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映画感想「名もなき復讐」



引き続き、WOWOWで放送された「名もなき復讐」を見ました。
こちらは、主演はシン・ヒョンビンと言う女優さんです。
あんまり聞かないですが(失礼!)「ペク・ドンス」でヒロインを演じた人でした。
奇遇?にも、もうひとりの主演(助演かな)がユン・ソイと言う女優さん。
どこかで見たぞ?と思ったら、なんとこちらも「ペク・ドンス」に出てた人。
どちらもめったに見ない(失礼失礼!!)のにここで集合とはなんて思ってました(^-^;

物語は一言で言えばレイプされた女性の復讐ものです。

まぁともかくヒロインの人生が悲惨すぎました。
ここまで悲惨にしなくてもいいのに、、、と、監督や脚本家にドン引きしてしまいます(^-^;

以下ネタバレです。



ヒロインのジウンは明るく恵まれた環境の少女です。
スポーツもできるし絵もうまいみたい。
その友達に、ヤンキーの仲間入りをしたウォンギョンって子がいます。

ジウンが家族と共に乗っていた父運転のクルマが、交通事故を起こし、両親は死にジウンも言語障碍者になってしまいます。
その事故の原因は、ウォンギョンが彼氏チャンベと二人乗りをしていたバイクのおふざけ(ジウンのクルマに絡んだ)でした。

その後ジウンはなにかの工場で女工としてウォンギョン共々苦しい生活をしています。
しかし、そんな彼女はあるとき3人の男たちに強姦されてしまいます。
傷つきながらも警察に被害届を出しに行くのですが、対応した刑事がクズのキム刑事で、ジウンの被害をきちんと聞きません。
失意のうちに家に帰ると、待っていたのは強姦魔仲間の一人でした。
再び強姦されてしまったジウンは、その男をとっさに殴り、結果的に殺してしまいます。

しかしそのときの気配を隣の部屋で聞いていたチャンベの言葉から、ジウンを疑ったキム刑事がジウンを追いかけます。
ジウンはとっさにキム刑事も殺してしまいます。

二人も殺めたジウンは人生をあきらめたように、ウォンギョンにまとわりつく暴力男のチャンベや、強姦した男を殺していきます。
キム刑事の拳銃をそのまま持ち帰り、拳銃で殺していくのです。
ジウンはもと、射撃で金メダルを取るほどの腕前だったのです。

ジウンになぜか肩入れする女性刑事のパク。
彼女にはおなじように強姦された妹がいます。
妹はその時から言葉を発せず入院したキリ。
だからジウンと妹を重ね合わせてみてしまったのですね。
何かと親身になり、ジウンを疑わないパク刑事ですが、最後にはジウンを逮捕に行きます。

そのときジウンは自分を強姦した3人の内最後の男ジェヒョンを殺す直前でした。
そのジウンを説き伏せ、ジェヒョンを殺さないように説得したパク刑事、その声が届いたように、ジウンは拳銃を手放すのですが、ジェヒョンがそれを拾ってジウンを撃ちます。

パクは思わずそジェヒョンを撃つのでした。

ジウンは一命をとりとめましたが脳死状態。
ジウンの臓器が、ジェヒョンに提供されそうです。
それを知ったパク刑事は、ジェヒョンを殺そうとするのですが、できず、代わりにジウンを死なせます。

あまりにも悲しいだけの物語でした。。。
01:12 : [感想]映画感想トラックバック(0)  コメント(0)

映画感想「インサイダーズ/内部者たち」

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WOWOWで放送があった「インサイダーズ/内部者たち」を見ました。
イ・ビョンホンが主演です。

イ・ビョンホンが演じているのはアン・サングという芸能事務所の社長です。
序盤はちょっと話がややこしくて流し観してたんですが(^-^;
要するに、政治の世界が大手メディアと財界の闇の部分と癒着しているという話しのようです。

