころか、灯篭祭の出席も認められていないとのことで、ショックを受ける何執正。

しかしそこは老練な何執正、ただでは引き下がりませんでした。
「1時のあいだに靖安司が手がかりをつかめたら、退け」
と龍武軍右驍衛に迫りました。
引退で一般人になったのに、そんな権限があるのかといわれてしまいますが、張小敬が助け舟を出しました。
「何監は太子の師である。“一日の師は終身の父”という」と。

そして何執正はとぼとぼと帰途につきました。
李必にむかい、「朝廷に仕えて五十数年、肩の荷を下ろして家に戻りたかった。」と、こぼす何執正が気の毒でした。
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誰が灯篭祭の出席者を決めたのか(右相だろうか?)と問う李必に、その者に盾ついてはならん!と言い含める何執正、この処世術で生き残ってきたんでしょうね。ほんとうに賢いんだろうな。弟子の身を案じる気持ちも本物でしょう。
最後に李必に「靖安司が誤らなければいいのだ」と言い聞かせて去りました。

靖安司は強力な後ろ盾をなくしましたが、李必のやる気は本物です。
自分が靖安司を引き継ぎ、自分に何かあったら張小敬が後を継ぐのだと・・・。

ふたりのタッグが強まってきた感があります。

そして調べていた懐遠坊の名簿から「龍波」という名前が浮上しました。戸籍を偽っている可能性があるようです。
家宅捜索をしてみると、龍波は2か月前から姿が見えず、家には薩珊(サーサーン朝 今のイラン)の金貨が大量にあります。
そして、龍波には同居の(妻ではない)女がいたようで、その女は腕に縄で銭を巻き付けていたそうです!!(コインの人物!)
姚汝能は龍波の家で「思恩客(しおんかく)」「平康坊」と裏表に書かれた札が隠されていたのを見つけました。
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その少し前に封鎖中の懐遠坊の坊門を通ろうとしていた若い女がいます。
これがコインの女です!名前は魚腸。
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姚・汝能(ようじょのう)に通すことはできないと言われて戻りましたので、たぶんまだ懐遠坊の中にいるはずですね。
李必と張小敬のところにも伝令が飛びました。

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そのほかには
※ 右相の玉佩を持っているはずの影という女は縊死していたとのこと
  玉佩は何者かに奪われました
  隠れ家がばれたのは間者がいるから?
  影は独特の香を使っていた。
  唐で香を使うのは10万人、だが、そこから玉佩を探すしか手掛かりはない
・・・そうです。なんて気の遠くなる話(^-^;



続く!!


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「長安二十四時」#3 午の正刻~遺された暗号~

いきなりですが、ネタバレです。
ドラマをご覧になっていない方はご注意ください。



「長安二十四時」#1 巳の正刻~たたかいの始まり~
「長安二十四時」#2 午の初刻~小敬、始動~







第2話の最後のシーンで、温室で花の手入れをしていたのが噂の右相・林九郎でした。
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平康坊という坊にありますが、これは極めて皇城に近いところにあります。
一等地なのでしょうか?

部下との話からわかったのは、林九郎は靖安司に間者を送り込んでいるのです。
間者は誰でしょう?
太子を弾劾するためのネタをいろいろ探しているようです。
李・璵太子を弾劾して廃し、ほかの太子を(傀儡にして)擁立して自分が実権を握ろうとしています!
・・・って、それはもうわかってましたが(^_^;)やっぱりそうなのね、という感じですかね。
何執正や李必はそれを憂いたり阻止しようとしたりしていますからね。
ただ、部下に対しては、唐のこと、陛下のことを思っていると言っていますが白々しいですね。
部下は以下の人たち。
画像だけで失礼します。
「吉温」というのが腹心なのかな。
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主人公張小敬は狼衛トゥガルを追って懐遠坊に入り込みました。
懐遠坊は西市のすぐ南にありますね。
ここはちょっと特別なのかな。衣裳から見るとムスリムたちの集落なのでしょうか?
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トゥガルはここで何者かに殺され、地図を奪われてしまいます。
トゥガルを殺したなにものかの腕にはコインを連ねた腕飾りが見えました。
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死の間際に、張小敬が聞き出したのは
「黒い骨で転生の道を敷き、チェラホトが長安に降臨する。お前たちは全滅する」
という謎の言葉。
チェラホトは狼衛の重要なキーワードのようです。




この騒ぎで李必が死刑囚である張小敬を使っているのが何執正にばれてしまいます。
何執正も張小敬のことは「己の上司を殺し、熊火幇(ゆうかほう=流れ者集団)34人を殺した」と知っていました。
この死刑囚を捜査官にすることで李必が朝廷の敵に足元をすくわれるのを心配した何執正の命令で、張小敬は都尉の身分をはく奪されて、またもや囚人に逆戻り。崔器がなんだか嬉々として張小敬を捕まえに来ました。

連行されるときに姚汝能に「懐遠坊の名簿を調べろ」と言い残しましたよ。
そして、35人も人を殺したという張小敬、自分の上司のほかの34人は「流れもの集団」ということが判明しました。
いったい何があったのか、気になります!!

ここで酔いどれおじいちゃんの何執正(86歳!!)が、あんがい頼もしい上司なのだなという発見が!!

何執正が張小敬を捕縛させたのは、懐遠坊の民衆から救うためでもあったのです。
案の定、懐遠坊から張小敬を引き渡せと大司儀たち一行が迫ってきました。
祠の前で坊民が二人殺されたのは懐遠坊への冒涜だから、張小敬を処刑するというのです。

その処刑っていうのが・・・!!!
火海の審判!!
Σ(゚口゚;
溶けた金属の海に口まで浸かる!!!
善人の魂ならぬるま湯につかった気分で、悪人の魂なら骨の髄まで痛みが走る・・・

さすが古代中国の拷問というか処刑法というか…超残酷!!
善人でもそりゃ骨の髄まで痛みますよ、痛いどころの騒ぎじゃないでしょうよ・・・
ほんとにそんなこと信じてたんですかね?
おお、恐ろしや~~~~( ̄ロ ̄lll) 

そんなご無体な大司儀を何執正はぴしゃりと黙らせましたよ。
死んだ坊民は狼衛かもしれんのだぞ!と。
懐遠坊は靖安司の捜査の邪魔をして狼衛を守るのか?
狼衛と結託していると思われてもいいのか?

毅然たる態度、カッコいいです!!

陛下が温泉宮にすっこむって・・・・(しょんぼり)
むかしはあんなに熱く政治について語り合ったのに、いまじゃ長生きと養生の秘訣なんか聞いてきて…陛下はもうろくしてしまった…と涙を流していて、詔のこともあり、そのために朝まで飲んだくれていたというし、もうろくしたのは同じではと思わせられましたが(すみません少し超訳してしまいました)いざとなるとまだまだ威厳もあり頼りになります。
李必の師匠ですもんね!さすが!と見直しました。ごめんなさい勝手に見損なってて(^_^;)

その直前、焦遂の死が何執正の知る所となりました。
曹破延に殺された焦遂の遺体は、発見時首を折られ(背中に回ってる??)頭皮をはがされていて(逆モヒカン!!)、とても残虐な殺され方でした。
焦遂は何執正の友達で、ふたりは朝までお酒を飲んでいたのです。
何執正が酔っぱらっていたのはそれが原因だったんですね。

焦遂の死亡は、何執正には内緒にするつもりでしたが、うっかり死亡届を見られてしまう李必。
うかつすぎますね…(^-^;
茫然自の何執正、手も震えてしまっているのが気の毒でした。
とても仲がよかったようですから。

何執正と焦遂と二人が酒を飲んでいるときに昭遂さんは唐の運命を占ったとのこと。
結果は「午」
意味は、「選択」だそう。
なんのこと?

それからデータマン徐賓が李必に「御所望の書物を見つけました」というくだりがあるんですけど、これが何のことかわかりませんでした。その時李必に手渡していたのが焦遂の死亡届?だったので、それかなと思ったんですが、あんまり本編には関係なかったらスルーでいいのですが。

さて張小敬、
いっしょに囚われたのが、仙州の程・参(ていしん)という書生です。
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李白に認められるために書いた詩文を破られ、愛馬を殺されたのでトゥガルに仕返ししようとして、懐遠坊でトゥガルに襲い掛かり混乱を招き、捕らえられました。
チェラホトについて、物知りの程参の見識は「末世の火の難」とのことです。

火の難、それを今夜狼衛が起こすのでしょうか!?


14:37 : [中国ドラマ]長安二十四時トラックバック(0)  コメント(0)

「長安二十四時」#2 午の初刻~小敬、始動~

少し全貌が見えてきました。
ネタバレになりますから、未見の方はご注意ください!


