2014'12.10
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BSTBSで全50話「王(ワン)家の家族たち」見終わりました。
いやーハマりました(^▽^;)
最初は「こんなとんでもない人々のドラマ、見てられないわ」と思ってたんですけど、いつしかそれがクセになり、ついには毎日の放送を待ち望んでました(^▽^;)
まー・・・話そのものは、やっぱり噴飯ものの連続で、気持ちが良いというには程遠い場面が断然多いんだけど、そのなかで少しでも癒されたり和んだりするシーンがあると、かえって引き立ってそのせいでドラマが感動的に感じられてしまったのかもしれません。
個人的評価は★★★★です。
内容が良かったというよりも、ここまでハマらせられてしまったので。
以下ネタバレ感想です。
ラストまで見て今一番思うこと。
それは、コ・ミンジュンへの怒りというか、失望・・です。
スンジョンと娘のミホが可哀想でなりませんでした。
このドラマで何が癒しだったかと言うと、王家のマンネのテバク少年と、スンジョンの娘のミホの存在です。
ミホのこと最初はこまっしゃくれていけ好かない小学生だと思っていましたが、母親が再婚するにあたり、自分の失恋と引き替えだったにも拘らず、母親を応援し、新しい父親(本当は自分の父親だったけど当人同士は知らない)に「母を幸せにしてください」と、笑顔で頼むなど、小学生にして大人顔負けの寛大な心の持ち主で、心底敬服の気持ちになりその前にひれ伏したいぐらいでした。
スンジョンが前妻の子たちを引き取ったときも、自分は二の次でいいから、幼い義妹を思いやるなど、とても私には真似できない大人の対応。なんという立派な小学女子!!
そんなミホが、ミンジュンの心無いコトバ「アッパと呼ぶな」に、どれだけ傷ついたか。
このドラマのすべての問題が解決に向かっていく最終盤で、唯一、逆にこじれだしたのが、このミンジュン×スンジョンのパートでして、それまでが本当にいい人だねーとしか思えなかった、ミンジュンだからこそ、ここでこの発言、この態度はどうなの!!!と。怒り心頭でしたよ。
今までも、王家の母や、ホバクの姑、グァンバクの舅など、腹が立ったことがいくらでもあったけど、それは彼らのキャラクターがそうであったから、怒りながらもそれを逆に楽しんでた部分があったと思うんですよ。はいはい、アナタはそういう人物なのね、もっとやってもっと憎ませてください・・みたいな。
だけど、ミンジュンが・・・この態度はいかんでしょう。
この時は本当にフツフツと頭に血が上りたぎる心地でした。まったく、ミリミリミッチャモリゲンネ。
その後のスンジョンの潔さ。
きっと「頑固すぎる」と思う人はいるだろうけど、私はスンジョンの心意気にいたく共感しましたよ。
泣いてわびるミンジュンに「遅いんじゃー!!お前が悪いんじゃ-!!」と悪態をつきたい気持ち100%。
ま、スンジョンがなぜミホがミンジュンの子どもだと打ち明けないのか。は引っかかりましたが。
だけど、スンジョンは自分の実の子ではないけれども、スバクの子たちを愛情をもって迎え入れたのに、ミンジュンはエジだけを可愛がって思いやっていた・・って言うのは、どう考えてもNGですよねぇ。
これはミホが実の子どもか、そうでないかに関わらず、ミンジュンに非があります。
思い出しても許せないわ。。また頭に血が上りそうですよ。
まぁ二人が分かれたままじゃドラマも収まりませんからね。
その後は予定調和と言うか。
ま、仕方がない流れでしょう。
スンジョンとミホにとっても、そのほうが良いことは明白だし、私が何を思っても仕方がありません(^^;。
印象深かった登場人物のことをそれぞれ感想。
●テバク
末っ子テバク。
まず、グァンバクがサンナムとの結婚を反対され、別れてしまったとき、サンナムの元へ説得に行くなど、姉思いで泣かされました。
