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感想「棚ぼたのあなた」

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棚ぼたのあなた・・・

見終わりました!
長かったけど、長さを感じさせない面白さがありました!
★★★★

このドラマ、人間の業を描いてたと思うんですよね。
人の人生とか、生活って、我執によって生まれる悩み事で満ちてると。

ネタバレ含みますのでご注意です↓


ユニは医者のテリーと結婚しました。
社会的にも成功してるし、長身でイケメン(とはわたしは思わなかったけどね・・)、そのうえ、性格がものすごーーーーーーーく良くって、妻への愛情がたーーーーーーーーっぷり!
十分出来過ぎの夫なのに、そこへもって、彼は天涯孤独(育ての親が在米韓国人)のため、嫁姑の面倒や確執がない。
「棚から牡丹餅」のような、素晴らしーーーーーーーーーーー夫なのでした。


でも、夫は、過去なぜか親に捨てられ孤児となりアメリカ人の両親に引き取られた。
実の親に会いたいと、親を探します。

そして、見つかった親は、なんと自分のアパートの向かいに住む、大家だったのです!!

この大家とユニが実は犬猿の仲。
いきなりそれが義理の親子という関係になってさあ大変。
今まで「嫁姑のいざこざなんか関係ない」と豪語していたユニの、奮闘が始まるのです。


親の立場から見てみれば、グィナムが突然神隠しに会い、いなくなった。
30年の間探して探して、つらい日々を過ごしました。
その間は「どうか無事に生きていてほしい、会いたい」という一心だったでしょう。
「それ以上は望まない」
と、思ったはず。
でも、いざ、グイナムが現れ、親子の再会を果たしたら、やっぱり「それ以上」を求めるわけですよ。
ユニという嫁は、気が強く自分を曲げず、親といえども自己主張をはっきりと通そうとするイマドキの自立した女性。
グイナムがまた、憎たらしいぐらい、このユニを大事にするんだ・・。
そうなるともう、面白くないわけです。
あんなに「生きててくれたらそれだけで・・」「会えたら他には望まない」と思った(たぶん)はずの息子だけど。

ドラマ内の家庭は登場人物も言ってたけど、古いタイプの家庭みたい。
かなり、保守的で封建的でした。
だからドラマとして面白かったんだけど。。。

ユニとはなかなかうまくやれないグイナムの母。

そして、グイナムが失踪した理由がわかるとまたそこで悶着するわけです。
そりゃ当然だけど。。。(^-^;
グイナムを捨ててきた弟嫁が許せなくて・・・
すると、芋づる式に、30年間、グイナムが失踪したことを責められて、つらい目に合わせてきた、義母と夫への怒りも新たに湧いてきて・・。

あ~~人間って、業が深いなぁ・・・なんて思いながら見てました。
いや私だって当然こうなると思いますけどね。

グイナム父も、グイナム祖母も、グイナム母にしてきた仕打ちが酷いよね。
とくに夫。
お母さんが気の毒になって、お父さんを許せなかったなぁ。グイナムを捨てたヤンシルと同じぐらいムカつきましたよ。
だから詐欺にあってお母さんが危険な目にあったと勘違いして、間違いと知り、ほっとして喜んで泣いてるお父さんを見ても・・ここ、けっこう感動シーンでね、一緒に見てた友達が泣いてたけども・・私は「いまさら何さ」と思ってしまった。

かといって、お母さんが可哀想で可哀想で・・・でも、片やユニにはけっこうひどいことを言ったりしたりするわけですよ。

人間ってどっちもどっちなんだなぁ・・。(^-^;

私はユニはよく頑張ってると思う。
賢いし、思いやりもあるし、立場もちゃんとわきまえてる。
気が強いけど、おおらかで、味方につけたら心強いよね。
彼女ならこの先も、うまくやっていくと思う。
理想と現実とのギャップに悩みつつも、明るく乗り越えていくでしょう。
私はこの人好きだったわ。
キッと相手を睨む目の強かったこと、胸がすくようでした(にらまれたくないけど)。