「長安二十四時」#1 巳の正刻 ~たたかいの始まり~




狼衛の捕縛は、陛下が太子に命じた3年ぶりの大きな仕事だったのです。
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↑太子 李・璵(り・よ)

これは太子を試すため、太子の才徳を試すため。
右相の林九郎は御史台(監察をつかさどる役所)をそそのかして、もしも失敗したら太子を弾劾する予定のようです。
その代わりに狼衛を捕まえれば手柄になるのでは、と、李必が何執正に言うと、何執正は「あまい」と言いますが・・・。

何執正が持つ詔をこっそりと盗み見した李必、そこには政務を右相・林九郎にゆだねると言うことが書かれています。
陛下は温泉宮に隠居して引きこもるつもりです!(^^;
太子と右相は犬猿の仲なのですから、もし右相に強大な権力が渡れば太子が危ない!
李必は太子と唐のために、詔を交付させたくないのです。
交付は丑の正刻(夜中の2時)いまから8時間あるので、その間に何とかして、詔を撤回してもらうつもりです。
それが、張小敬を使う理由でした。

張小敬は、もしも狼衛を捕まえたら死刑を免れるという話なので乗ったのですが、実はそれは李必の嘘でした。
長安の戒律は厳しく、死刑となったものは覆せないそうです。
やる気を失った張小敬に李必は必死に訴えます。
李必はこの作戦をきっかけに宰相になりたいのでした。
いま一番の権力者らしい右相・林九郎、やつは権謀に長け、門下以外は罪を着せられ排除される。
その林九郎に、李必は取って変わろうとしているのです。
李必の出世のためなら降りると思った張小敬ですが、長安の治安を守るのだという言葉にはさからえず、ことが済んだらお前に仕返しをするからな!!みたいな勢いで結局「やる」ことになりましたよ。

李必もひどいですよねぇ。

張小敬は隴右兵(ろうゆうへい)を10年
不良帥を9年勤めあげた
冷酷非道で五尊閻魔と呼ばれている
34人を次々と殺し上司の県尉まで殺した
そのために斬首刑になりました

これ、どんな事情があるのかな??

さて、
じつは李必は放浪と見せかけて、右相の不正を見つけるために動いていた時期がありました。

・半年前、工部は安業坊の立ち退きを強行し、多くの民を犠牲にした
・犠牲者の娘の「影(えい)」は妓楼に入籍して歌姫になった
・宴で永王と林九郎の密談を聞きつけた
・右相は陛下に小勃律(カシミール北部)の公民館新設を奏上
・永王にならず者と結託させ住民を始末させた
・影は好きを見て右相の玉佩(礼服の付属具)を盗んだ

この玉佩が不正の証拠?
これを高官の前で差し出せば、陛下は詔を撤回するだろうと。

玉佩とやらを今誰が持っているんでしょうね?
影?
李必はもってなさそうですよね。
それが不正の証拠になるんでしょうかね。うーむ。
それにしても右相の林九郎とやらはロクでもないぞ。
こんなのを重用している陛下っていったい(^-^;

そして、李必の会話から、この時点で西暦で言うと744年ということがわかりました!
李必が李白のことを言っていて、李白が43歳だと言ったんですよ。
Wikipediaには李白は701年生まれとのことなので、744年となりますよね。
いや、数え年で考えると、743年かな?
どちらにしろ、天保ではなく、天宝みたいです。


その張小敬は軍人の装束を与えられ、都尉という地位を与えられました。
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しかし、太子右衛率の姚・汝能(ようじょのう)↓や、崔器らの信頼は薄いものでした。
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↓崔器
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太子の命令だからと言ってついてくる姚・汝能と一緒に街に出て、狼衛を探しています。

白粉の店なのに男しか出入りしていないし、一等地に店を構えているのはおかしいと、調べることに。
地図の闇取引をしているはず。地図の買い手から狼衛にたどり着くはず。
そこには張の手下の男が店番をしています。
官府が捜査していると亭主に伝えるように言います。
亭主は地図を隠すようにほかの店に指示を出すはずだと。

姚・汝能が伝令を出す間に張小敬は別の店に。
店主に「地図を売ったのでは」と問い詰めると、店主は「京兆尹(けいちょうい=都の行政司法を担う)と親しいのだ」と必死で訴えましたが、張小敬は聞きません。
しかし、目を離したすきに店主は狼衛に殺されていました。
「暗示したのに…狼がまだいる」と言い残してこと切れました。

トゥガルは何かを物色していて、張小敬に見つかると地下道を通って逃げまして、
張小敬との追いかけっこが始まりましたが、これがこのドラマの真髄の一つでしょうか。
めちゃ迫力があり、カッコよかったです!!
望楼から武侯がしっかりと見ていて、煙が出る矢でトゥガルの行く先を教えます。
張小敬もさっきまで牢屋に入っていた堵は思えない俊敏さで追いすがります。
時にはパルクールっぽい動きまで!
撮影はドローンかなぁ?
このアクションはまた見せてほしい!
スピーディーで映画みたいで期待大!!

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砂盤でシミュレーションしてるのがまたすごい!
ちなみにこの砂盤、長安中の坊ごとに作られているみたい。



最後に曹破延ですが、西市の床屋でひげをそり落とし、難なく検問を突破。
床屋の亭主を一瞬殺そうとしますが、亭主に幼い娘がいるのを知り、やめました。
曹破延にも幼い娘がいるようですね。
娘をしのぶ首飾りを付けているようです。
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曹破延は修政坊に行きました。
西市から南へ5坊、東へ7坊と言っていましたのが、その通りにありました。

そこは大捕りものがあった丙六倉庫ですよね。
いつの間にか狼衛がまた大勢たまっています!
右刹はいつ、着手をするのだと聞いて、地図を手に入れ次第と答えています。
楽土の建設が始まると言っていますよ。
チェラホトに選ばれたものは生涯の最後に有終の美を飾る
と意味の分からないことを言っています。

チェラホトというのは、曹破延が床屋の娘にも言っていました。
意味を聞かれて「福が来る」と答えていましたが…。


最後に登場した、このおじさん、
温室の花を手入れしています。
この人は果たして…
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続く!!

「長安二十四時」#1 巳の正刻 ~たたかいの始まり~

17:11 : [中国ドラマ]長安二十四時トラックバック(0)  コメント(0)

「長安二十四時」#1 巳の正刻 たたかいの始まり

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WOWOWで始まった「長安二十四時」を見てみました。
唐の時代の物語ですが、上元節というお祭りを舞台にテロを阻止するというスリリングな内容のようです。
面白そう!!
と早速第1話を見てみたけど、情報量がとんでもなく多くて頭がついていきません!!(^_^;)
ともかく漢字が多くて(^_^;)
見てるだけで疲れて眠くなってしまいました。。。
だいたい、十二時辰というのが慣れなくて、丑の刻参りとか、丑三つ時くらいしか使いませんもんね(^^;
何時のことか全然わからないんですよね。

この画像をお借りしましょう。
気になる話題・おすすめ情報館さんからお借りしました。ありがとうございます。
時間の詳細も書いてあるので参考になります。
ドラマでも、巳の正刻、とか初刻など、巳の刻でも何種類もあるんですよ。
今で言うと、2時間も幅があるからなんですかね。
ほんとうにややこしいです。慣れなくて無知で(^-^;
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そこで、備忘録を兼ねて整理しながらあらすじを書いてみようかと思います。
最後まで続ける自信はありませんが(^_^;)
いかんせん48話もあるらしいですからね。

とりあえず登場人物や背景などメモしていきましょう。


時は唐の天保3年、正月14日。ところは唐の都長安の市場、西市です。
上元節の始まり。灯篭祭では都中に提灯が飾られます。

Wikipediaを見てみましたが、唐の時代の元号に「天保」というのは見当たらないんですけど、架空の年代なのかな?
「唐 天保3年」と入力するとこのドラマがヒットしますし。

ストーリーにもどりまして(^^;

これより明日の巳の刻まで夜間外出禁止令を解く
どこから来た者でも検問は一度、誰でも出入り自由。

タイトルが「巳の正刻」なので、午前10時、次の巳の刻まで、これが十二時辰=24時間なのですね。


主人公は張小敬。
張小敬
もとは不良帥(罪人を取り締まる捕吏の頭領)でしたが、いまは上官を殺した罪により、死刑を待つばかりの囚人です。

彼がとつぜんとある人物に呼ばれます。
呼んだのは 李必という文官。
李必
靖安司の司丞です。
太子やナントカ将軍とは友達だの、唐の前朝・隋の皇族の血筋だとかなんとか威張った?自己紹介をしています。
太子に近い人のようではあります。

彼の勤める靖安司、それは4か月前に設けられた新設の、秘密の部署です。
乱を靖んじて世を安寧に導く、の意味だそう。
長安の治安維持をつかさどります。

中書省、門下省、尚書省、
吏部、戸部、礼部、兵部、刑部、工部、御史台、大理寺、光禄寺
三省六部の機密文書が集められているとのこと。

ここには砂盤という都の町をミニチュアにした模型があります。
壮観です。
砂盤

張小敬は
これが悪人の手に渡ったら長安は終わりだと言っています。
地図ってそういう意味で昔はとっても貴重で、慎重に扱われましたよね。

この話の途中に、李必の師匠であり、靖安司の高官・秘書監の何執正(かしゅうせい)がやってきます。
ひどく酔っぱらっていて、砂盤を見ながら「もうおしまいだ」と叫んで倒れこんでしまいます。

なにがおしまいなんでしょうかね?