その後も、家を失い、貧乏生活に突入したときも、バイトをして家計を助けようとするあたり、目頭がジーンと熱く・・。
父親が教頭をクビになった時も、父親に「世界一尊敬できるお父さん」と言うなど、彼には良い印象しかありません。
30年後の場面では海外に転勤していたけど、ミホとはどうなったのかな。
テレビ版ではわからずじまい。
●スバク
テバクと逆に、このドラマの真の憎まれ役のスバク。
家を乗っ取られたのは、騙した側が悪いんだけど、騙した元カレよりも、騙されたスバクが憎らしい。
欠点をあげたらキリがなく、いいところなんて思い浮かばないですね。
途中、ホバクの夫セダルの浮気騒動で、セダルに「妹を泣かせたら私が許さない」なんて啖呵を切っていましたが、それを聞いたとき呆れました。
「泣かしてるのはお前じゃないか」って。
「こんな時ばっかり姉ちゃん面するんじゃないぞ」って。
自分の浮気を棚に上げ、スンジョンを遣り込めようとするシーンもまた呆れました。
後半、しおしおのぱー(古っ)状態で、泣いてばかりのスバクでしたが、私はこの女がどんなに泣いていてもけっして同情しないぞ!と心に決めていました。
反省して良くなりかけてはまた憎たらしい言動に戻ったりして、あきれるぐらい嫌な女でした。
最後はカッコよくなりすぎですよね??
ちょっと納得いかないな(^-^;
でも、だから、とにもかくにもこの人が主人公だったな・・・と思います。
●王家のお母さん
スバクがあんな風になったのは、このお母さんがあまりにも甘やかして育てたからでしょう。
しかし、独身時代の同棲のほうが、結婚後の浮気よりも重大?同じぐらい重大?って、そんなものなのですか。
しかし、自分はそれを隠して、つまりミンジュンを騙しておいて、その割にはいつも強気で言いたい放題でしたね。
最後はやっとまともな母に戻ったけど、結局はこの人も、そうは好きになれませんでした。
●セダルの母(ホバクの姑)
王家の母とどっこいどっこい苦笑。
娘のヨンダルが、王家の叔父さんドンの子を妊娠して結婚を望んだとき、自分の息子が全く同じ体験をして、自分はホバクを責めたのに、同じ立場に立った時、徹底的にドンを拒否して結婚に反対しました。
王家のお母さんが「あなた、ホバクとセダルさんのときは、こう言ったじゃないの」と、当時と同じセリフを返そうとしても「だから同じことを私に言うというの??」と、全く受け付けず。
あれはもう、身勝手の極地って感じでした。
●グァンバク
彼女を見ていると、結婚ってぜんぜんハッピーエンドじゃないなあと思いました。
結婚した時から苦難が始まる。。グァンバクの場合は確実にそうでした。
娘という心地よい立場から、心休まることのない「嫁」と言う立場に。。
見てて心苦しいことばかりでした。
舅もかなりひどかったけど(他の人には普通の大人なのに、グァンバク相手になると途端にいじわる舅)グァンバクも要領が悪いなーと思った。
でも、サンナムの実母のことや実家が破産したことなど、黙って耐えていて健気でいじらしくはありました。
とちゅう、スンジョンにすら見捨てられてた時があって、可哀想だったなぁ。
しかし、作家になるって言って教師を辞めたけど、なってから辞めたらいいのにね。。
●サンナム
このひと・・・最後にやっといい仕事したけど、結婚する前に別れたときも、結婚してからグァンバクと父親の問題など、けっこう頼りない男でした(^-^;
ちょっと物足りない男でした。
このカップルにはまったく萌えを感じず。。。。(-_-;)
ほかにも、王家のお父さんやおばあさん、セダルにホバク、言いたいことはいっぱいあるけど、この辺で。
とにかくね、見るたび見るたび、キャラの言動や物語の成り行きに、言いたいことがわんさか出てくるドラマで、それがイライラの原因だったりもしたけど、それだけ感情移入して見てたってことだと思います。
面白かったです(^◇^)