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映画感想「怪しい彼女」

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も・・・すごく楽しい映画!
笑ったり泣いたり忙しく(笑)
特に意外性があるわけではないと思うけれど、2時間強あっという間で、もっと見ていたいと思うほどでした。
ともかく、何も言わずに、何も思わずに、まぁ見て頂戴!
・・・とすすめたくなる映画です。

「ソウォン/願い」にしろ、「怪しい彼女」にしろ、去年観てたら間違いなくベスト1と2になっていたと思います。


冒頭のあたりを少しだけ紹介します。

とある一家、ソン・ドンイル演じる大学教授(国公立)の一家です。
おばあさんがいて、教授夫婦がいて、娘と息子がいます。
韓国ドラマを見るようになって知ったのですが、姑が嫁に厳しいですね。
姑は自分の息子がかわいいから、その息子に苦労を掛けている「嫁」に、とっても厳しいです。
おおむね、「男」を大事にするので、「息子」とか「孫(男)」をとても大事にしています。
「嫁」から見たらかなりウザコいです。
この一家の奥さんはそのために倒れてしまい、入院騒動に。
原因が「姑によるストレス」となって、ついにおばあさんは老人ホームに行く羽目に。
孫と最後の外食をする約束をしたとき、写真館が目に入ります。
「青春写真館」
思わず入ったおばあさん、写真を一枚とってもらいます。
写真館の主は言うのでした。
「50歳若く写してあげますよ」
と・・。

年を取るって悲しいなと思います。
このおばあさんを見てるとね・・。

戦争があって、夫が死んで、たったひとりで一心に、必死に息子を育ててきた。
そして老いてみれば、家族にとっては邪魔者でしかない。
自分の人生っていったい何だったんだろう?と思わずにいられません。

今の若者を見ると、まったくけしからん若者ばっかり。
だけど、ふっと思うのです。
私だってこんな時代に生まれたかった・・・と。

「こんなばあさん、家にいたらうっとおしいな」
「私だってストレスで病気になるよ」
と、「嫁」の立場に共感する反面
やがては自分もそうやって、疎まれるほうの「老人」になるんだと思うのです。
両方の立場にたって、どちらの悲哀も感じてしまうんです。
万感胸に迫りました。






以下 ネタバレです。










20歳のころに若返ってしまったおばあさん。
さいしょは、服装からしぐさから「見た目は20歳なのにどこか老けてる女の子」です。
その演技がハマってて笑えます。
「邪魔者」として家を追い出されて意気消沈していたおばあさんが、青春を取り戻す爽快感!
そのうえ、若いころに夢見ていた「歌手」になる!

歌がうまいんですよねぇ。
で、歌う歌が良いんです。
日本でも、K-POPだけじゃなく、以前「釜山港へ帰れ」が大ヒットしたりしましたよね。
肌に合うというか、劇中で彼女が歌う歌を「いいなー」と聴き惚れました。
ファッションも、どこかフィフティーンっぽくてかわいい!
憧れのオードリー・ヘプバーンをもじって「オ・ドゥリ」なんてしゃれた名前を名乗ります。


この「彼女」、見た目と中身のギャップがうまく演じられていて、おかしいのなんの!
周囲の人も、訳が分からず、その違和感と言うかギャップにハマってしまうんですよね。
おばあさんの孫なんかも、身内なのに惚れちゃう(笑)
だけど、おばあさんは焦ったりしない。
年の功だから、いなし方もうまい!


おばあさん自身の恋も経験します。
元がおばあさんだから、いまどきの若い女子とは違います。
だからそれが「個性的」と思われて、イケメンに好かれます。
このイケメンが、音楽プロデューサーを演じているイ・ジヌクです。
やっぱりカッコいいわ、イ・ジヌク(●^o^●)好き~!(笑)
性格もいいのね。
そりゃ、こんな男が自分に好意的であれば、こちらも惚れちゃうよねぇ。


しかし、喧嘩仲間がいつの間にか倒れて亡くなってしまっていたことで、ふっと我に返ります。
自分は「年寄」なんだと。
そして、血を流したら、老いてしまうと言うことが分かる・・・。

そこからは孫の事故→輸血→おばあさんに戻る・・と、流れ的には想像した通り。
だけど、とっても切なくて。泣けました。
孫の事故で血液が足りなくて、おばあさんの血が必要なんです。
でも輸血したらおばあさんに戻ってしまう。
それが分かった息子は「お母さんはこのまま青春を謳歌してください」みたいなことを言います。
息子は、母が自分を苦労して苦労して必死で育ててくれたことをちゃんとわかっていた。
きっとここでおばあさんは「それで十分だ」と思ったんだと思うんですよね。
おばあさんは孫を救う道を選ぶ。
それは、恋にも別れを告げると言うことで・・・切なかったです。
だけど、その潔さがカッコよかった。

ふと思うんです。
自分なら若返りたいかって。

もちろん、若返りたいと思う。
だけど、一方で
「またこの長い年月を生きるのか」
とゲンナリする気持ちもあるんです。
やっとここまで生きてきたのに、また繰り返すのか?
そんなの、しんどいよ。
と。

たぶん、機会があるのなら、若返って見たいですけどね(笑)

さて、この映画はおばあさんが「もとに」戻った後、おばあさんの崇拝者が(私は↑で書かなかったけど、全編この崇拝者がおばあさんと行動を共にしています)「青春写真館」に遭遇します。

そして若返った体で、バイクを駆って、おばあさんを迎えに来ます。
ヘルメットを取った崇拝者は・・・。

私はここは黙っておきますね(笑)見てのお楽しみ!