かしゅうせい

何執正には、知的障害があるように見える養子息子がついています。
何孚(かふ)です。でんでん太鼓を持っています。
かふ



さて、靖安司の役目ですが、

長安城の108坊は300歩ごとに望楼(見張り台)が置かれ朔方(朔方とは?朔=北、唐の北にあるのはウイグルですが…)より送られた武侯(治安、防火要員)が守る。
武侯は各地の戦を勝ち抜いた精鋭たちで視力がよく街を見張っている
異常があれば隠語で靖安司に伝達し、靖安司の指令は瞬く間に各所に伝わる
武侯は弩弓を持ち230歩以内ならすべて射止める
という厳重な警戒態勢です。
望楼
この白と青のパネルを目視して、太鼓を打ち鳴らして伝令します。
望楼2
この望楼の伝令は見ごたえがあります!
4か月でこの完成度、すごいですね。

靖安司での李必の部下は
檀棋 (だんき)下女
このひとが張小敬を連れ出しました
だんき

戸部の役人 徐賓(じょひん)
大案牘述(だいあんとくじゅつ)というデータの分析術で、張小敬と崔六郎を任務に選びました。
張小敬とは初対面ということですが、何やらいわくがありそうにも見えました。
どうなのかな?
じょひん

太子の側近、姚・汝能(ようじょのう)
なんだかちょっと嫌味な感じがしますね(^_^;)
ようじょのう

司天台・報時博士 ほう(マダレに龍)霊
時を告げる役目です
してんだい



張小敬の任務は、犯罪集団「狼衛」の首領、曹破延(そうはえん)を捕まえること。
そうはえん

この日の朝、丙六倉庫で旅賁軍によるおおとり物がありました。
しかし作戦は失敗、16人の狼衛のうち15人は殺害したものの、肝心の曹破延を取り逃がしました。
丙六倉庫には都には無断で作った地下水路があり、それを使って逃げたようです。

長安の民が上元節のために市中に集まっており、危険があるために旅賁軍には任せられない。
そこで、
・都の裏表を知り尽くしている
・生き延びたい理由がある
という張小敬に白羽の矢が当たったのです。

「生き延びたい理由」ってなんでしょうね。
誰でも死にたくないと思いますが…

同じ理由で先に崔六郎(さいりくろう)が任務についていたのですが、そのおおとり物の失敗で曹破延に殺されてしまいました。
崔六郎には崔器(さいき)という弟がいまして、この人は旅賁軍所属です。
この兄弟には聞くも涙語るも涙のエピソードがあるのですが、ここでは割愛します。
あまりにも長くなるのでね(^_^;)

ところで旅賁軍って?
ググってみたら「劇中出現的「旅賁軍」,是「太子十率」之下的府兵」と出ました(^_^;)
なんとなくわかりましたよね(笑)

さて、肝心の曹破延ですが、例の地下水路を通って川に流れました。
それを助けた焦遂という官吏を殺し、その通行証を奪いましたよ。
恩を仇で返す極悪非道な奴ですよね。


曹破延は、城門を無理やり突破して西市の髭剃り屋さん(散髪じゃないし何ていうんでしょうか、床屋でいいですか)でひげをそり落して変装するつもりです。城門、警備が緩いように思うのは上元節だから?不審者と思って追いかけたのに、追いきれなくて放置って、いいんだろうか(^_^;)


捕り物のあった丙六倉庫、持ち主の李陸苟までは、データマンの分析で判明したのですが、旅賁軍が連行に行くと、一家5人殺されていました。首を折られて頭をそがれていたのです。それが狼衛のやり方です。

李陸苟はだれかに大金をもらって丙六倉庫に地下水道を作ったらしい。
資金源が不明なのです。
西市は闇取引が横行しているということです。



張小敬は大捕り物失敗の話を聞いただけで原因を指摘したりして、早速その能力を発揮しています。
死んだ崔六郎のからだから、地図の切れ端を取り出して六郎のダイイングメッセージともいうべき、狼衛の思惑を発見しました。
「狼衛は今日、ことを起こす」
地図には目印が書いてありました。それは、龍武軍(近衛兵みたいな?)の官署、右驍衛の寄宿官舎(高官の子弟の集まりで頼りないらしい)皇宮内の衛兵詰め所、そして右相官邸…。
六郎が正確な地図を作ったのは命に代えても伝えたかったからだ、都に大きな陰謀が渦巻いていると…!!!

大きな陰謀とは何でしょう!?

というところで、続く…!!



ふぅ、結構端折りましたがこの情報量。
これを把握すると面白くなりそうなので頑張りましょう!!!
第一話は登場人物や舞台とか、情勢とか、いろいろインプットすべきことがありますよね。
ここまで書くのにすっごく時間がかかりました。
ぜひとも、おもしろいドラマでありますように(^_^;)


長安の地図がありました。
これもお借りしてきました(^^;
自作中国歴史地図集さま、ありがとうございます。
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長安の街中は碁盤の目になっているのですよね。
この小さな四角いのが「坊」なのでしょう。
坊は城壁(坊壁?)に囲まれていてそれぞれに城門(坊門とでもいうのか?)があるようです。




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感想「キングダム2」

またまたNetflixですが、「キングダム」シーズン2を見ました。
今回も迫力満点、映像もきれい!
よかったです!

が・・・
シーズン1では、結構中途半端なところで終わったので、続編に期待していましたが、いざ、続編が配信になりますと、シーズン1のことをすっかり忘れてしまっておりまして(^_^;)
それで最初のほうはちょっと乗れなかったんだけど、シーズン1の最終話を見たり、どこかのネタバレサイトを拝読したりして、何となくわかってくると、それからはまぁ面白く見ることができました。

しかし、ゾンビとの攻防がほとんどでスリリングだったシーズン1と比べると、今回は結構お家騒動、宮廷の権力争いのほうがメインとなっていまして、最初こそゾンビとの追いかけっこがありましたが、その後はすっかりゾンビが出てこなくなったので、いったいいつになったらゾンビ出てくるんだろうと待ちくたびれました(^_^;)



以下ネタバレ含む感想です。
シーズン3に向けて、自分のための備忘録としても(^_^;)






もともと、若い王妃が、自分の子供を世継ぎにするために、王様を生死草でよみがえらせたことが発端…なのかな。
子どもが生まれる前に王様が死んでしまっては、世継ぎが世子(チュ・ジフン)に決定してしまうので。
王宮の牢獄にはゾンビが捕獲されていますし、このゾンビたちの存在をよく知っていたんでしょう。

世子は庶子だったので、邪魔者とされ謀反の汚名を着せられています。

シーズン1では日が昇ると死人に戻るゾンビが、シーズン2では日が昇っても元気に襲ってきます。
昼間に襲われるの、ちょっと怖さが半減したような気がしますが、そのぶん数で追ってくるから迫力!
結局、ゾンビの活動に関係あるのは光ではなく温度ということです。
冬場は朝に夕に活動できるらしい。

みんなが集まり、シーズン2では王宮にゾンビとの戦いの舞台が移ります。

いっぽう、
王妃の妊娠は「うそ」で、たくさんの妊婦を集めているんですよ。
生まれたのが女児の場合、産婦もろとも殺害、遺棄!!
生まれたのが男児でも、死産の場合も産婦を殺害して嬰児もろとも遺棄。
そんなえぐいことをしているのがこの国の王妃だったんですねぇ。
王妃もやがては自分が蒔いた種のゾンビに襲われてゾンビ化してしまうけど、若いのにすっごい悪くて恐ろしいおなごですわ。
野望のためには自分の父親をも平気で殺してしまう。


世子の護衛のムヨンは妻を王妃の実家のチュ家に人質として取られていて、そのために内通者になってしまっていました。
ムヨンはキム・サンホ氏。またいい役どころです。
が、今回、死んでしまうのでシーズン3では出てこない。残念です!!!

死んだといえば、世子の師匠のアンヒョンテガム!
謀反人として殺された後、計画的にゾンビになって世子を救うけど、かっこよかったですねー!
アンヒョンさんも死んでしまって残念だった!!( ノД`)シクシク…

ムヨンの妻は(話しがあちこちに飛んでごめんなさいね。思い出すままに書いているので)王妃の世継ぎの偽装のために集められた妊婦の一人で、今回はムヨンの子供が王妃のもとへ渡り、世継ぎとなりました。

王宮ではゾンビたちを池に沈めてなんとか掃討しますけど、最後の戦いはかなりの迫力でした。
世子も主要人物たちも全員噛まれてしまって大ピンチ。
でも、水中に入るとゾンビの素の寄生虫が体外に出るのですよ。
だからみんな噛まれても無事でした!
・・・そうじゃなくっちゃ続かないわね。

世子は自分は王位につかずに、弟に譲ります。
弟といっても、ムヨンの息子ですけども。
この赤ちゃんだった新王、王妃とともにゾンビに噛まれたけどゾンビ化しなかった。
幼いとゾンビにならないらしい。

でも、7年後、なんか、寄生虫が新王の皮膚の下で蠢いてて、そこでまたシーズン2が終了。
どうなってしまうんだろうか!!

世子と女医のソビと鉄砲使いのヨンシンは、生死草の謎を追って旅の途中です。
今回ゾンビの秘密をまとめたノートを、ヨンシンがボンパルに渡しました。
ボンパル情けない男だったのにゾンビとの戦いで成長してなかなかの男に。
そして最終的には左議政に!!!(^^)/


でそのノートには

疫病は死者を生き返らせて発病した
生死草についた虫の卵が体内で孵化して脳を操る
生き返ったものは理性を失い痛みを感じず
人の血や肉を求め始める
本来は彼らに噛まれても
化け物になることはなかった
体が冷えて苦しんだ末に亡くなるだけだったのだ
病状が広がりだしたのは東菜の持律軒(ジユルホン)だった
患者に噛まれた遺体を調理して食べた人々が発作で死んでゾンビになった
この時から噛まれたものもゾンビ化した
中にはゾンビにならない者もいる
死に至る前に水につかれば寄生虫が、脳にたどり着けず体内から出てくる
脳が未発達の赤子もゾンビにならない
冷たい性質を好むため春や夏には発病せず
秋や初冬は日の出ていない間だけ発病し
最も寒い冬至から立春の間は昼夜問わず発病する
冷たい性質を好むはずが、熱を加えると病が広がったのが謎である

というようなことが書かれているのです。(ここは画面見て書きましたがな、大事なポイントかと思って)
生死草の謎を追って全国行脚している一行はある村でその生死草を栽培していることを知ります。
生死草が売買されているんです!
その売人を探して世子たちは北へ…。

廃村となった村にいたのはゾンビ!!
足首に鈴をつけているぞ?

そこに映し出される小屋には、箱に入れられたゾンビたち!
首だけを亀のように出している。
ここはいったい何?
ゾンビたちを飼育しているんでしょうかね。
そして謎の女戦士?こいつが頭領で、生死草を売りさばいてるのか?
これがなんとチョンジヒョンじゃあーりませんか!!


