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感想「メイドの手帖」




NETFLIXで「メイドの手帖」というアメリカのドラマを見ました。
(リンクは原作本です。読んでみたいです)

「メイドの手帖」をNETFLIXで見る


すごくよかった
DV夫から逃れる物語というと、わたしなんかついつい「愛がこわれるとき」みたいに、やたらサスペンスなのかと思ってしまうけど、ありそうな、リアルな過程が描かれていて、見入ってしまった。
演技もすごくリアル。うまくて本物みたい。

とにかく主人公の周囲にはろくな人間がいないのです。
よくあんな環境で、あんなにまともな精神を持ち続けられるもんだ。
子どもへの態度もすごく立派で尊敬してしまった。
娘がまた可愛い〜の。

先ごろ国内でも、生活保護申請時における提出書類が、かなり煩雑で差別的でハードルが高いなどと話題に登っていたけれど、このドラマの中でも主人公はなかなか福祉を受けることが出来ない。
困難に次ぐ困難、サスペンスではないんだけども、まるでサスペンス映画のように次から次へと困難が襲ってくるから目が離せない。
家がないから仕事につけない、仕事がないからお金が無くて家が借りられない、保育園が見つからないと仕事を探せない、八方塞がりやん!


一種のサバイバルでもあるのだけど、その方法が「メイド」、掃除屋さんだ。


そこで知り合った人たちとのエピソードも含めて、すべての人間関係にドラマがあって、無駄なエピソードはひとつもないように思った。一コマ一コマすべて面白い。


以下ネタバレ




















なぜ、あんなダンナを選んでしまったか。
幼少期の家庭環境のせいだろうか。
ちなみにダンナ役はニックロビンソン、ジュラシックワールドのお兄ちゃんだ。
おまえはーー!
なんでそんなにクソなんだ!!
でも彼にもそうならざるを得なかった背景があったのだ。
9歳から飲酒してるなんて家庭環境地獄でしょう。もっとはやくケアが受けられたらよかったのに。そういう意味では可哀想な人だ。

逃げればいいのに、逃げなさいよと言うけれど、DV被害者はそれができなくなる。というのも、すごくわかりやすく描かれてたし、DV被害者の気持ちを理解する一助になった。

精神的なDVだと、痣や骨折などの証拠もないし立証できず、被害者には不利だった。理不尽!
父親とのやり取りが印象的。
DVを証言して欲しいと娘が懇願してるのに、最後まで味方をしようとしない。
父親もそのむかし、主人公の母親へのDV加害者だったから、自己弁護もありーの、そもそもなにがDVなのかわかってないんやね。こんな父親にはなにも頼みたくなかった、でも、窮地から頼んでみたのに断られた。絶望するよね。実の父親なのに。
本人にとっては明らかに精神的なDVなのに、父親にはただの夫婦喧嘩に見えるとか。
加害者と被害者の違いが明らかになったエピソードだった。

母親もすっごいエキセントリックな人物。
基本的には娘や孫を愛しているので、そこはよかったけど、とても身勝手で自己中心的だし、なによりも「常識」とはかけ離れた精神構造なので、話が噛み合わないことだらけ。
あの母親に育てられて、ようまあこんなマトモになったよと思ってしまった。
自由奔放なのは、そういう生き方もいいでしょう。でも、人の話聞きなよ!
って。
一緒にモンタナにいくと決めたからハッピーエンドかと思いきやまだまだ心配だ。
彼女も典型的な「ダメンズウォーカー」なんだな(娘もそのきらい)。きっと成長過程でなんらかのことがあって、ダメ男にばかり惹かれてしまうのだろう。なんとか平和に生きて欲しい。
そして、なんとこの親子、実の親子だそうだ。アンディマクダウェルは初めて見た俳優かと思いきや、「恋はデジャブ」とか最近なら「オンリーザブレイブ」とか見てた。
もー
演技力すごすぎんですか!




ショーンが最後はあっさり、監護権?を手放したのがあっけなかったけど、ドラマとしては気持ちよく終わった。

これからのアレックス親子が幸せでありますようにと念じて止みません。
そして、こんなふうに苦しんでいる全ての人が救われますように。

自分も間違っても被害者にも加害者にもなりませんように。



10:07 : [洋ドラマ]メイドの手帖トラックバック(0)  コメント(0)