ではほかのカップル別、人物別の感想をば・・・・

●長女イルスクと歌手ユンビン
イルスク、さいしょはダサいおばさんだったのに最後は本当に綺麗でカッコよくなった。
私の時代のアイドル歌手も、ファンクラブ会長と恋愛関係にあったらしいけど、会長のほうがそのアイドル歌手を思って身を引いたという話がありまして。現実的に考えたら、マネージャーという公的立場で「商品」に手を付けるわけにはいかないですよね・・って言い方が下世話だけど。
それでも、二人は結ばれて欲しい。
どん底のユンビンを信じて支え続けたイルスクの気持ちと、それに答えたユンビンにじーーんとなりました。
好きなカップルです。

●二女イスクと店長
店長ってば、いとしいほど不器用で・・・最初はじれったくてたまらなかったです。
でも最後はほんとうに男らしくなって。イスクが店長を男らしく成長させたのね~~しみじみ。
結婚式、お父さんのスピーチには泣かされました。
こちらも好きなカップルです。

●三女マルスクとセグァン
マルスクが憎たらしくてどうしようもなかったけど、最後はやっと私もこの二人を認める気になりました(笑)
マルスクはやっと性格が直ってきた感じ。
まあ、最後は好きなカップルになってくれてよかった(^-^;

●叔父さん夫婦
いい夫婦でしたね!!何度も泣かされた。奥さんのオク?がとっても良かった。
息子がまた面白かった。セリフだとするする暗記できるってどういうこと(笑)
セグアンが発案した、セリフにして暗記する勉強法、爆笑したわ。
それで底辺の成績だったのに、いきなり「ソウル大に入る」とか言い出してまた爆笑。
「俳優になったほうが稼げるから悩む」という、息子に、オクが言うセリフがよかった。
「お金のことで私たちが喧嘩したのを見たことある??
お金がないのが貧しいんじゃない、お金のことで争うのが貧しいのよ」と。
ひょうひょうとした良いオクさんです。
で、俳優を断念して大学受験を志すつもりの息子が、またシン・セギョンちゃんの登場で(いつか共演しましょうと言われ)ころっと「俳優頑張ります」宣言・・・とにもかくにも笑ったわ。
お母さんと断絶してたオクさん。妻のために奔走して母親に会いに行っても蔑まれてしまった叔父さんだったけど、最後はお母さんもオクさんに会って和解した。泣けたー。

●ユニの兄の奥さん
この人がおもしろくって大好き(笑)
ユニの母ってば、ユニの立場と兄嫁の立場をまるで違うと考えていて、この兄嫁さん大変だよね~こんな姑じゃ(^-^;
「共通の敵ができると仲良くなる」でもその絆はもろかった・・。
最後は嫁姑のいさかいを本にして印税で店を買うとか。幸せそうで良かったです(笑)


●屋根部屋の住人
このひと、実際のユニ役のキム・ナムジュの旦那さんだって。
遊び心がありましたね。最後は彼のシーンが長すぎたけどね(^-^;

●その他の・・・
イスクが店長の見合いを邪魔して「私の名前はキムサムスン」の
ヒョンビンの真似をしてた。笑った。

●その他2
ユニの兄が「こないだ、ハン・ガインとオム・テウンの映画を見たんだ・・」と感傷に浸るシーン、
私もそれ見たばっかり!「建築学概論」だよね。。笑える。

こんな風に遊び心が満載?な感じ。わかる人はもっとわかるのかな。


最後はちょっとだれた気がしたけど、楽しく面白かったです。
こんなホームドラマ、また見たいな(●^o^●)
17:39 : [ドラマタイトル]棚ぼたのあなたトラックバック(0)  コメント(4)

感想「ゆれながら咲く花」

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BS11で放送の「ゆれながら咲く花」見終わりました。
★★★★
本編16話を23話で放送したので、カットがあんまりなかったと思っていいのかな。
ただ、毎回毎回変なところで「明日に続く」になってしまったけど・・・。

高校を舞台にした学園ドラマで、頼りない女教師と、成績重視の塾の人気講師上がりの教師が、2年2組という問題を抱えたクラスで、生徒たちと真摯に向き合いながら、共に成長してゆく物語です。

最初はいまいちハマれませんでした。
ひょっとして、おなじように感じてる人がおられたら、言いたい。
「中盤からよくなるから、最初は我慢して最後まで見てみて」と。
いかんせん、キャラたちが全員「無口」で、何を考えてるのか伝わらず、誰にも共感が出来ず、そのためにハマりこめなかったんだと思うんです。。
たとえば、金八先生みたいに、わかりやすく心に訴える「説教」を一席ぶつとか(笑)そういうのがなかったのでね。
すごく「静か」というかある意味「冷めてる」感じがしました。金八先生は「熱い(暑い?)」でしょう。その逆なタイプかな。