これは、シーズン3が待たれます。
内容忘れないようにしないと(^_^;)
17:11 : [ドラマタイトル]キングダム2トラックバック(0)  コメント(0)

感想「皇后の品格」流し見

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WOWOWの朝ドラマ、皇后の品格を見ました。

といっても、見たって言えるかなぁ。かなりいい加減に流し見になってしまったんです。
まぁそれぐらいの感じだと。
思っていただければ(^_^;)


韓国に皇室が現存しているという、架空の物語なんですね。
「宮」を思い出します。
今回も、皇后は民間、しかも相当の庶民の家柄から迎えるんですね。

皇帝一家の顔ぶれを紹介しますと、
皇帝がソン・シンロク氏、
その母親(太后)が、シン・ウンギョン氏
皇帝の祖母(太皇太后)はパク・ウォンスクさん
あとは皇帝に離婚歴のある妹がいたり、彼女にも娘がいたりします。

そこに嫁ぐことになった貧乏舞台女優のオ・サニーにチャン・ナラさん。

貧乏女優が皇室に入ってしまうところから始まる、コメディのようなミステリーです。


ネタバレを含む感想です。
これからドラマをご覧になる方は読まないでください。
それから、人物相関もあんまり検索しないほうがいいです。
ちょっとした??驚きが待っていますからね(^_^;)












最初は皇帝に愛されていると思って皇室入りしたサニーでしたが、じつは皇帝は女癖が悪く(^_^;)
秘書室長のミン・ユラと恋人ですし、姪のアリの乳母とも過去があり、姪のアリはじつは皇帝の娘ですしね。
しかも乳母との不倫は前皇后が生前中の出来事で、前皇后と乳母のガンヒは友達だったとのこと。
ゲス不倫ですよ。

サニーとの結婚は偽装結婚で、じつはミン・ユラと恋愛中なんですよ。
ミンユラは皇帝と結婚して皇后になるために、故郷の恋人ナ・ワンシクを捨てただけでなく、ワンシクの母に子どものころから娘同然に育てられた恩をあだで返すような真似をします。
なんと、皇帝の起こした事故でワンシク母が轢かれたのに、事故を隠ぺいするために見殺しにしてしまいます。
こちらも相当のゲスです。

ワンシクはそんな皇帝とユラに復讐するために、護衛として皇室に入り込むのですが…。

まぁおそらく、見ている誰もが韓ドラ有史に残る突っ込みを入れたと思います。


 ...続きを読む
17:25 : [ドラマタイトル]皇后の品格トラックバック(0)  コメント(4)

視聴近況

直近で感想を上げた「月に咲く花のごとく」「如慰伝」「愛の不時着」「梨泰院クラス」の4本が、あまりにも面白くて、そのあと私の中でドラマのハードルがぐんと上がってしまいました(^_^;)

梨泰院クラスのあと、NETFLIXでは「バガボンド」が上がってきました。
これは日本で有名な漫画ではなくて、イ・スンギくん主演のアクションドラマのようです。
しかしいまいち私には合わないのかなぁ。
似たような感じの「アイリス」も、見てない。。見てないのに似てるっていうのも間違ってますけども。
モロッコのタンジールで追いかけっこのシーンまんま「ボーンアルティメイタム」じゃないですか!!
サウンドトラックまでそっくり!!

で、興味がなくなり離脱。
や、ボーンシリーズは大好きなんですよ。だからこそ、かな。

次に選んでみたのはチ・ジニさん主演の「サバイバー 60日間の大統領」これまたハードボイルドを選んでみましたが、チ・ジニさんの役が、当初は全く自分の意見をさっさと言わないで口ごもった挙句、黙ってしまう感じなので(ちゃんと見ていませんが)イライラしてしまってだめ!!
さっさと言えよ!!と。
たぶんこれが、さっさと言える、言いすぎるぐらいの力強い大統領代理になる物語なんだろうなとは思うのだけど。
この冒頭で力尽きそうです。

いっそ韓国ドラマはあきらめて、前から見たかった中国史劇「宮廷の諍い女」や「琅琊榜(ろうやぼう)―麒麟の才子、風雲起こす―」を見ようかな。

テレビでは「SKYキャッスル」が面白いです。
受験ドラマと思いきや、子どもの受験を通して親である大人たちの貪欲なエゴや、プライドの競争がどろどろと描かれていて面白いのですよ。
子役達の演技がうまい!イェソ役の女の子はほんとうに嫌な感じです。
テレビは引き続きWOWOWの「世界で一番かわいい私の娘」も見ています。
最初はなんだかなぁと思ったけど、少し面白くなってきました。
でも、けっこう早送りで飛ばしながらの視聴なんですけどね。

如慰伝が終わって始まった「長安二十四時」というのも、なんか最初からちょっと引かれなくて。
一応見ましたが寝てしまったので感想というほどのものはありませんし。
ちゃんと見なくっちゃ。

WOWOWやNETFLIXのドラマは感想を上げている方が少なくて、参考にするものが少ないのが難点ですね。
けっこう評判を当てにして選んでいるので。

あと、挫折したドラマは
「僕が見つけたシンデレラ」
「絶対彼氏。」
の2作品。
とくに「絶対彼氏。」は最初のうちはなかなか面白く見ていたんだけど、だんだん、ロボットに恋するとかありえないなーと思い始めてしまうと、あとはもう興味がなくなりました(^_^;)
まだ前回見ていた「キミはロボット」のほうが見られました。
あくまで個人感想ですのであしからず。
最終回号泣!!という触れ込みに楽しみにしていたんだけど。残念!!
「僕が見つけたシンデレラ」を見ていておもったのは、私はアン・ジェヒョンさんが苦手なんだ!と。
「ひと夏の軌跡」も挫折したもんね。
「星から来たあなた」のときは良かったんだけどなぁ。。。

しかし、WOWOWはなぜか、3期連続ヨ・ジングくんのドラマを放送です。
「王になった男」→「絶対彼氏」→「ホテルデルーナ」
まいちだったりしましたが、「ホテルデルーナ」は期待しています。評判が良くて見たいなぁと思っていたところだったので、放送はうれしい!!

そうそう、NETFLIXでは今日からイ・ミンホくんの「ザ・キング」の配信が始まるそうで、いっしゅん「お♪」と思ったのですが、ファンタジーラブロマンスですか~~~。並行世界がどうしたこうしたと。。
ファンタジーラブならトッケビみたいなのかなぁ、と思ったら共演もキム・ゴウンちゃん。
うーん、まぁ人様の評判を待っています(^_^;)
「ただひとつの愛」もファンタジー系なんですよねぇ。
ちょっと好みじゃないかも。。(トッケビは良かったんだけどね!!)


こんなご時世なのでせめて面白いドラマを見て正気を保ちたいのですが・・・。

みなさまも、どうか感染にきをつけて、ご無事で元気でいてくださいますように!!
お互いに、気をつけましょうね!!
08:47 : [その他]視聴近況トラックバック(0)  コメント(0)

拍手コメントお礼

Yhirokoさん、こんにちは!
いつもコメントありがとうございます。
お久しぶりですがお元気ですか?
やはりYさんも自宅勤務でしょうか。
お互い感染に気を付けて韓ドラ楽しみましょうね。

「愛の不時着」「梨泰院クラス」
一気に見てしまいました。
とってもおもしろかったです!!

そのあとがつづきません(^_^;)
あまりにも面白いのを見てしまうとハードルが上がってしまいますね。

椿咲くころ いいですかね。

このあと、別枠で視聴近況を書くつもりですが
テレビ放送で「SKYキャッスル」が今一番面白いです。

またおすすめ教えてくださいね!!

また遊びに来てくださいませ(*^-^*)
くれぐれもご自愛ください!!
08:23 : [その他]その他トラックバック(0)  コメント(0)

感想「梨泰院クラス」

「愛の不時着」を見終わると、Netflixでは自動的に「梨泰院(イテウォン)クラス」が始まります。
評判も良いようなので、そのまま私も「梨泰院クラス」に流れることにしました。

いやぁ~

愛の不時着より面白くはないだろうと高をくくって見始めたのですが
個人的には私は「愛の不時着」よりも「梨泰院クラス」のほうが気に入りましたし、ハマりました!!

「愛の不時着」は設定の勝利、
「梨泰院クラス」はキャラクターの勝利

という感じかなぁ。
私にとっては主人公のパク・ソジュン演じるパク・ソロイがものすごく魅力的でした!
いうことなすこと、ものすごくかっこいいんですよ。
ふつうの物語では主人公が成長していくのが見どころの場合が多いと思うんだけど、このドラマでは成長したり変化したりするのは、ソロイの周囲の人たち。
ソロイは登場の最初から人格が完成している感じでした。
もちろんスケールアップしたり成功したりすることはありますので、それを「成長」と呼ぶなら成長はしますが。
そして終始一貫ぶれることなく、周囲の人たちを成長させていくのです。
武骨で寡黙なので最初はとっつきがたいんですが、いざその人となりを知れば、好きにならずにいられないキャラです。
そりゃこんな人が身近にいたら惚れてまうやろ~!!って感じです!
もちろんかっこつけてる感じはみじんもなく、とても実直で誠実で、ちょっと泥臭くて親しみやすく愛すべき人物なんですよね。

あ~あんまりほめすぎてハードルを上げてしまいましたでしょうか(^_^;)

タイトルを見たときに全然内容が想像できませんでしたが、思ったのと全然違うストーリーでした。
ちょっとネタバレになりますが、復讐劇です。
主人公パク・ソロイと、韓国一番の外食チェーン店の長家が悪縁により戦う物語です。