サングはやり手の芸能事務所の社長なんですが、裏では、ミライ自動車の会長が催す性接待の取り持ちや、流出した裏金資金のファイルの回収など、闇の仕事をしています。

さて、その裏金ファイルとは、ミライ自動車が銀行からの不正融資を受け、そこで作った裏金から、次期大統領を狙っているチャン・ピル議員にまた裏金が流れたことが書き込まれています。
アン・サングはそのファイルをコピーし、信頼する祖国日報の主幹(社長とかじゃないのね?)イ・ガンヒに渡します。
そして自分はその裏金ファイルの内容を知っていることで、ミライ自動車の下僕のような立場から抜け出したかったのですが、、。
ミライ自動車の幹部に右手を切られるという残酷な拷問を受け、以前よりもっと立場の弱い奴隷のようになってしまいます。

で、もうひとり、主人公の人がいまして
それが警察官から検事に職替えをしたウ・ジャンフンと言う男です。
彼は優秀な検事でしたが、コネやバックがないために出世できません。
だから実績を積み、功成り名を遂げたいと願って必死です。
そのために彼が、チャンピル←ミライ自動車という、一連の裏金の流れの証拠のファイルを掴んだのに、それをサングに横取りされてしまうのです。
いったんは出世の道を閉ざされてしまうジャンフンですが、諦めずにサングを監視し続けています。

二年が過ぎ、アンサングは落ちぶれたゴロツキのような暮らしをしていますが、その実、自分を陥れたチャンピルに復讐の機会をうかがっています。

また、検事のジャンフンもまだまだあきらめておらず、ミライ自動車に不正融資をした銀行の頭取を尋問したりしますが、、。

ふたりとも失敗してしまうのです。

そして失敗したもの同士がミスマッチなタッグを組んで、、、という、物語。





ストーリーは濃厚でハードです。
本当にこんな風に政治と企業とメディアが結託して国民を愚弄しているかと思うと、気分が重くなる部分はありますが、、。

イ・ビョンホンが汚れ役と言いますか、騙されたり拷問されたり、じつは信用しきっているイ・ガンヒが一番の黒幕だったりするのに、気付かないなどちょっと間抜けで(自分が弟分を大事にするからガンヒもそうだと思ったのかな)
「めちゃカッコいい」
とは言い難い役柄です。
でも不屈の精神をもち諦めない粘り強さは主人公として、たとえヤクザでも応援したくなるキャラです。
それに案外情に厚く、部下を大事にしたり、年寄りに礼儀正しいあたり(相手によるのですが)も、好感度アップです。

かたや、検事のジャンフンを演じているのはチョ・スンウ氏ですが、「馬医」の主人公ペク・クァンヒョンの人なんですよね。
「馬医」は最初の方で脱落しましたので、あんまり印象ないんですが、今回の検事役、カッコよかったです。
後ろ盾もコネもなく、四面楚歌の中でもがくようにがむしゃらに出世を目指している。
でも清廉潔白なところがまた、主人公として応援したくなる。

チャンピルたちはものすごく強大な敵で、サングたちは歯が立たないです。

それをどうやって打ち崩してゆくのか、とても見応えがありました。
見終わったら、こんなにドロドロの話なのにどこかさわやか。

このあと、WOWOWでは続々と韓国サスペンス映画を放送していますが、やはりイ・ビョンホンみたいなビッグネームが出演する作品は、脚本もそれなりにいいなーと言うのが実感されました。

他のもおもしろいんですが、この作品がここのところの韓国サスペンスでは、いちばんおもしろい感じです。

まだまだたくさん放送するみたいで、見比べるのも楽しみです。


17:27 : [感想]映画感想トラックバック(0)  コメント(0)

視聴近況

最近は日本のドラマもずいぶん見るようになってきましたが、今クールは「お母さん、娘をやめてもいいですか?」と「悪霊の午後」だけしか見ていません。
「オカムス」はとても良かったです。終わってしまって寂しいなー。
「真昼の悪魔」は、その昔、わたしがまだとても本読みだったころ(笑)遠藤周作が好きで良く読んでました。
スコセッシの「沈黙」ももちろん読みましたよ。遠藤周作はホラーも何作か書いてて、そのうちのひとつがこの「真昼の悪魔」ですね。よくにた感じでは「悪霊の午後」とかもありました。若かった私は怖くて怖くて。でも今はあんまり怖くないな、と思いながら見てます(^-^;
(※「真昼の悪魔」と「悪霊の午後」をテレコにしていました。訂正します)
ちなみに人気の「カルテット」は、見てないのねん。