でも、それがだんだんと、じわじわと効いてくるんですよ。
最初は頼りなくて非力なチョン先生(チャン・ナラ)、なんでこの人が主人公なのって言う感じ。
じょじょにこの先生の長所というか、美点が見えてきます。
おなじように生徒たちにもそれが伝わって、教師と生徒の間に絆が生まれていくのが抑えた表現で感動的に描かれています。わかりやすくどばーっと泣けるような感動ではなかったんですけど、静かに包み込む優しさに守られてる感じ。

変わっていくのは生徒だけじゃなく、成績重視のカン先生(チェ・ダニエル)も、チョン先生の影響で変わっていく。

非力で頼りないと思っていたチャン先生の、それだからこその魅力にあふれた物語でした。
中盤から終盤にかけては、目が離せない出来事が次々と起き、かなりハマりました。

生徒たちは、問題児が集まっていた2年2組。
「君の声が聞こえる」のイ・ジョンソクくん、「相続者たち」(見てないですが)のキム・ウビンくん。
この二人がまた無口でして。何を考えてるのかさっぱりわからなくて、最初は本当にイライラしました(^-^;
キム・ウビンくんなんか、ちょっと宇宙人っぽいお顔でしょう(ファンの方ごめんなさい・・・)そこに来て無口でますます宇宙人っぽさが強まりました(^-^;
最初はこの二人の確執が描かれていくのですが・・・。
ジョンソク演じるナムスンを慕う学習障害の生徒がいるんだけど、彼が可愛くて、ナムスンが彼を友達として扱ってるのを見てナムスンに好感が高まったり・・・そういう設定が効いてました。



そして「シンイ」の王妃役のパク・セヨン、その友人が、今私がレンタルで見ている「最高の愛」の、若手アイドルグループのリーダーなんですって。全然気が付かなかったなぁ。
パク・セヨン演じる生徒は、成績重視の母親の重圧に振り回されています。

おなじように母親がモンスターペアレンツなのがミンギという生徒。
可哀相なぐらい母親の重圧に苦しんでいます。本人がすごく良い子なだけに余計に同情をそそります。この彼も「シンイ」に出てたって。スリバンのあの子?気づかなかったわ~。

そして私が最も気に入った生徒がいます。
一目見たときから気に入りました。
萌えとかキュンの対象ではないんだけど(^-^;
人を射すくめるような・・・世界中に敵意を抱いているような、そんな目が印象的な生徒、オ・ジョンホ。
このひと、「善徳女王」でミシルとソルォンの息子の子ども時代を演じてたのね。
登場人物が多くて子ども時代は覚えてないんだけど・・・。
いまどき珍しい泥臭い少年で、イメージを生かしたこういう役をもう少し見てみたいな~。

ジョンホを筆頭に、イギョン・ジフンの3人組。ともかく、どうしようもなく「悪い」生徒なんですよ。
どうしてこんなに悪いの?退学寸前です。
でも彼もやがては、チョン先生に信頼を寄せるようになっていく。
どうしようもない不良仲間に見えても、3人の仲間たちには友情がある。
そして将来を考えるように成長していく。
そういう過程が地味ながらきちんと描かれていて、好感の持てるドラマでした。

「ゆれながら咲く花」というのは、詩だそうです。

ゆれずに咲く花があるだろうか。
ゆれずに成長する人間がいるだろうか。
誰でもいろんなことに心を悩ませたり、恐れたり、迷ったり戸惑ったりしながら成長ししていくんだと、言いたかったんだと思います。

萌えもキュンもハラハラもないけど、こういうしっとり見せるドラマも良いですね。
見てよかったです。


ネッ友さんも書かれてたけど、私もラストは不満でした。
あのカン先生のほほえみはきっと、ジョンホが現れたという意味だと思うのだけど、それならわかりやすくジョンホを登場させてくれなくっちゃ納得できないです。
なんか理由があってあんなラストになったのかな。
残念!!

09:21 : [ドラマタイトル]ゆれながら咲く花トラックバック(1)  コメント(4)