これからは内容を含むネタバレ感想を書きますのでご注意願います。

まずはさわりの1,2話のあらすじです。





長家に勤める父親を持つソロイ、転校早々、長家の社長の息子チャン・グンウォンのいじめを止めようとして殴ってしまいます。
長家の会長チャン・デヒから謝罪を求められるのですが、「自分が悪いとは思えない、信念に背くことはできない、それが父の教えだから」と拒否します。
その場にいたセロイの父もそんな息子を支持したために、長家を辞めることになってしまいます。
もうしわけなく思うセロイですが、父親はそんな息子を誇らしく思うといい、自分の夢だったのだと居酒屋を始めることにしました。
が、そんな矢先、セロイの父親がひき逃げ事故により死亡してしまいます。
犯人は検挙されましたが、本当の犯人はチャン・グンウォンでした。
それを知ったセロイはグンウォンを許せず暴行事件を起こしてしまいます。
そのために刑務所に行くことに。 
2年後、出所したセロイは初恋の相手のスアと会って、再会を約束して別れます。

スアは、セロイの父親がかわいがって大学への入学金を支援した、身寄りのない女の子。
同情されるのが嫌いな、強いスアにセロイは惹かれました。
今回のセロイ父の事故の真犯人をグンウォンだと、セロイに教えたのも彼女です。

真実を知るスアは、長家のデヒに取り込まれるように大学生活を支援されることになりました。

そして7年後、再会したふたり。

セロイは梨泰院に居酒屋を持つまでになっていました。
スアは長家で働きながら頭角を現して、活躍しています。

そんなセロイのもとに、IQ160のソシオパスの天才少女イソがやってきます。
ソウル大学に入学が決まっていたけれど、セロイに人生をかけることにし、セロイの居酒屋ダンバムでマネージャーをすることにしました。

イソがやってきてセロイのお店タンバムがぐっと変わり始めます。

ソロイは成功するのでしょうか。
そして長家への復讐の行方は・・・・!!!









ここからは結末に触れるネタバレ感想です。





誰かがジャイアントの現代版と言っていましたがまさしくそんな感じ。
親を殺される
  ↓
敵に刑務所送りにされる
  ↓
出所する
  ↓
服役中の仲間と事業を起こす
  ↓
ちいさな事業主
  ↓
業務拡大
  ↓
困難に襲われるも思わぬところからの助けがある
  ↓
やがて敵を討つ

みたいな流れって、ほんと、韓ドラあるある(笑)

逆に、設定が平凡でありきたりでも、ドラマは脚本やキャラの魅力でいくらでも面白くできるという、お手本みたいな感じの作品ですよね!!


意外だったのはさいごにはソロイがイソを選んだことかな。
長家の援助を受けて、長家の人間になってしまったスア(身寄りもないし仕方がない選択ではあるよね。だからソロイはスアを責めてない)のことは、あんまり好きになれなかったけど、それでも、「この」ソロイが選んだ女の人なので…という思いがあったし、ソロイは初心は貫くだろうと思っていたので。
このふたりは絶対に離れないなと、セロイはほんとうにスアを愛しているし、ソアはセロイを深く理解しているなと思わされるシーンや会話が何度もあったので。

最初は、ソロイとスア、イソとグンスという二組のカップルができるんだと思っていました。
そこはちょっと意外な結末だった。


イソはキャラとしてはおもしろくて印象的なんだけど、のこぎりのようにギザギザの刃を持つ少女という感じで、人が傷つこうが自分が傷つけようが平気。実利主義で、理想主義のソロイとは水と油だったけど、ソロイの影響で人間味が出てきたのがよかった。逆にそれがつまらないと思う人もいるでしょうけど。
私は平凡なのか、最初のほうのイソは苦手だったし(^_^;)

ともかく一途にソロイを思っていたので、意外ではあったけどイソの気持ちが通じてよかったなぁと思いました。
イソをスカウトしに来たグンウォンをはめたときは、ほんとにかっこよかった!!
そのあと、グンウォンに追いかけられ、殴られているイソを助けるソロイもまたかこよく、めっちゃ好きなシーンです。
あのときから、あら、これは、ひょっとして?と。。。
(しかし、秘書、なんでイソのスカウトをグンウォンに任せたんだ、あんなおバカちゃんに。。。)

チャン・グンスはダークサイドに落ちそうな気がしていた!
このへんも平凡といえば平凡だったかな。読める展開で、思った通り!みたいな。
でも、イソはグンスには結構ひどかったと思う。
グンスがダークサイドに落ちても仕方がない。
グンスを憎めませんでした。



あと、ヒフン兄貴。
定番では、この人はソロイ側でソロイのために尽力しそうな立ち位置ですよね?
意外な成り行きではあったけど、ちょっと残念でしたね。
でも、あまりに定番すぎてもつまらないよね?(どっちやねん!!)


途中、4年ぐらい飛んでいて、その間にダンバムが急成長していた!!
その部分も見たかったな。
そして、その4年の間にソロイのイソに対する気持ちに変化があったのだから、大事な4年間だったので…
飛ばされたのはちょっと残念でした。



あとは、ラストの誘拐拉致騒動がなんか、とってつけたようにわざとらしいというか、あまりにもドラマを盛り上げるために無理やり付けた感じがして残念な気がしました。
ソロイがひどい事故にあった直後なのに、あんなに喧嘩できるのかというのを置いておくにしても!!

しかし、スアの内部告発のタイミングはどうなん!
もう少し早くてもよかったんちゃうん。
このタイミングだと、あまりにもあざとすぎるよね。
せめてグンウォンが逮捕されたときに告発するとか?
ソロイはスアと結ばれていたかもね。
・・・と思ったんだけど、スアが不正の証拠を集めだしたしたのは、そのあとなんだね。
チャン・デヒが投資家を使ってソロイを攻撃したとき、いったんは長家を辞めようと思ったけど、結局辞めず。
その時から不正の証拠を集め始めたのかと。
ていうか、内部告発で復讐達成っていうのもどうなんだろうかという意見もありそう。


でも、こんなやつに復讐するのも馬鹿らしいと最後に悟ったのはいいよね。
最後にデヒが土下座で命乞いをしたときに、ソロイがそれを蹴ったのはかっこよく、溜飲が下がりましたね!





キャストとしてはパク・ソジュンはナイスキャスティングだったと思います。
どこからどう見てもパク・ソロイだもんね。
原作のコミックと比べても再現率が高いと評判になったそうですよ。
パク・ソジュン君は後頭部の形がいいのです。
このソロイのヘアスタイルは後頭部の形の良さが発揮されていてgood!
そしてロングコートが!!かっこよかった!!!
トッケビのふたりのロングコート以来のカッコいいロングコート姿でした(笑)

イソ役のキム・ダミちゃんはドラマ初登場だったそうで。
私は少し前に「マリオネット 私が殺された日」という映画を見ましたが、別人みたいでちょっと最初気づかなかったです。
非常にイソを好演していましたね。今後が楽しみな女優さんです。いい役に恵まれました。
「ディフェンス!!」笑った(笑)


チャン・グンスはいま、テレビ放送中で私も一生懸命見ている「SKYキャッスル」に出ているんだよね。
SKYキャッスルでは双子の兄の役です。


チャン・デヒ役のユ・ジェミョンさん、今回はめっちゃ悪い役。
存在感あったなぁ。
最後本当に具合悪そうでしたね。心配になるぐらい(^_^;)
チャン・グニョン役のアン・ボヒョンという役者さん、私は初めてだったけど、熱演!
本当にこの親子は悪い人にしか見えなかったわね。

このドラマはパク・ソジュン君だけじゃなくて、この悪役の人たちも決定的に代表作となるドラマになったんじゃないでしょうか。


スグォンとヒョニの二人も気になりますよね(*^-^*)!!
ヒョニがトランスジェンダーで料理がまずいからクビにしろとイソが言ったときのソロイ、本当にかっこよかったね。
なんちゅうか、偉大だった。感動で涙が出ました。
あのシーン大好きでしたよ。

本当に面白かった~~~!!
おすすめ!

シーズン2を期待する声もあるらしいけど、私はここで終わってもいいと思うな~。



お気に入りのOST
かっこいい
聴いてるとまたドラマ見たくなります!!






サントラCD発売中です






23:09 : [ドラマタイトル]梨泰院クラストラックバック(0)  コメント(0)

感想「愛の不時着」





ヒョンビンさんとソン・イェジンさんの「愛の不時着」をネットフリックスで見ました。

ノ~ムノム!めっちゃ面白かったです!!!

見る前から評判が良くて気になって、あちこちのSNSや紹介サイトで、今までのドラマの中でも最高評価??だったんですよね。
ちょっとびっくりするぐらいの高評価で。

見終わってみればそれも納得の面白さ。
これは見ないと損ですよ!!(^^♪

基本は主役二人のラブストーリーなんですが、私はむしろそこよりも、二人をめぐる周囲の人たちの魅力にハマりました!
脇役とも言いますが(^_^;)脇役とは言いたくないぐらい、みんながみんな本当に愛しく大好きになってしまいました。
とくに、脇キャラのラブストーリーは秀逸で、じつは主役二人のそれよりもこっちのほうが印象に残ったりして。

あんまり押してハードルを上げてもダメですよね…。
(^^ゞ


少しだけさわりを紹介すると、ソン・イェジンが演じるのは財閥の令嬢で、自身のファッションブランド、『セリズチョイス』のやり手の社長でもある、ユン・ソリ。
家族とはあまりうまくいってない模様。
二人の兄を差し置いて、父親が自分の後継者にユン・ソリを指名したから、二人の兄に疎まれているのです。

そんなユン・ソリ、自分のブランドが発売するパラグライダースーツの試着のために、自分が「飛ぶ」ことになりました。
そしてパラグライダーは竜巻に巻き込まれ、不時着したところはなんと、北朝鮮!

