2020'11.23
WOWOWの朝ドラ「愛はビューティフル、人生はワンダフル」を見ました。
ヒロインはソル・イナさんが演じるキム・チョンア、と、その姉のキム・ソラを演じたチョ・ユニさん。
これが絶望的な悪縁に絡まれる物語です。
韓ドラあるあるですが、狭いところにぎゅっと詰まった人間関係の連鎖が、このドラマはこれでもか!とつながっています。
しかも、「悪縁」ばかりなんですよ。
そして、登場人物のほとんどすべてが嘘をつきます。
いっけん相手のことを慮っての嘘、のように見えて私には保身や自己愛のための嘘に思えました。
ドラマは面白く中毒性があり、毎日楽しみに見ていましたが、最後まで見るとなんだかもやもやした気持ちが収まらないような気もしました(^_^;)
でも、それなら途中でやめればよかったんや!って話になりましょう??(^_^;)
しかし、嘘つきな人たちの末路をどうしても見なければ!という気持ちでもありました。
最後は美しく丸く収まっていましたけど・・・
今回はキャラごとに感想を書きます!
ネタバレありです。
●キムチョンア
「いじめ」によって自殺をしようとした高校生時代。なぜ親に相談しなかったのか。
親が愛情深い人たちだからなおさら、相談もせずに自殺を選んだその設定に疑問がありました。
そして、ジュンギョムが自殺したことを、ジュンギョムの親に隠しました。
とっさにチョンアの母親が、嘘をつくのですが、その理由は「子供に自殺された親の嘆きを与えたくない」と、あくまで当初はジュンギョムの母、ホン・ユラのために、と言うことでした。
が、そのためにチョンアは世間やホンユラ側から手ひどく非難されてしまいます。このときの心苦しさはおそらく学校でのいじめの非ではなかったんじゃないかなぁ。本人じゃないからわからないけど。ものすごく責められていました。
子どもに自殺されたらその親はとっても辛くて、できるなら自殺じゃない、ひとのために犠牲になったと思うほうが、ひょっとしたら親としては気持ちが安らぐのかもしれません。それは経験のない私には計り知れませんけど。
10年ぐらいかけて警察官になったチョンア。警官としての姿勢はとても良かったんだけど、シウォルへの
仕打ちが許せませんでした。
●ホン・ユラ
ジュンギョムが自殺したにしろ、チョンアを助けて死んだにしろ、どっちにしても手ひどくチョンアを責めていましたが、「ジュンギョムの代わりにお前が死ぬべきだった」と言ったときはさすがにドン引きしました。
ジュンギョムが死んだのは、人身事故をしたのに逃げてしまい、自分の親がさらにそれを隠ぺいをしたことで、心苦しくて生きていけなくなったからです。見ている側としては、死なずに真実を明かし、隠ぺいによる冤罪で投獄されたシウォルを救ってあげてほしかった!!
法曹界の重鎮であり、正義の人として知られているホンユラの裏の顔が恐ろしかったです。
なお、このひとは自分のためにやっているのではないと、隠ぺいはジュンギョムのため、真実を明かさないのはジュンフィのため、と、あくまで息子のためにしているというのですが。
いやいやいや、それがそもそも自分のために他ならないんじゃないですか。
身勝手で利己的で、チョンアを可愛がったり責めたり苦しめたり。表向きの顔が良いだけに終始イライラしました。
シウォルに対しても同じで、自分が罪を着せておきながら支援者と言う善人の皮をかぶっていました。
支援していたのも結局自己保身でしかなく、シウォルが真実に近づきかけたときは、かれを海外に飛ばそうとしていました。
心の底からシウォルには申し訳なく思っていたから、できる限りのことをしてやりたかった、なんて言うんだけど、そこがまた嘘くさく、だったら冤罪をはらしてやれよと言う気持ちしかありませんでした。
ジュンフィやチョンアが真実を知ってからも、真実を隠そうとしていましたがその理由が、ジュンフィまでが非難されるのが耐えられないということでした。ジュンギョムの機逃げを隠ぺいしたときと同じことを繰り返そうとしていて呆れました。
●カン・シウォル
このひとは、常にだれかに嘘をつかれていてほんとうに気の毒でした。
とくにチョンアが真実を知ってからも、彼に伝えず、知らないふりをしていたのがすごくもやっとしました。
チョンアは「言えなかった。みんなが傷つくから言えなかった」と言いましたが。
みんなって?