さて、本題の韓ドラの視聴近況はですね、

すごく期待していた「六龍が飛ぶ」が始まって、楽しみながら見てはいます。
なんせ、主役の3人(チョンドジョンは入れずに)がかっこいいよねー💕
イバンウォン(ユアイン)、イバンジ(ピヨンヨハン、未生で同期の)ムヒュル(名前覚えてない!ピノキオで兄役)の3人衆、いいです!!!
なぜムヒュルのところではコミカルなのか??とは思いますけど(笑)
ともかく、私には三人ともかっこよくて、もーー、見てるの楽しい!
…ただ、話は、、つまらなくはないですよ。面白いです。が、
いま15話まで見たんですけど、話の進み具合が遅いね?
ちょっと遅い気がします。
でも許せる。
カッコいいから(笑)

あと、「恋はチーズインザトラップ」も見てます。でも、イマイチ面白くない。
パクヘジン氏が大学生にしては老けてるよね。ホンソルも地味で、お互いどうして好きになったかよくわからない。
ペクイナのほうが好みです。私の。
あと、ホンソルの友達の彼氏が、いま人気急上昇のひとなんでしょ?

で、そのひとも出てる「麗」がWOWOWで始まったので見始めました。
たしかに、あのホンソルの友達の彼氏が、兄弟衆のなかでいちばんカッコいい、というか、好みです。私の。(笑)

そんな風に、ひさしぶりに、かっこいい男子を眺めて眼福に預かってる今日この頃です。
21:36 : [その他]視聴近況トラックバック(0)  コメント(0)

感想「お母さん、娘をやめていいですか?」

NHKのドラマ、「お母さん、娘をやめていいですか?」を見終えました。
すごく見応えのあるいいドラマでした。
監修に、信田さよ子さんのお名前を見て、期待できるなと思ったけど、期待通りというか、、期待以上だったかも。

一見娘思いの良い母親に見えて、実は過保護、過干渉、支配的、独善的な母親に育てられている美月が、母親からの自立を目指して葛藤する物語です。

信田さよ子さんと言えば「母が重くてたまらない」など、一連の母娘関係を研究した本を書いておられて、この人の本が出回るようになってから、毒親という言葉が市民権を得たように思います。つまり、親を嫌いでもいい、嫌いと公言してもいい、恨みつらみを口に出してもいいと言う風潮になってきた。
それまでは、お母さんって言うと、サトウハチローの詩にあるような、石川啄木の「戯れに母を背おいて」みたいなイメージで、母親の悪口いうなんてとんでもない、みたいな感じだったかなと思います。
そのイメージを覆したのが、信田さよ子さんだったと、少なくとも私には。
それから、田房永子さんの「母がしんどい」や、小川雅代さんの「ポイズンママ」、遠野なぎこさんの本なども読みましたが、その反響をふくめて、世の中母に苦しめられている娘のなんと多いことか、驚きました。

以下ネタバレ感想です。

全部見終えて、良い結末だったことでとてもホッとしました。
ひょっとしてあの新築した家を燃やすとか・・・誰か死ぬとか(^-^;
そんな陳腐で、やたら残酷な結末じゃなくてよかった(笑)

でも、家族のために家を建てたのに、家を作ることから始まった物語なのに、その家に住まないで家族が離れ離れになってしまうというのが、すごく意味深で皮肉で面白いラストでした。
最終回のサブタイトルは「人形の家」で、斉藤由貴さん演じる母親は、人形作家なので、家にいっぱい人形があることもタイトルの所以でしょうが、やっぱりイプセンの「人形の家」から、(私は未読ですが)女性の自立を描いてあるのでしょうね。
娘である美月だけじゃなく、母親も家を出て、人生をやり直すのです。
本当の、毒親、毒母っていうのは、きっとこんなに簡単には変わらないと思うんです。
でもドラマだから。。希望の持てるラストにしてあって本当によかった。

