ひさしぶりに「以前見たドラマシリーズ」です。
こちら「ソドンヨ」。
と言うのも、今夢中で見ている「帝王の娘スベクヒャン」のチョ・ヒョンジェが主演のドラマですから。
スベクヒャン・・・
後一週で終わってしまいます(/_;)
久しぶりにハマりました!!
ソドンヨを見たときも、チョ・ヒョンジェさん、全然好みじゃなくって。。。(^-^;(ファンの方ごめんなさい!!)
でも、このジャケット写真を見ると、今と比べて若くて美しいですね!!
今はちょっとお年を召しただけ、顔が肥大してたり引力に負けたりしておられますよね(^-^;
断然、ソドンヨの時のほうがカッコいいです。
なのに、なのに、なぜか萌えるんですよ~~スベクヒャンの
太子さま~~~~ (≧∇≦)キャー♪
(笑わせてくれるし!)
スベクヒャンは、私にとっては、二人姉妹の話と言うよりも、二人の「太子」の物語でした。
・・・あ、今回は「ソドンヨ」の感想を書くんでしたっけ(^-^;
スベクヒャンの話はまた後日。
ああ。終わってしまうのね。寂しすぎるわ。。。。。。。
・・・さて、気を取り直して(^-^;
ソドンヨ。
2年前に見たので、かなり忘れてます。
間違いがあったらごめんなさい(^-^;
ときは西暦6世紀の百済。
宮中の踊り子が王に見初められ、子どもを宿します。
その子チャンは平民の子として成長しますが、新羅の王女ソンファと恋に落ちます。
ザックリいうと、このドラマはチャン(ソドン)と、ソンファの韓国版ロミオとジュリエット的ラブストーリー。
国家を背負ってのロミオとジュリエットなので、かなり壮大な感じです。
ソドンっていうのは、チャンの幼名・・・って言うのかな。
いも売り少年って意味ですかね。
ソドンとソンファの恋物語を歌にしてます。
それが後々まで歌い継がれてるみたいです。
(ソンファは「善徳女王」のトンマンの姉妹です!!「善徳」に出てたチョンミョン王女がいじわる―な感じで出てきますが、トンマンは出てきませんでした。)
チャンを産んだ母親ヨンガモは、モンナスの婚約者でした。
モンナスは百済を追われ、新羅でこっそり、技術開発所みたいなところを作ってて、そこにはいろんな分野の技術者が集まり、日夜文明機器の開発に励んでました。
ドラマの見どころのひとつが、この開発所で作られる(開発される)機器の数々。
たとえば、このドラマによると、オンドルを作ったのもここですし、紙を漉いたのもここでした。
ここにチャンが入ります。
自分の愛したヨンガモの忘れ形見のチャンを、悩みながらも引き受けたモンナス博士。
ここに、サテッキルという若者がいましたが、これが、新羅のスパイ。
ソンファを思い、ソンファと結婚して新羅の国王になりたいと言う野望を持っています。
チャンが実は、百済の王族だと判明するまでがけっこう長くて、チャンは波乱万丈の人生です。
ソンファはサテッキルに付きまとわれますが、チャンは百済のウヨン姫に恋われます。
ソンファとチャンが結ばれる日が来るのか?
そんな感じの物語・・と記憶しています。
(2年ぐらい前に見たのでいかんせん記憶が薄れています)
最初はそんなに面白いとは思えなくて、でも、見始めたんだから頑張って見よう!と思って(頑張るところが違う・・)1,3倍速で毎日見ていました(^_^;)。なぜか、たぶん、主役二人に萌えなかったんでしょうねぇ。。、
今思うと、面白いストーリーだったと思います。
特に、終盤はさすがに目が離せない展開になりました。
私は、まず、モンナス博士がウジンさんと結ばれたときに感動。モンナスはチャンの母、ヨンガモをずーーーーーっと思ってたんですね。で、そのモンナスをウジンはまた、ずーーーーーーーっと、思っていた。だからこの二人が結ばれて感動しました。
そして、ウヨン姫の、チャンへの気持ちに涙。
ウヨンは傲慢で嫌な性格だったけど、チャンを好きになりまして、その権威を着てチャンに結婚を迫ったり。。。でも最終的には、チャンをソンファのもとへ。
好きな男のために、その男を手放すウヨン、オトコマエでした!
私は全然萌えなかったチャンとソンファだけど、やっぱり最後に結ばれたときは感動したもんです。
後に見たドラマ「幻の王女チャミョンゴ」も、国家的ロミオとジュリエットだったけど、あちらに比べてこの「ソドンヨ」は、自分たちの恋愛が最優先で、ストレートな思いを成就させようとする純粋なところが良かったと思います。
でも、私がこのドラマを「これはいい」と思ったのは、実はそのあとの展開。
「王子様とお姫様は結婚しました。めでたしめでたし」
「けんかをしていた二つの国は、仲良くなりました。めでたしめでたし」
・・・ではないところが却ってよかったんです。
結婚するまでが多くの難関だったけど、結婚したからといって幸せになれず、またそれまで以上の多難な人生。
ふたりには可哀想だったけど、それゆえ大きな余韻があり、深く心に残りました。
結婚=幸せな結末
ではなくて、そこからがまた、それまで以上に大変な夫婦だったんだなと。
二人の結婚が百済と新羅の同盟を作ったと思っていたのに、新羅の真平王は結局百済を攻めたらしいです。
そして、両国はまた戦争になりました。
ソンファは父である真平王に、新羅のスパイになれと言われ、断ります。
が、結局新羅と百済が戦争になってしまい、夫と父親、百済と新羅の間で、身を引き裂かれるような悲しみや辛さがあっただろうと思います。
チャンは百済の裏切者として民衆に認識されてしまったソンファを死罪にしないために、自ら戦場に出向きます。
結婚生活の殆どを戦場ですごしたと言うのです。
それもまた、二人にとって辛いことだと思う。
幸せな結婚生活なんて殆どなかったんですね。
心労がたたって(と思う)ソンファは早く死んでしまいます。
最後はチャンの腕の中で安らかに。
あまりに早い死でした。
ドラマはそこで終わるけれど、結局その後、百済は滅びるのでしょう。
物語が終わっても、まだまだチャンの苦しみは続くのだな・・
と思うと、初めて、最後に来て初めてチャンに感情移入したかもしれません。
確かにそれまではロマンス中心のロマンティックな物語だったけど、ラストはえもいわれぬ寂寥感と虚無感を感じたことでしたよ。
まぁ、それまでの流れと最終回の締め方は、ちょっとバランスが悪かったかもしれないけど(^_^;)
今にして思うと、見応えのあるドラマだったかもしれません。