そこでヒョンビン演じるリ・ジョンヒョク中隊長に見つかり…
最初は逃げ惑うユンン・セリでしたが、けっきょくはリ・ジョンヒョクとその部下たちにかくまわれることになります。



実力派の二人が主演で、とくにソン・イェジンの演技力が光ります。
泣きの演技もとてもよかったんですが、も~~~笑わせてくれる!
私は笑いの演技にさすがと思いました。
韓国の人がいきなり北朝鮮の貧しい村に逗留することになる戸惑いや驚きがうまく描かれています。
私はこれ、タイムスリップものに似ているなと思いました。

以下は内容結末に触れる感想です。
ぜひともドラマをご覧になって、それからまたこちらにお越しください!!

ちなみに、リ・ジョンヒョクという名前にちょっと違和感があったんですが、北朝鮮では李を「り」と発音するそうです。
韓国では「イ」だもんね。













私は北朝鮮の暮らしぶりを全然知らないので、本当にこんな感じなのかなと興味深く、驚きをもって見ました。
イメージと違う!
でも入念に、脱北者に取材のうえ脚本を書いたということで、かなりリアルな設定なんだそう。
北朝鮮は日本でいうと戦前みたい。
ともかく、電気がないらしいです。あっても、すぐに停電するので冷蔵庫などの家電が使えない。
テレビ、洗濯機、冷蔵庫がない生活です。
都市部でもそれは同じらしく大きな道路も停電で信号が消えるので、交通整理のおまわりさんがいます。
電車もおなじく、途中で止まってしまうんだそう。
その電車の中での物品販売のシーンや、病院で輸血を持参しなくてはならないなど、驚きの光景がいくつもあってカルチャーショックを受けましたが、ほ~~~これが北朝鮮か!!と、物珍しく、異国の暮らしを垣間見ることができ興味深かったです。
中には貧しく浮浪者のような子供が出てきたりして、裕福ではないところは漏れ聞いている通りなんだなという感じもありました。

だけど、そんな中でも住人はお互いを思いやり、助け合って生きている人情深い人々でした。

韓国の人たちがこのドラマを見たら、北朝鮮に暮らす人たちを身近に感じるんじゃないでしょうか。
このドラマはひょっとして南北朝鮮の懸け橋になる部分があるのではないでしょうか。

ちなみに、どなたかのレビューで、このドラマの北朝鮮を、日本より50年遅れてると書いてありましたが、50年どころじゃないですね。50年前はちょうど大阪万博の年でしたし。我が家にも洗濯機冷蔵庫、ありましたのでね(^_^;)




リ・ジョンソクの部下たちが4人いまして、これがみんなキャラが立ってる!!
でも、とくに印象に残ったのがピョ・チス。
ユン・ソリに冷たく横柄で意地悪…だったのが、結構なツンデレというか。
表立っては意地悪なことしか言わないで、一見ユン・ソリとは犬猿の仲なんですが、じつはとっても人情家で優しい。いいキャラ!!
役者さんはお初の人でしたが、結構ブレイクしているみたい!
またほかのドラマでお目にかかるのが楽しみです。

それから、韓ドラファンの部下がいまして。キム・ジュモクです。
北朝鮮でも韓ドラは人気なんだとか。
でも、隠れてみているんだよね?
こんなの見たらみんな「南朝鮮」がうらやましくなってしまうよ。
キム・ジュモクも隠れてドラマを見ていますしね。
ドラマから得た知識で韓国通なんですよね。
ユン・ソリと彼らでは同じ言語とはいえ会話が成立しない場合があるんですが
でも、ジュモクの「翻訳」のおかげで両者は会話ができました(笑)
このジュモクがまたツボでした。
「冬ソナ」好きで、チェ・ジウの大ファン。
ユン・ソリともドラマの話で盛り上がって「テギルは死ぬのか」なんて。
「チュノのことだな」とピンときましたよ(笑)
最新のドラマは見られないみたいでユン・ソリにからかわれていたりして。
韓ドラファンならジュモクの韓ドラ愛に感激しますよね。

あとはちょっとキムスヒョン君に似ているビジュアル担当のパク・グァンボク。
隊のマンネのかわいい17歳、クム・ウンドン。

この4人が韓国に潜入するときも面白かったなぁ。
カルチャーショックを受ける姿がおかしい。
これは本当に過去から来た人が現代文明に驚くのに似ています。

脇といえば、北朝鮮のリ隊長の家があった村の人たち!
彼女たちもほんとうに好きだったな。
貧しい中でお互いを思いやり助け合っていた。
北朝鮮だからと言って特別なことはないんだなと、あらためて思いました。

韓国に帰ったセリが、彼女たちをイメージしてコスメを発売して
それが彼女たちに渡ったのがうれしかった。泣けた。
遠く離れていても思いが通じているところがよかったです。
このコスメを村の女の人たちに、ちゃんと渡してくれたダンのお母さんも、ほんとにいいキャラでした。最初はイヤな感じだったのに(笑)ずるい!(笑)好感持たずにいられないよ!(笑)
パラサイトでガンちゃんの奥さんだった女優さんですよ。

村の女の人たち、
ピョ・チスにも優しくしてあげてほしいな(笑)



ヒョンビンはちょっと甘すぎたかなぁ。
私はもっとツンデレでもよかったかなと思うんだけど。
あまりにもべたべたしすぎてて、あ~・・・はいはい!!(^_^;)って感じでした。

まぁ、さっさとカップルになったのでイライラしなくて済みましたけど。
結末としては、年に一度なのかなスイスで会えるから、南北に分かれていても愛は続いているのがほっとします。

スイスのロケ地、素晴らしかったです。
風景が。
スイスだけじゃなく大掛かりなロケを敢行したらしく、すごくリアリティのあるドラマになっていたようですね。

心残りがあるとすれば、もう一組のカップルが悲劇で終わったこと。
どちらかというと、こちらのカップルのほうがラブストーリーとしては興味をひかれたので、悲劇でショックでした。
ク・スンジュンはだんだんと良さを増してくるタイプの役どころだったので。
私はこの、キム・ジョンヒョンさんもお初でしたけど、素敵な役者さんでした。

ダンは結婚をしない選択をして、かっこよかったですね。

ダン役のソ・ジヘさんは、こないだまで見ていた「これが人生!ケセラセラ」にも出ていましたが、今回はつんけんしたセレブな令嬢がよく似合っていました。


二人本当にお似合いだったのになぁ。

でも、ほんとうにおもしろいいいドラマでした!!

いまでも、あの人たちが北朝鮮のあの村で元気に暮らしているんだろうと、これからも元気でいてほしいなと思わせられる、いつまでも思っていたい、そんな風に後を引く、大好きなドラマです。
(現実問題としては、北に帰った人たちがかなり厳しい取り調べを受けるらしく、そこはどうか無事であってほしいです。その点は映画で「The NET 網に囚われた男」とか見てると、このドラマのように平和的に帰ることが果たしてできたのかなとしんぱいになりますわ。。。

あと、セリの長兄が、最初こそ印象よくないのですが、あまりのバカっぷりに却って憎めない人になり、その妻も面白くて憎めず。次兄は本当に悪いんだけど、長兄夫婦とは仲良くしてくれるラストにほっとしました(笑)

セリの部下たちもかわいくて、リ・ジョンソクたちを取り調べた公安の人たちもよかったし、「ディアマイミスター私のおじさん」では、いやーーーな社長役だったキム・ヨンミンさんも、ここではすごく大事で愛しい役でした。ほんとうに隅々までキャラたちがよかったです。


そうそう、
ドラマファンのジュモクが大好きなチェ・ジウに会うシーンは感動的でした。
それから、シークレットミッションのキム・スヒョンくんが出てきたときも、やっぱり生きてたんだね!と、嬉しくなりましたしね!
ヒョンビンが韓国でゲームにハマってしまって、真剣にやってるときにBGMがアルハンブラの思い出!!(笑)
いや、アルハンブラは一話で挫折して見てないんですけどね。。


小ネタがたくさんあって、楽しかったわ~(*^▽^*)



今回お気に入りのサウンドトラックはこれ。
涙が出そう!
「The Hill of Yearning (그리움의 언덕)


南北が統一するとか、交流するとかで、行き来が自由になったり、せめてもっと気楽になったりで、この人たちが(この人たちのような人々が)再会できる日が来るといいなと思います。
13:29 : [ドラマタイトル]愛の不時着トラックバック(0)  コメント(6)

中国史劇「如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃」感想



WOWOWで放送があった「如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃」を見ました。
全87話と長かったですが、とても面白かったので毎週待ち遠しく、長さを感じませんでした。
まぁ韓国ドラマと違い、一話が45分と短いせいもありましたか。

実在の人物たちを下敷きにした、でも、結局はフィクションなので、キャラクターたちにあれこれ言うのもなんだか違う気がしますが、ドラマとして見るとみんなとっても印象的でした。

とくに主人公の如懿は魅力的な女性でしたね。
中国では同時期に放送されたらしい、同じ時代を描いた『エイラク』があります。
それも見るつもりで、比較することになるんだろうけど(エイラクすでに序盤を見たところ)こちらの如懿は、とても誠実で愛情深く正義感にあふれ知的聡明で思慮深く、いうことなし。
好きにならずにいられない魅力にあふれていました。
後宮ものなので、乾隆帝の寵愛をめぐって蠢く野心や、陰謀渦巻く油断大敵な恐ろしい舞台は定番ですが、ともかくテンポよく、ピンチにあったりピンチから賢く見事に生還したりを繰り返し、やがてタイトルのように紫禁城に散っていく終盤はもう、わかってはいても気が気じゃなくあっという間の87話でした。

ファッションがすごいですね。
このヘアスタイル。
(たぶんモンゴルのほうの部族かと思うのですが、そりゃーすごい髪形とかもありました。なんというかウルトラの母みたいなヘアスタイル。ほんとうにああいう髪型していたんだろうか。セットするの大変だっただろうね!!)
高下駄みたいな靴!
爪カバー!!
首に巻いてるボウタイみたいなの、宮殿や各妃たちの寝所とかセットも雰囲気も素敵だった。
また紫禁城の広さは普段はあんまり感じられなかったけど、地図やGoogle earthで見てみるととんでもなく広い!!!
移動にも時間がかかっただろうなぁ。ドラマ内では簡単に行き来していましたけどね。
映像的には光の使い方が素敵でしたね。
全体的にとっても上質な感じで釣り込まれました!!