親子って、一生親子だと思うのです。
でも、こんな風に立ち切らないと、お互いが幸せになれない親子関係も中にはあるんだよね。
それは幸せな親子関係とは言えないのかもしれない。
折々に親にいてほしいことがあるもんね。病気になったり、出産したりとか。
毒親なら今は娘を手放しても、孫ができたらまた同じように固執するかもしれない。
だから美月とその母は。。このまま会わないほうがいいのかな。
だけどいったん吹っ切った美月ママはこの先も「ふつう」のお母さんになって、美月がサポートしてほしいとき適度なサポートをしてくれるといいな。甘えたらあかん??いや、少しぐらい甘えて、迷惑かけても許してくれる、それが親ではないでしょうかね。
そんな親になってほしい。
このドラマは美月の成長物語であると同時に、母親の成長物語でもあったのですね。

じっさい、美月のママだって自分の母親から完全否定される子ども時代を送ってきて、それはそれで本当にかわいそうでした。
むしろ私はママと祖母の母娘関係にすごく同情して泣けてきましたよ。
おばあちゃんは美月には、ママのいないところでママをほめたりかばったりするんだけど、それをどうして本人に言ってあげないの??葛藤を残したまま逝ってしまったおばあさんは、おばあさんにもきっと自分の母親となにかあったのかなと思わされました。
そんな風に自分も親に悲しい思いをさせられたママ、だからと言って毒親になっていいいなんてことはないんだけど。
ドラマ的に、二組の母娘の対比が興味深く、ドラマに奥行を与えていたと思いました。

母娘と言えば、美月の生徒の後藤礼美の母子。この人たちも美月の視野を広げてくれました。

美月はでも、松島と言う人に出遇って、ラッキーだったと思います。
松島はすごくいい人間です。いい男なのよね!
たとえば、学校のことで美月が「自分は教師に向いてない」と悩んでるときに「先生なんか辞めたら?」みたいなことを言う。
でも美月が「そんな無責任なことはできない」と答える。
松島は「じゃあ、向いてなくはないんじゃない?」と言うのです。
美月が家を出て自立しようとしたときもさりげなくサポートしてくれました。
押しつけがましくなくて、温かい男だなーと。ええ男や~~と。
よかったなぁ、こんな人に出遇えてと思いました。

ママの友達の人形作家(麻生祐未)も美月の味方をしてくれたしね。
(しかしこのひと、ママの恋人を横取りしておいて一年で離婚したのではなかったっけ?良い人なんだけど、そんなことがあったのに、友達でいられるものでしょうか。。こないだ見たドラマ「賢者の愛」みたいだ)

ところで松島が最後に自分の母に会いに行ったとき、ひさしぶりの再会にも関わらず、抱き合うこともなく。。
ふたりは和解するのかと思ったけど、こちらも別れを選択していました。
もう二度と会わないという別れです。
松島の母は松島とその父を捨てて男に走ったんだね。
自分が息子を捨てたことで、許されない罪を犯したと思っているんですね。
このまま「たまには会いに来て」となると、松島が結婚して子を産めば「孫を抱く」という至福を味わうでしょう。
でもその資格は自分にはなく、幸せを味わってはいけないと、分かってるんだと思いました。
自分のその姿を見せることで、子どもである松島に、罪を犯した親の末路を見せていたんだと思いました。

こうして考えてみると、このドラマはみんな親子が別れる物語のようです。
松島も傷ついている。美月にぜひとも癒してあげてほしいですね。

父親不在の早瀬家でしたが、父親が果敢に立ち上がり、やっと夫婦の絆を取り戻すことで、親子の関係もなんとかなりました。
美月と顕子だけじゃなく、父親も成長したんですね。
出来すぎのラストでしたが、私はよかった。ホッとできました。
ドラマぐらいほっとしなければ(笑)。逆に悲惨なのも好きだけど(笑)。
また音楽が良かったです。

