2020'12.18
WOWOWで放送がありました中国のドラマ「大明皇妃」を見ました。
明朝時代に実在した人物のようですが、フィクションと史実とミックスした設定らしく、史実のほうは置いときまして、ドラマとしての感想を書きたいと思います。
主な登場人物は、主人公のジャクビ(若微)、その夫で明の第5代皇帝の宣徳帝、センキ。
ジャクビは冒頭で描かれる「靖難の変」というクーデターで両親を殺されてしまいます。
その時妹のマンインともはなればなれになってしまいました。
靖難の変を起こしたのは、センキの祖父で、のちに明の第三代皇帝の永楽帝になります。
永楽帝には3人の息子がいて、その長男がセンキの父親のコウシ(のちの第4代皇帝)
二男は韓王、三男は趙王です。
ジャクビには恋人がいまして、それが徐浜というひとで、クーデターの被害者側です。
ジャクビはセンキに見初められて宮廷に入りますが、ひそかに永楽帝に復讐心を抱いています。
いっぽう妹のマンインは宮廷で育てられ後宮をとりしきる胡尚儀の養女となって働いていました。
マンインは皇后になってわが子を皇帝の座につけたいという野望を持っています。
さて肝心のストーリーですが、
タイトルは「大明皇妃」ですが、どうもヒロインの活躍を描くというのが薄い気がしました。
なんだかヒロイン味が薄いんですよね。
あまり活躍しない。
センキはジャクビにぞっこんなんだけど、ジャクビには徐浜っていう彼氏がいますのでね。
復習を果たすためにも、徐浜とは別れてセンキに嫁ぐのですが・・・
なんだかラブストーリーとしても萌えがない!
二人の姿にときめかない!
当然だ、ジャクビには徐浜がいるんだから。
その思慕を抑えて、結局、復讐という目的はどこへ行ったか明のために、皇帝のために頑張るヒロイン。
そして、主なストーリーは皇帝の息子たち3兄弟による皇位継承権争いがしつこい!
とくに二男の韓王の野望がしつこい。
なんども親(皇帝)にいさめられ、みんなで涙の和解をしながらも、結局皇帝になることを諦めず謀反まがいのことをしでかします。
前半はこのあたりの話が長いししつこいし飽きました。
やがて、どうにかこうにか長男が第4代皇帝になり、その息子のセンキがやがて皇帝に。
やっとこれから面白くなるのかしら、と思ったんだけど、センキは間もなく死んでしまいますね。
というよりも、ヒロインのジャクビがなぜか正室にはならず、妹のマンインが正室で皇后になるのも、史実だから仕方がないと言えばそうだけど、え?って感じでしたし(^_^;)
センキはマンインは眼中になくてジャクビ一筋に見えたんですが、なんと、唐突にマンイン懐妊!
いつの間にそんなことをいたしていたのか!!聞いてないよ!!みたいな。
マンインは自分の子が皇帝になれば、靖難の変で追いやられた一族の復讐になると言って、自分が皇后になりたい、なんて言っていたんだけど、それならジャクビの子が立太子されてもいいはずなのに、いつしか我欲の権化になってしまっていて、姉を間の敵にするのでした。
いろいろあってマンインは廃妃されてしまい、ジセンキの死後ジャクビが一手に権力を握る。
明を救ったというんだけど、立派な政治をしていたのはわかるけど、救った感はそんなには感じられなかったかな。
しかし後半はジャクビの子もマンインの子もどちらも大バカ者でした。
ジャクビが皇帝たちに復讐するのかと思ったらそうではなく、
皇帝の息子たちの小競り合いがしつこく
第6皇帝たちがバカすぎて
という感じで、私的にはあんまりハマれないまま最後まで見ました。
それなりに面白い部分もありましたが(姉妹の確執など)
最後のほうは割と面白く見たんだけど、うーん、ビミョーでした。
セット衣装など見ごたえはあったと思うけど。。。
ヒロインの活躍にワクワクさせられることもなく、
ラブに萌えキュンさせられることもなく、
うーん・・・・・ビミョー。。(しつこい・・・)
文章もとっ散らかってしまいましてすみません(^_^;)