以下はネタバレ含む感想です!!



物語はのちの乾隆帝、弘暦のおきさき選びから始まります。
おきさきのことは「福晋」といい、正室のことは「嫡福晋」側室は「側福晋」というんですね。

弘暦のお目当ては幼馴染の青桜。のちの如懿です。青桜を嫡福晋にするつもりでした。
二人は相思相愛でしたが、青桜の叔母である皇后ウラナラ氏が失脚したため、その姪である青桜との婚姻も認められなくなってしまいました。
しかし、弘暦はどうしても青桜をあきらめきれず、嫡福晋はあきらめ、側福晋として後宮に迎えることになりました。

嫡福晋として婚姻したのはフチャロウカ。

おとなしそうで奥ゆかしいんだけど実は結構な策士。
乾隆帝は如懿にラブラブだったから、表面上は平静を装いながらも心の中は嫉妬の炎がメラメラ燃えてますよ。
自分は動かず周囲を利用して如懿を落とし込んでいくタイプでタチが悪かったですね~!

嘉貴人(金玉妍)や慧貴妃(高晞月)という悪女的な妃たち、でもみんな美形!!
ほんとうに悪いずる賢い妃たちだったんですけど。。。

最後はかわいそうな感じで終わっていって溜飲が下がる感じはしますね。
そして大親友の海蘭、 
彼女との友情は生涯変わらず、海蘭も誠心誠意如懿につくしてこの関係にはホッとしました。
(尽くしすぎた部分はあるけど)

乾隆帝ってけっこうな女好き(笑)
つぎつぎと側室を増やす増やす!!
ま、それは仕方がないけどね。
でも、如懿は寛大な心で許してね~
あんまり嫉妬しないのよね。
むしろ側室たちに嫉妬されるのが如懿で、策謀にやられてしまって一度は乾隆帝によって冷宮に追われてしまうんですよ。

そこで生涯の友と呼ぶ凌雲徹という、侍衛と出会います。
凌雲徹はなにくれとなく、如懿を気遣ってくれて、冷宮を出てからも二人の友情は続くのですが

じつはこれが、のちのち如懿と凌雲徹にとって悲しい因果になってしまうんですよね。
凌雲徹には幼馴染でもある恋人で女官の衛嬿婉(えいえんえん)がいたんだけど、それがのちの令妃。
ラスボスに当たる人物だけど、最初はそんな大物感はなかったなぁ。

凌雲徹と婚約していたのに後宮で乾隆帝の寵愛を得るために、凌雲徹を捨てる。
さいしょは金玉妍(嘉貴人。。。もう,各妃嬪たちには名前がいっぱいあって覚えるの大変!)にいびられる側だったのが、次第に本領発揮で、どんどん強くなっていくんですよ。

この令妃のせいで如懿が窮地に追いやられる。本当に憎たらしい存在だったなぁ。

凌雲徹は存在感が大きかったですねー。
まずイケメンでかっこいい、武骨で寡黙で誠実で、乾隆帝よりも百倍かっこよかった!!
さいしょは婚約していた衛嬿婉(えいえんえん)を忘れられなかったんだけど、如懿とはぐくんだ友情はやがて淡い憧れにもなったように感じました。

令妃はまた、それで逆に嫉妬してますます如懿を目の敵にするんだよね。
お前が捨てたんだろうが、凌雲徹を!!とむかつきが収まりませんわ(^_^;)

そんな折も乾隆帝の女好きはとどまるところを知らず。
いや、けっして乾隆帝だけのせいじゃなく、子どもを設けるために側室が奨励されるんですね。
皇太后とかがばんばんプレッシャーかけてくるんです。
王室に子どもが生まれることが世の中に安心や平和をもたらすということらしい。
そして、政略結婚的な意味合いで側室を設けるということも大きな意味合いがあったりして、一概に女好きだとか言えないですが、でも、この乾隆帝は女好きだったんちゃうん!!って思ってしまう(^_^;)

如懿は皇后亡き後皇后になりますが、令妃のせいでだんだんと不幸に。
乾隆帝がウイグルから来た容妃に、ドはまりしてしまって我を忘れる始末。
ただ容妃はしっかりと自分を持っていて如懿を尊敬していたからまだすくわれたけど。

その後乾隆帝のどんどんと馬鹿になっていくのは見ていられませんでしたね。。。
そして如懿が例の歴史的な事件断髪という行為に。

断髪断髪というからボブカットぐらいにするのかと思ったら、ほんの少し切るだけ。
あんなのが天地を揺るがすほどの衝撃のようで、そこにびっくりしたけど(^_^;)
漢人は生まれてこの方髪にはさみを入れることがないんだそうで。
まぁ習慣というのはその時代その地に生きてる人じゃないとわからない部分があるよね。
ドラマで泣いのはまず、如懿のおつきの女官蕊芯が江与彬(侍医)と結婚するときに、彼女をひそかに思っていた幼馴染で乾隆帝についてる太監の李玉が、嫉妬するとかじゃなく優しいお祝いをしてあげたことですね。
最後まで蕊芯には自分の気持ちを伝えず、ためてたお金をお祝いにあげたよね。ピュアな気持ちに泣かされました。

あとはやっぱりなんといっても凌雲徹の死。
嫉妬に燃えた乾隆帝は、自分は容妃にいれこんだりやりたい放題だったのに、それでも広い心で静観していた、それどころか容妃に乾隆帝に心を開くように説得までした如懿を信じなかった。
ここはもう乾隆帝に対する信頼はゼロになりますわ。
もうあかんこの男は!!と思いましたもん。

それで結局凌雲徹は死に、如懿は誰からも心を閉ざしてしまいました。
このあとは孤独な如懿が死に向かう中で、如懿のかわいがっていた第5皇子永琪まで死んでしまい、それも如懿の関与を疑われ。。。如懿は乾隆帝に苦しめられすぎで見てられなかったなぁ。

しかしついには自分の潔白をはらし、永琪の敵を討ち、令妃に復讐を果たします。
ここはかなりすごかった!
さすが如懿!!胸がすく思いがしました。
でも、それまでが長すぎた。そういう話だから仕方がないけど。

最後、如懿は結核で死んでしまうんですが、その姿は凛として美しいままでした。
乾隆帝もめっちゃ悔いていましたけどね、あんたがこんな目に合わせたんやろう!と、見ていた誰もが思うのです。

しかし、その後も長く生きた乾隆帝は最後まで如懿を思っていました。
死の間際自分の髪を切った乾隆帝は如慰の髪を入れていた小箱に自分の髪を一緒に入れて、そっと息を引き取りました。

「蘭因絮果(ランインジョガ)」(最初のうちは素晴らしいと思えた結婚も最終的には離婚で終わる)
昔は悲しい言葉だと思っていたけれど今はよくわかる。咲き誇る花もいずれは散るのだと。
如慰が最後に乾隆帝に言った言葉です。

悲劇でしたが美しく見ごたえのあるドラマで大満足でした。





14:48 : [中国ドラマ]如慰伝~紫禁城に散る宿命の王妃トラックバック(0)  コメント(0)

中国ドラマ「月に咲く花の如く」感想




中国ドラマ、「月に咲く花の如く」を見ました。
ちょうど今BS11で放送中です。
私もさいしょはBS11で見ていたんですが、40話目くらいからでしょうか
放送を待っていられなくてU-NEXTで見ることにしました。
(U-NEXT見放題でした)

主演のスン・リーさんは「ミーユエ」でも見ました。
雰囲気は違うけれど、とても魅力的なヒロインを今回も演じていました。
孤児の周瑩が豪商の跡取り息子の妻になり
やがては没落してしまう商家を立て直していくサクセスストーリーです。

今まで私が見て来た中国史劇と言うと、ミーユエとか武則天とか後宮の涙とか女王美央とか
いわゆる後宮ものが多かったのですが
今回は登場人物たちは商人たち。
時代的にも清朝の末期。
今までに見たことがないタイプのドラマで興味深かったです。
ストーリーもとっても面白かったです。
周瑩という人は実在の人物だそうです。
清朝末期という近代でもあり、資料も残ってるのでしょうね。
ドラマの周瑩はもちろんフィクション部分が多いのでしょうが
実際の周瑩もかなり魅力的な人物だったようで
ドラマにリアリティを持たせています。
清朝の末期の混迷の時代を背景に生き生きと、
時には打ちのめされながらも柔軟なパワーで復活して、,商才を発揮してたくましく活躍する周瑩の姿が
ほんとうに魅力的に描かれていてハマりました!!
そんな魅力的なヒロインだから、男たちもみんな魅了されていきますね。
私はこの周瑩のサクセスストーリーでもあると同時に、沈星移という一人の男の成長物語の部分が大きかったと思います。

以下、ネタバレを含む感想です。


周瑩が嫁いだ呉家は大の豪商です。

先述した沈星移とも悪縁というか奇縁というか
断ち難い因縁があるのですが
ここでは割愛(^-^;