それから、このドラマ中部地方でのロケが多くて、うちの近くのナガシマスパーランドも登場しました!
セントレアやオアシス21とか、見知ったところが出てきて、最後に松島が母親に会いに行ったのは多分郡上か郡上八幡あたり。
そういうのも面白かったです。娘の知り合いの親戚の家の近所が、美月の家だったとかね(笑)。

長々書いたけど、それだけ語りたくなるようなドラマだったと思います。
実際の自分がどういう娘か、どういう母に育てられたか、そしていま、母として子どもとの関係はどうか、、と言いだすともっと長くなるので思いっきり無視しました(^-^;あしからずです。




あらすじはこちら↓

美月と母親の顕子は親友のように仲良しです。だから美月には友達がいません。友達がいらないのね。ママがいるから。
仕事のことも恋愛もすべて母に相談していっしょに悩んで考えてもらう。母からのアドバイスにいつも素直に従うばかりでした。
で、家を新築しています。家の普請に関しても母娘中心でアレこれ決めて、建築が進んでいきます。
部屋の壁紙や調度品など、自分の好みを押し殺して母に同調する美月。母は自分こそが美月の好みを把握しているとばかりに、自信たっぷりに美月を「誘導」します。二人を見て何かをあきらめているように、すべて任せて口出ししない父親は、実は会社でリストラ候補の憂き目に合っています。
その家の建築業者で責任者の松島は、そんな母娘関係に興味を持つうちに美月に惹かれ、二人は交際することになるのですが、
松島とつきあうことが、自分と母親の関係を見直すきっかけになったことと、仕事の悩みを母よりも松島に相談する方が的確な言葉が返ってくることから、美月の中で母よりも松島の存在が大きくなり始めたのです。
そんな2人を見て、美月の「心変わり」に気づくと、最初は交際を後押ししていた母は、途端に邪魔をし始めました。
美月と母の間に修復できないほどの亀裂が生じ始めます。
だんだんと壊れていく母。
美月はやがて独立することを決意します。


18:20 : [邦ドラマ]お母さん、娘をやめていいですか?トラックバック(0)  コメント(0)

映画感想「技術者たち」

キム・ウビンやイ・ヒョヌら、人気若手俳優が出ている「技術者たち」を、見ました。

内容は↓のとおり。

キレ者の金庫破り兼詐欺師のジヒョク(キム・ウビン)は、人材調達の名人グイン(コ・チャンソク)、すご腕ハッカーのジョンベ(イ・ヒョヌ)と組んで宝石店を襲撃し、その名を世間にとどろかせる。そんな彼らに目を付けた財界の大物チョ(キム・ヨンチョル)が、自らたくらむ計画に彼らを引き込む。それは、最高のセキュリティーシステムを誇る仁川税関に存在する大金を、わずか40分以内に強奪するというものだった。

シネマトゥデイより

感想

まあ、つまらなくはない、イ・ヒョヌくん、好きだし(かわいいよね!)
チームプレイも好きだし(一番好きなのは「スニーカーズ」)、意表を突くラストも楽しかったと、言えるかな?

ここからネタバレ感想です。


まず、キム・ウビン演じる主人公が、犯罪に向かう姿があまりにも、軽い!
実は必ずしもそうではないことは、後々わかるんだけど、爽快感にはつながらなかった。あくまで個人的に、ですけど。
イ・ヒョヌくんが「裏切り者」という所も、明らかに読めてしまった。
主人公側がお金を全部奪うというラストも予想通りで、むしろそうでなければ意味がないんだけど、あのトリックはいつの間にやったのか?
紙幣の一枚一枚にあんな風に細工をする手間というか、その技術、(だから技術者たち、なのかもしれないけど)があるなら、もっとさっさとお金奪えたのでは?
主人公たちは、キム・ヨンチョルが演じた悪の親玉に利用されて、強制的に強盗をさせられるのだけど、あのオチなら、親玉をだましたまま、お金を手に入れることが出来たのでは?と、思う。
なにも種明かししなくてもよかったのに。
あちこちでツッコミどころが多いし、設定が雑すぎるように感じて、イマイチに感じてしまいました。
ちょっと残念です。
ラブもちょっと、個人的に余分に感じた。
最後も蛇足に感じました。