いちばん傷ついているのはシウォルなのに?
チョンアからしたら仕方がないことだったのかもしれませんが、シウォルが可哀想でなりませんでした。
チョンアを初めて信じられる他人だと思い心を許して好意を寄せていたのです。
この物語の中で私はチョンアのこの仕打ちがいちばん許せなかったかもしれない。
そんなシウォルを温かく迎え入れたムン一家には、ドラマ内でいちばんホッとさせられました。
ただ、このお父さんも一瞬シウォルに嘘をつくんですよね。ヘランがシウォルの妹じゃないと。
どんだけ嘘をつかれるひとなんだろうと、シウォルには同情しました。
●キム・ソラとト・ジヌ
最終的に、ふたりが復縁してよかったね。としか。。。。(^_^;)
ソラがどちらを選ぶのかは最後まで分からなかったな。
テランを選ぶもんだとばかり思っていたのに最終的に流れがジヌに来たのは想定外でしたね。
ジヌがなぜここまで彼女にこだわるのかもちょっとわからなかったけど、ここまでされてジヌの愛にこたえられなかったら、ちょっと疑問ですもんね。
ジヌはあの母(ウルトラスーパー超超超・・・・・・・モラハラ女)の息子にしては上出来ですよね。
ソラは結婚していた時にジヌが自分の家族を無視していたと怒っていたけど、それは自業自得でもある。ジヌだけを責めるのは違うと思いました。
でも、ムン・テランも良い人だったので気の毒だったな(^_^;)
ほかにも、トジヌの母とかムン・ヘランとか、めっちゃウザい系のキャラも強烈でした(^_^;)
チョンアの父も最初は好きになれなかったけど、バイト先でシウォルをかばったときには好きになりました。
ムン・テランも気の毒だったけど、チョンアの幼馴染で振られ役のペク・リムも可哀想だった。ふたりともいい人なのに気持ちが報われなくて気の毒だったなぁ。。・・いいひとを探してほしい!(笑)
文句ばっかりの感想になったけど、50話、面白く見ました。
( ̄▽ ̄;)文句言いすぎたかな(笑)
<ストーリー>
2009年、高校3年生のキム・チョンア(ソル・イナ)は、アナウンサーのソラ(チョ・ユニ)を姉に持ち、母が飲食店を経営する一般的な家庭で育つが、学校で2年間いじめを受けて苦悩の毎日を過ごしていた。一方、男子高校生のジュンギョム(チン・ホウン)は、最高裁判所の判事を務めるホン・ユラ(ナ・ヨンヒ)の息子で、優秀なジュンフィ(キム・ジェヨン)を兄に持つ。2人はオンラインで知り合い、一緒に自殺をしようと、郊外にあるペンションへとやって来る。
いじめに耐えられないと自殺の理由を打ち明けるチョンアに対し、ジュンギョムは「人を取って食う怪物になってしまった」と話し、チョンアを困惑させる。その夜、2人はともに自殺をするはずだったのだが…。
WOWOW番組紹介文より
ヒロインはソル・イナさんが演じるキム・チョンア、と、その姉のキム・ソラを演じたチョ・ユニさん。
これが絶望的な悪縁に絡まれる物語です。
韓ドラあるあるですが、狭いところにぎゅっと詰まった人間関係の連鎖が、このドラマはこれでもか!とつながっています。
しかも、「悪縁」ばかりなんですよ。
そして、登場人物のほとんどすべてが嘘をつきます。
いっけん相手のことを慮っての嘘、のように見えて私には保身や自己愛のための嘘に思えました。
ドラマは面白く中毒性があり、毎日楽しみに見ていましたが、最後まで見るとなんだかもやもやした気持ちが収まらないような気もしました(^_^;)
でも、それなら途中でやめればよかったんや!って話になりましょう??(^_^;)
しかし、嘘つきな人たちの末路をどうしても見なければ!という気持ちでもありました。
最後は美しく丸く収まっていましたけど・・・
今回はキャラごとに感想を書きます!