これだけは言っておきますが
OP曲が流れているときにたいがいなネタバレ的なショットが見せられてしまうんですけど
(中国のドラマってたいていそうですよね)
そこでどうやらこの沈星移と周瑩がのちのち恋人になっていく気配を感じます。
しかし、序盤の星移はお世辞にも良い男ではなく
ただのドラ息子です。
周瑩にも何度もけんもほろろにダメ出しされますが、そのたびに胸がすく思いでした。
(後宮の涙 では彼、誠実な男でしたので、意外だったけどチャラい男が似合ってましたわ(笑))


ただ、やっぱりそんなドラ息子のままであるわけがなく
ストーリーが進むにつれ、どんどん良い男になっていきます。
まぁそれは後ほど…。

それから、もう一人、忘れちゃいけないのが趙白石。
裁判官みたいな立場の人だったのかな。
めっちゃ堅物なので、おてんばで破天荒で、常識破りの周瑩を最初は敬遠しているのですが、
でも決断力があり、心が温かく正義感にあふれる周瑩に次第に魅かれていく様子がよく伝わってきました。


ということで、ストーリーは…


呉家の大当首は呉家東院の呉蔚文(ごいぶん)。
厳しい人ですが、呉家が栄えた理由は『誠』と『信』を信念としてきたからだと周瑩に教えました。
誠実で信頼される商売を!!
それが呉家のモットーだったのですね。
周瑩はこれを胸に刻み、生涯忘れません。

その呉蔚文の息子の呉聘とは、急場しのぎのハプニングから結婚してしまった、最初は愛のない結婚のように見えました。
でも、私が見たところ呉聘は最初から周瑩が好きでしたね!(みんな知ってるって?笑)
そして呉聘の誠実でおおらかで優しい人柄に、周瑩も次第に魅かれています。
私もこの呉聘が大好きでした。
だから彼が死んでしまったときは本当にショックで~~(T_T)
周瑩が呉聘の葬儀の時、いっしょに埋めてくれと棺に取りすがったときは私も泣いてしまいました。。
周瑩は落胆のどん底だったのに、呉聘の死の責任を問われたり、殺人犯に仕立てられたり。

呉聘が死んだあと周瑩の妊娠が発覚しますが、この子も生まれてくることはありませんでした。
このとき、ドラマを見ていて私もそんな気がしました。
ネタバレのOP、EDでも周瑩が子供と一緒にいるシーンがなかったから。
この時ばかりはドラマ友達に訊きましたよ。赤ちゃんは無事に生まれるの?と。
答えはNO・・・
あ~~~やっぱり(T_T)
でも、それを知らずに見ていたらショックで立ち直れそうになかったので、
そこだけはネタバレしてもらい覚悟のうえで見ました。
辛すぎた展開でした(T_T)



脚本の巧みなところなのでしょうが、敵に当たる相手が何人もいましてね。
それが複雑に絡み合っていて、一筋縄ではいかなかったですね!

身内、呉家中院の柳婉児(りゅうえんじ:呉蔚文の弟呉蔚双の妻)
呉聘のもと婚約者だった胡咏梅(こえいばい)
呉家の永遠のライバル、沈家
その沈家に寄生虫のように張り付いている杜明礼、
杜明礼の背後に控える貝勒(ぺいれ)
と、呉家と周瑩の敵はわらわらと湧いてきます。


呉家にはほんとうにいろいろ次々と災難が降りかかります。
発端は、戸部(政府の軍部)に収める膏薬の件です。
語るとややこしく長くなるので割愛しますが(^^;
要するに、貝勒のもとで杜明礼が策謀して、沈家に寄生するために呉家が標的にされ、巻きこまれてしまったんですね。
そこには、呉聘の婚約者の胡咏梅(こえいばい)の父親胡志存や
呉家のライバル沈家の沈四海なども関わり、
呉蔚文ははめられてしまうのです。
これはとても巧みな脚本でストーリー的には盛り上がりました。

振り返って見ると物語のサスペンス部分は、敵が結局杜明礼、と貝勒。
ということになりますが、それだけではなく、複雑にほかの人物もかかわってたいへん見応えがあります。

この件から、やがて沈家の跡取り息子の沈月生が殺され
その罪を呉家が問われたり
月生の弟の星移が呉聘に復讐したり
呉聘もやがて殺されてしまうし
呉蔚文も投獄されて殺されたり
呉家は没落するし
胡咏梅の父親胡志存が死んでしまい
婚約者をとられるわ父親殺されるわで胡咏梅が復讐の鬼となったり
その胡咏梅と杜明礼が接近するなど
息をつく暇もない展開で、目が離せません。
途中から私がテレビ放送を待てず、配信に切り替えて一気に視聴したのもわかっていただけると思いますが(^^;



ほとんどは杜明礼の仕業でしたね!
呉聘はいったい誰が殺したのかと、かなり情報が錯綜しましたが、これも結局は杜明礼の仕業でした。
どんだけあくどいやつだったんや!!!
あの優しい呉聘を!!
ほんと許せん。

でも、こいつらも(こいつ呼ばわり)利用されてたんだもんね。
それを思うと哀れですけどね。て、さっきも書きましたっけ(^-^;
(いつもながらとっ散らかった文章でまとまりがなくてすみません)


呉家は何度か没落の憂き目にあいます。
しかし周瑩の商才は見事で、腹心の王成均らと乗り切ります。
時は清朝末期の動乱の頃、

アヘンの害で苦しむ人たちがいたり
近代化の中でも西洋人を恐れた人々の姿や
戊戌の変法で混乱する社会や、
義和団の乱ののち、辛亥革命へ向かう清朝の様子が描かれていて
歴史の勉強にもなりました。

終盤の見どころは官営の織物工場をめぐっての攻防でしたね。
趙白石の師匠の張長清が腹黒くがめつい人物だったのががっかりで。
趙白石がとても気の毒でしたっけ。
周瑩も絶体絶命でした。
そこで沈星移が周瑩をかばって死んでしまいます。
この時には私もすっかり星移が好きになっていたので、大ショックでした。
周瑩もその後放心してしまいましたが、
養子を迎えて、生きる希望が芽生えました。
この養子、懐先ちゃんがまた可愛かったなぁ。
この子によって周瑩が元気を取り戻してくれてほんとうにほっとしましたよ。



終盤はかなり暗かったですけどね。
とくに、周瑩の父親が胡咏梅から周瑩をかばうように死んでしまってから
かなりたくさんのキャラたちが死んでしまいました。

趙白石と結婚した 呉漪(ごい)とか
そのお父さんの呉蔚武(ごいぶ)とか
沈四海は死んで当然かもしれないけど、彼も考えて見れば貝勒+杜明礼の餌食になった気の毒な部分もあったよね。
長男を殺されたのに、その仇のためにせっせと貢いでた間抜けにもほどがある。
なにも死ななくてもと思ったのは私だけ?
奥さんまで死んでしまって見るかげない沈家。
このころにはもう、私もキャラたちの死を見たくなくなっていたなぁ。
で、杜明礼はまぁ死んでもよかったけど(^^;
でも、彼にしても貝勒に利用された哀れな存在だったよねぇ…
その肝心の貝勒は?
左遷して終わりだったからちょっと不満が残りました。


肝心の沈星移。
彼はなんと革命に身を投じ…。

西太后が皇帝とともに呉家を宿に、都落ちしていた時期があり
そこを狙って暗殺にやってきたんですよね。

でも、呉家でそんなことがあったら、呉家の人間がみんな責任を取って死罪になる!

とそこへやって来たのは呉家西院の呉沢!!
呉沢は星移と同じく、暗殺にやってきた。(ただし西太后をのみ標的に)
呉家でそんなことがあったら以下同文!!

呉沢ってほんとうにおばかさんですよねぇ。
じぶんも呉家の一員なのに。

はっと我にかえり、逃げようとしたけど遅い!
警官隊がやってきた。
そこで星移が呉沢の身代わりとなって警官隊に殺されます。
もう、呉沢ってほんとに余計なことを、と思ったのは私だけですか?(^-^;

しかし、星移も革命に身を投じるよりも周瑩みたいに沈家を復興させてほしかったなぁ…。
そして結婚はしなくても生涯良きライバルであり友として生きる道もあったろうに。
ま。
それだけその時の世の中が混迷していたということでしょうね。

周瑩はその後、趙白石に求婚されるも再婚をせず
西太后にも認められ、称号までもらったようで(実際にもらったらしい)
この時代、女の人がトップに立つってありえなかったのでしょうね。
それなのにこうして成功を収めた。
それが西太后にも共感を与えたのかもね。
相通じる所があったのかも。
その後周瑩は懐先を留学させると、
なんと40歳という若さ(42歳という表記も)でこの世を去ったとのことです。
福祉にもお金を投じた立派な人物だったようですね。

生き生きと活躍した女傑の姿に
最後まで魅入ってしまいました。

物語の中盤では周瑩たちが「迪化(ウルムチ)」という町に行きます。
その道中の景色がすごくて。
あとで調べたら、迪化(テイカ)という名前は乾隆帝が名付けたそうですよ。

その迪化(ウルムチ)での商売相手の図爾丹(トゥーアルダン)という男も周瑩にベタぼれしちゃいますけどね(^^;

風景もよかったし、装束もステキでしたし
呉家の設えも見事でした(紫禁城をまねて建築したんだとか)

今まで見て来た中国のドラマではいちばん面白かったし、
最近の韓国史劇では得られないワクワクと爽快感と
ハラハラと、そして感動をもらいました。

感想もこのように長くなってしまって(^-^;
ここまで読んでいただいた方がおられたらありがとうございます。

またこんなドラマを見たいものです。














15:51 : [中国ドラマ]月に咲く花の如くトラックバック(0)  コメント(4)