18:44 : [感想]映画感想トラックバック(0)  コメント(0)

映画感想「ビューティー・インサイド」

ビューティー・インサイド [Blu-ray]
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ハン・ヒョジュ主演の「ビューティー・インサイド」を見ました。
主演と言うけれども、主人公はある男の人なのです。
でも、そのひと、キム・ウジンは毎日目覚めるごとに「別人」になっているんです。

毎日姿が変わっても彼女を振り向かせたい。



家具デザイナーのウジンは18歳のときから目覚めると心以外の姿、性別、国籍等の全てが変わるようになってしまった。男、女、老人、子ども、外国人…。人に会う仕事ができないため、才能とインターネットを活かして活躍している。そんな彼の “病気”のことを知っているのは母と親友だけ。ある日、アンティーク家具店で働く美しいイスに出会い、一目で恋に落ちてしまう。彼女に会いたい一心で、毎日初めてきた客のようにお店に通う日々。彼女に告白する“見た目”になる日を待って、ついにデートに誘い、ふたりはロマンティックな3日間を過ごす。しかし、同じ姿でいるため3日間徹夜をしたウジンは、うっかり電車で寝てしまい起きると全く別の顔に・・・。

ウジンはイスに真実を話すことができるのか?イスは、毎日姿が変わるウジンの愛を受け止めることはできるのか?最高に特別な恋が今はじまる!




と言うのが公式HPの紹介文です。
正直、これ以上でもこれ以下でもないという感じ??
でも、雰囲気のある作品になっていて、面白く見ることができました。
いわばファンタジーと言うよりも、童話っぽいです。

現実的なことを言えばいくらだってツッコミどころがあるわけですよ。

運転免許証はどうするのか?
(韓国のものも写真付きだと思うけど見たことないけど)
パスポートはどうするのか?
中身は変わらないといいつつ、国籍が違ったとき、話し言葉まで変わるのはなぜか?
「変身」はどうやって行われるのか?痛みが伴うのでは?(骨が変化するわけだから)
奇病だとすれば病気の原因は何か?だとか、治療のために努力したのか?とか。。
もっとたくさんのツッコミどころがあるでしょう。
でも、そんなことは考えずに楽しむ作品で、考えだしたら楽しめないので、考えてしまってそれが鑑賞の邪魔になると言う人は見ないほうがいいと思いますね(^-^;
ただひたすら、人の内面を愛するということに焦点が当てられた作品だと思います。

ハン・ヒョジュちゃんはとてもきれいで、一目ぼれする気持ちはよくわかります。
また、こんな奇病の男を生涯愛せるのだろうか、周囲の奇異の目に耐えてまで?という、彼女の困惑も分かります。

美女と野獣も、カエルの王様も、やがて魔法が解けて、ふたりは恋を達成します。
カジモドみたいに醜い男は、心が美しくても報われないというのが一般的。
この作品の彼氏はもちろん、人間で、醜いときもあるけれどハンサムな時も多い。
だから大丈夫なのかな(^-^;
なんて思ったら、面白くないですよね!(笑)





10:08 : [感想]映画感想トラックバック(0)  コメント(0)

感想「ラスト・チャンス!~愛と勝利のアッセンブリー」

ラスト・チャンス!~愛と勝利のアッセンブリー (コンプリート・シンプルDVD-BOX5,000円シリーズ)(期間限定生産)
ラスト・チャンス!~愛と勝利のアッセンブリー (コンプリート・シンプルDVD-BOX5,000円シリーズ)(期間限定生産)


録画していた「ラスト・チャンス!~愛と勝利のアッセンブリー~」を見ました。
とてもよかったです!!