と言うわけで、最後の最後まで楽しい映画でした!
大好き!!
02:21 : [感想]映画感想トラックバック(0)  コメント(4)

映画感想「ソウォン/願い」

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最近はドラマよりも映画を中心に見ています。
ドラマは「チャン・オクチョン愛に生きる」「おバカちゃん注意報」「ずる賢いバツイチの恋」「帝王の娘スベクヒャン」「イケメンバンド」など鑑賞中。「根の深い木」はテレビの録画を20話ぐらいまで見てストップしています。今後の展開が・・・。


さて、「ソウォン 願い」は、とっても辛い物語です。
これを誰かが「作った」なら、その誰かを恨みたいぐらい辛い内容なのです。
でも驚くことに、実話ベースの物語だというのです。
こんなことが実際にあるなんて・・・と思うと、ますます辛くなってしまいます。
なんせ、主人公一家の一人娘、まだまだ幼い8歳の女の子が、残酷な事件の被害者となるのです。
韓国映画は残酷でやりきれない、救いがない映画が多いです。
私はそういう映画大好きだけど、やっぱり子供が被害にあうのは、(映画のデキが良くないと「ただの物語だから」と思って残酷さを楽しむのですけども←人格がヤバいですか)目をそむけたくなります。

しかし、この映画はそこからの再生を描いてあり、人が人を思う「愛情」が描かれているのです。
人々の「優しさ」が描かれていて、辛い事件が背景にあるだけに、そのやさしさや愛情が際立って胸にしみます。
私はずっと泣きながら見ていました。
握ったティッシュがぐっしょり濡れて、瞼が腫れあがりました。(比喩でなく実際に!)
ここ最近で、こんなに泣いた映画はありません。
(ドラマは「運命のように君を愛している」で泣きましたけど)

辛い事件を描いてある映画ですが、「見てよかった」と思える稀有な映画です。
おススメ!!
★★★★★

ソル・ギョングの代表作になるでしょう。
「公共の敵」や「熱血男児」みたいなギョンさんが好きですが、この作品でのギョンさんも最高です。

以下 ネタバレ感想












良い子なんですよね。被害にあったソウォンちゃん。
雨の中、濡れてるおじさんを放っておけず、傘を差しだしてしまう。それで被害にあったのに、パパとママは忙しいだろうからと言って、両親じゃなく警察に、自分で電話をします。
書くのもはばかられるほどの被害を体に負ってしまう。
そんなこと・・・あるの?ひどすぎます。
親も聞くに堪えないですよ。
何かの間違いか、悪い夢か。そう思わずにいられないですよね。
ソウォンはそんな状態でも、病院に来たお父さんにも開口一番「お仕事は?」と気遣う。
どうしてこんないい子が・・と思わずにいられないんですよね。
自分が辛い目に合ったのに、悪いおじさんを捕まえてほしいといって、一生懸命おじさんの特徴を伝えようとしたり・・・警察にも協力する。頭が下がります。

被害にあった自分を「恥ずかしい」と言い、学校へ戻れないと感じている。
でも、学校へ行きたい、友達に会いたい。
人工肛門になってしまったから、いつも「袋」を付けないといけない。それがあるから何もない今までとは、友達とは違う生活になる。幼いながらもそのことで不安に思っている。

けなげで可哀想でたまりません。

お父さんのことも「大人の男」と言うことで怖く感じてしまう。
お父さんも辛い。
そこで、テレビのキャラクターの着ぐるみを着て近づくお父さん。声を出したらばれるから、黙っている。
黙って、文字でやり取りする二人の姿が印象的です。
お父さんの愛情が感じられて泣けます。

ソウォンちゃんに対する両親の愛情だけではありません。
ソウォン父の友達(工場長)夫婦の存在もまた良かったです。
(「棚ぼたのあなた」でもこの父は泣かせた)
久しぶりに退院して戻った家は、きれいに片づけられて、掃除がなされています。
そして戸口には学校の友達のメッセージが一面に貼られている。
ここも泣きました。

ソウォンの友達の男の子(工場長の息子)が、ソウォンの事件に、責任を感じていて泣きます。
この子の気持ちにもまた泣かされました。

学校に戻ったソウォン。
でも、「袋」があって、どうしても気になってしまいます。
お父さんはごまかすためにポシェットに飴を詰めてあげます。
そして昼休みには着ぐるみを着て学校に様子を見に来ます。

滑稽なんだけど、もう泣けて泣けてたまりませんでした。
ソウォンはちゃんとお父さんだと気付いていました。

結局犯人はすごく軽い刑です。
お父さんは自分で犯人に制裁を加えようとする、それをソウォンがとめます。

こんなこと、ソウォン父にさせるな!と思います。
そして、それを止めようとすることも、ソウォンにさせてはいけないと。

でも、この家族はたくさんの愛情を受けて、愛情を与え合って、前向きに生きていこうとする姿を見せてくれました。
辛い辛い事件なのですが最後は胸にぬくもりが感じられました。


この映画の後で「母なる復讐」と言う映画も見ました。
それは女子高生が同級生にレイプされるという、これまた悲しい辛い設定なんですが、その映画のエンドロールで
「韓国では未成年者によるレイプが頻発していて、未成年者ゆえに不起訴だったり無罪だったりと、法的責任を問われない場合が多い。そして未成年者によるレイプ事件は増えている」とかなんとか、ショッキングなことが書かれていました。

「ソウォン/願い」は犯人は大人の男ですが、やっぱり飲酒による心神耗弱で刑が軽減されています。

何ともやり切れません。




01:30 : [感想]映画感想トラックバック(0)  コメント(0)