2014'07.05
外科医ポン・ダルヒ BOX-I [DVD] | |
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友達に貸してもらっていた「外科医ポン・ダルヒ」を見ました。
うんうん、面白い上質のドラマでした。
★★★★
主人公のポン・ダルヒ(イ・ヨウォン)は心臓に重篤な病気を抱え、レジデント過程をやむなくリタイアしたものの、医者になる夢をあきらめきれず、病気の体と折り合いをつけながら、二度目のレジデントに挑戦中。
上司である外科医のイ・ゴヌク(パク・ミンジュン)に淡い憧れを抱くも、彼は同僚でもあるチェ医師と離婚しており、まだ立ち直っていない。しかし、ゴヌクもまたポンに心惹かれ始める。そんな時息子に心臓病が発覚・・・。
ゴヌクのライバルのアン・ジュングン(イ・ボムス)は、外科医としての腕を買われ他病院から移院してきたが、他者を寄せ付けぬ尊大な医者だった。アンは特にドジを連発するポンに対し冷徹に接する。
そんな中で、命を救う(あるいは救えない命もある)と向き合いながら、同僚たちと共に医師として成長する、ポンの姿を描くヒューマン医療ドラマ!!!
すごく面白かったし感動的でした。
ある一点を覗いては・・・。
以下ネタバレ含みますよ。ご注意願います。とくにイ・ボムス氏のファンの方ご注意ですよ。
ううううーーーーーーんんん・・・・・・・・・・・・・(-_-;)
イ・ボムス・・・・・
ボムスボムス・・・・・
私の中で、ラブが似合わない役者の№1俳優。
なんせ、今まで見たドラマで一番見たくなかったキスシーンが、「ジャイアント」のイ・ガンモ(イボムス)とジョンヨンの。
次に見たくなかったのが「トンイ」の王様(チ・ジニ)とトンイの。
その次に見たくなかったと思ったのが「いとしのソヨン」のウジェ(イ・サンユン)とソヨン(イ・ボヨン)の。
そして今回も、私のこの「見たくないキスシーンリスト」に見事2回目ランクインしたイ・ボムス。
(ファンの皆さんごめんなさい)
なんせ、ポンダルヒといい雰囲気になってきた終盤、私の願いはただ一つ
「お願い、キスシーンはやめて!!!!」
でした・・・・(^-^;
しかしその願い虚しく・・・。
やめてほしかった・・・こころから・・・・
かたや、キム・ミンジュン。
「いかさま師タチャ」のとき、ヒョギと共演してまして、第二の男を演じました。
そのときは全然カッコいいと思わなくて、第二の男の横恋慕がうっとおしいだけでした。
しかし今回、とってもカッコよかった・・・。
妻との間にあった目の中に入れても痛くない息子が、実は自分の子どもではなく、他の男の子どもだった・・そうとは知らずに6年間、子どもを愛し続けていた、自分を騙した妻を許せず離婚し、しかし離婚後も苦しんでいます。自分ではちっとも気持ちを清算できず、元妻にかなりひどい暴言を吐いたりしています。
いつまでも過去を引きずる姿に、同情はするんだけど元妻への暴言の数々に辟易して・・・それでもやっぱりカッコイイ。
後輩医師を指導し、医療に真摯に向き合う時の厳しい表情、
でもふっと見せる少年のような笑顔
傷ついた男の哀れな姿
と言ういろんな顔を併せ持ち、そのギャップがたまらなく素敵に見えました。
彼がポンダルヒと結ばれるのを願ったけれど、クレジットは3番目。。。
イボムスよりも後のクレジットです。
話の流れからはどうしても、元妻とよりを戻し、血はつながらずとも息子の父親として、家族としてやり直すのが最善と思えてしょうがなく、ポンと結ばれて欲しいという私の希望はかなわないほうが良いなと思っていました。
それで、まぁ元妻とよりを戻すのは賛成するとして・・・。
モンダイは、イ・ボムス。アン・ジュングン。
大体名前が悪いです。安重根なんて・・・(^-^;
彼のクレジットの2番目っていうのが気になる。
まさか、ポンと結ばれるのかこの男?
まさか、
まさか・・・!!!!
しかし、その「まさか」だったのです・・・・・・・・・。
そもそも、このアン医師、ポンに明らかに片思いしているな?と言う描写はありました。
でもそれがたまらなく・・・・・・・・・気持ち悪い(^-^;
気持ち悪いけど、片思いの間は「可哀想に」で良かったんです。
ポンとゴヌクはお似合いのカップルですからね。
それを遠巻きに見てガッカリする様子には同情もしましたけど。
でも、だんだんとポンのほうもアン医師が気になってきて・・。
おいおいおい、それはないでしょ。
イ・ボムスが悪いのではなく(と言っておきます)アン医師のキャラクターですよ。
女性に好かれるタイプじゃないんですよ、どうしたって。
まぁ人の好みは千差万別、蓼食う虫も好き好きと言いますからね(そこまで言う???)。
・・・にしても。
ほんとうに私にとってはラブが似合わない男なんだなぁ。。。
いっそ片思いで終わってくれたらよかったなぁ。。
アン医師は幼いころに、ゴヌクの叔父、イ・ヒョンタク外科部長の養子でした。
ゴヌクとも従兄弟として仲良くしていたようです。
ある日、年の離れた弟をお風呂でおぼれさせてしまいます。故意ではなかったのですが、その後心臓の弱かった弟はその事故が元で死んでしまいます。
外科部長はアンとの養子縁組を解除し、アンを施設に戻します。
アンは成長して医学部に入学、そこでかつての従兄弟であったゴヌクに会うのですが、アンがゴヌクを一目でわかったのに対して、ゴヌクは全然アンが誰かわからず(改名のせいもあった)アンを落胆させたらしい。
ゴヌクの言い分が
「外見が変わり過ぎていてわからなかった」
と・・・・。
医学部の時だったとして10年ぐらいぶりに再会して、そんなに外見が変わったなんて。
家族同様に親しく付き合っていた相手ならわかると思うんだけどね。
赤ちゃんからの10年じゃなく、12歳からの10年なんだから(^-^;
それに、なんぼなんでも「外見が変わり過ぎ」って、言うに事欠いて失礼過ぎ・・・・(苦笑)。
それはいいとして、アンと外科部長の間にはわだかまりがあるんだけど、それが解けていくさまは感動的で、良い物語の一因を作っていました。
それにともない、ゴヌクとの確執も解けていき、発覚したゴヌクの肺癌の手術をアンに任せる設定も含めて、良い物語だなぁ・・・と思いました。
治療や手術に失敗して患者を死なせたり、そのことで落ち込んだり、そこから回復して成長したり、そういうヒューマンドラマですごく良い話でした。
レジデントたちのそれぞれの背景も描かれ、カップルが誕生したり、友情が育つなど、爽やかでいいお話でした。
いかんせん、イ・ボムスにラブが似合わなかったのが唯一の、私にとっては欠点でした(^-^;
イ・ヨウォンが今回すごくきれいに見えて、彼女が相手だったからか??
わかりません。
かといって、アン医師の役がボムス氏でいけなかったのかと言うと、そうじゃなく、まさにはまり役とは思いますが。
後輩か同僚と仲良く腕を組んで歩いてるシーンがあって、そういうのは違和感がなかったんだけどね。
返すがえすもファンの方には申し訳ないけれど・・・。
この一点のみ、マイナス要因です。
すみません(^-^;