ただの溶接工だった主人公、ジン・サンピルが、政治家になる物語です。
とても熱い性格だということは冒頭から分かるので、熱い(暑い)政治家が不正渦巻く政治の世界にカツを入れる物語なんだな、見なくても分かるな~~・・・なんて、高をくくって見始めたのですが、そのジン・サンピルの熱い思いに釣り込まれ、感動し、とても面白く見ることができました。

韓ドラだけど、ラブもなし、胸キュンもなし、出生のヒミツなし!記憶喪失もなし!!
すがすがしいまでの普通の物語です。(そこのところ、「未生」と重なります)

政治の話は難しいのかと思いきや、なんせ主人公が政治のど素人、彼自身が難しい言葉もしゃべれないからいつも平たく言ってくれます。よく思っていました。政治家が難しい言葉でインタビューや国会で答弁していると、「平たく言ってよ!!」と(笑)
ジンサンピルは平たく言っています(笑)

いま、日本でも森●学園のことで国会が紛糾していますが、日本にもジンサンピルみたいな政治家がいたらいいのに、と思います。


さて、タイトルの「アッセンブリー」と言うのは、「ユニット」みたいな意味らしいですね。
(それならそうと、平たく言ってよね!笑)

ジンサンピルは溶接工をクビになった。会社相手の裁判にも負けた。
そこに近づいたのが与党事務総長のペク・ドヒョンでした。
彼なりに思惑があり、ジンサンピルをキョンジェ市の公認候補として立候補させることにします。

その公認を狙っていたのは、ペク・ドヒョンの長い付き合いの後輩、チェ・インギョン(ソン・ユナ)でした。
エリート補佐官の経験がある彼女は、ペク・ドヒョンを通して公認をもらって立候補するつもりでした。
でも、ジンサンピルの登場に涙をのむのです。
そして、ペク・ドヒョンの頼み(命令)を受けて、ジンサンピルの参謀となり、サンピルを当選に導き、その後も補佐を続けます。

そしてもうひとりのユニットはテギョンが演じるギュファンです。
彼は、ジンサンピルと同じ不当解雇の末になくなった、サンピルの大事な先輩であるペ・ダルスの息子でした。
父が死んだのはサンピルが仲間を裏切って会社と和解し、その挙句に政治家となった。。と思い込んでいるギュファンは、父の復讐のためにサンピルの事務所に入ります。

インギョンもギュファンも最初はサンピルを信用してない。
だけど、サンピルは愚直とも言える誠実さで、政治をしようとします。
政治の世界は魑魅魍魎の世界。いつも誰かに寝首を掻かれるないか不安が付きまとうような・・。
そんな世界でサンピルは己の信じたことに誠実に、まじめに、政治をしようとします。
ときにはヘマもします。その小さなヘマが政治の世界では命取りになるのです。
だけど、終始一貫して、サンピルはまじめで実直で熱心です。

政治の世界を知り尽くし、政治家として有利な方向性を熟知しているインギョンも、やがてはサンピルの熱意に共感しますし、親の仇と思っていたギュファンもサンピルのよさに気付いていきます。

このユニットと言うか、タッグがとても効果的で胸がすくような気持ちになりました。

ストーリー中、「政治工学」という言葉が出てきます。
つまり、政治の世界において権力の優劣を決める「工作」みたいなことでしょうか?
政治の世界ではこれが大変重要で、政治工学に長けた政治家が権威を誇るのです。
が、サンピルはそんなことに興味はありません。
政治工学ではなく、「政治」をするために政治家になったのだといいます。
決して国民を裏切ることなく、誠実に政治をしようとするのです。
ブレがありません。
泣けてくるほどに真摯に政治に向き合っていました。

味方と思っていた人間が敵になり、敵と思っていた人間が味方になる。
終わってみれば、ああ、やっぱりね・・・
と、思うような展開には違いないのですが、いつもいつも国民のことを第一に考えるサンピルの姿は飽くまですがすがしい。
そのすがすがしさに感動しないではいられませんでした。
ラストもたいへん、気持ちが良かったです。

さて、主人公のサンピルを演じたチョン・ジョエンし。
このひとドラマはお初だそうです。
映画畑の人ですね。
とくに「ガンアンドトークス」がカッコよかった。若いって素晴らしいね(^-^;
右端の御仁です。
ガン&トークス [DVD]

最近の出演作でおすすめは(私が見た中でね!)
・さまよう刃
・殺人の告白
・王の涙 イサンの決断
です!



01:36 : [ドラマタイトル]ラスト・チャンストラックバック(0)  コメント(2)