ネタバレありです。
●キムチョンア
「いじめ」によって自殺をしようとした高校生時代。なぜ親に相談しなかったのか。
親が愛情深い人たちだからなおさら、相談もせずに自殺を選んだその設定に疑問がありました。
そして、ジュンギョムが自殺したことを、ジュンギョムの親に隠しました。
とっさにチョンアの母親が、嘘をつくのですが、その理由は「子供に自殺された親の嘆きを与えたくない」と、あくまで当初はジュンギョムの母、ホン・ユラのために、と言うことでした。
が、そのためにチョンアは世間やホンユラ側から手ひどく非難されてしまいます。このときの心苦しさはおそらく学校でのいじめの非ではなかったんじゃないかなぁ。本人じゃないからわからないけど。ものすごく責められていました。
子どもに自殺されたらその親はとっても辛くて、できるなら自殺じゃない、ひとのために犠牲になったと思うほうが、ひょっとしたら親としては気持ちが安らぐのかもしれません。それは経験のない私には計り知れませんけど。
10年ぐらいかけて警察官になったチョンア。警官としての姿勢はとても良かったんだけど、シウォルへの
仕打ちが許せませんでした。
●ホン・ユラ
ジュンギョムが自殺したにしろ、チョンアを助けて死んだにしろ、どっちにしても手ひどくチョンアを責めていましたが、「ジュンギョムの代わりにお前が死ぬべきだった」と言ったときはさすがにドン引きしました。
ジュンギョムが死んだのは、人身事故をしたのに逃げてしまい、自分の親がさらにそれを隠ぺいをしたことで、心苦しくて生きていけなくなったからです。見ている側としては、死なずに真実を明かし、隠ぺいによる冤罪で投獄されたシウォルを救ってあげてほしかった!!
法曹界の重鎮であり、正義の人として知られているホンユラの裏の顔が恐ろしかったです。
なお、このひとは自分のためにやっているのではないと、隠ぺいはジュンギョムのため、真実を明かさないのはジュンフィのため、と、あくまで息子のためにしているというのですが。
いやいやいや、それがそもそも自分のために他ならないんじゃないですか。
身勝手で利己的で、チョンアを可愛がったり責めたり苦しめたり。表向きの顔が良いだけに終始イライラしました。
シウォルに対しても同じで、自分が罪を着せておきながら支援者と言う善人の皮をかぶっていました。
支援していたのも結局自己保身でしかなく、シウォルが真実に近づきかけたときは、かれを海外に飛ばそうとしていました。
心の底からシウォルには申し訳なく思っていたから、できる限りのことをしてやりたかった、なんて言うんだけど、そこがまた嘘くさく、だったら冤罪をはらしてやれよと言う気持ちしかありませんでした。
ジュンフィやチョンアが真実を知ってからも、真実を隠そうとしていましたがその理由が、ジュンフィまでが非難されるのが耐えられないということでした。ジュンギョムの機逃げを隠ぺいしたときと同じことを繰り返そうとしていて呆れました。
●カン・シウォル
このひとは、常にだれかに嘘をつかれていてほんとうに気の毒でした。
とくにチョンアが真実を知ってからも、彼に伝えず、知らないふりをしていたのがすごくもやっとしました。
チョンアは「言えなかった。みんなが傷つくから言えなかった」と言いましたが。
みんなって?
いちばん傷ついているのはシウォルなのに?
チョンアからしたら仕方がないことだったのかもしれませんが、シウォルが可哀想でなりませんでした。
チョンアを初めて信じられる他人だと思い心を許して好意を寄せていたのです。
この物語の中で私はチョンアのこの仕打ちがいちばん許せなかったかもしれない。
そんなシウォルを温かく迎え入れたムン一家には、ドラマ内でいちばんホッとさせられました。
ただ、このお父さんも一瞬シウォルに嘘をつくんですよね。ヘランがシウォルの妹じゃないと。
どんだけ嘘をつかれるひとなんだろうと、シウォルには同情しました。
●キム・ソラとト・ジヌ
最終的に、ふたりが復縁してよかったね。としか。。。。(^_^;)
ソラがどちらを選ぶのかは最後まで分からなかったな。
テランを選ぶもんだとばかり思っていたのに最終的に流れがジヌに来たのは想定外でしたね。
ジヌがなぜここまで彼女にこだわるのかもちょっとわからなかったけど、ここまでされてジヌの愛にこたえられなかったら、ちょっと疑問ですもんね。
ジヌはあの母(ウルトラスーパー超超超・・・・・・・モラハラ女)の息子にしては上出来ですよね。
ソラは結婚していた時にジヌが自分の家族を無視していたと怒っていたけど、それは自業自得でもある。ジヌだけを責めるのは違うと思いました。
でも、ムン・テランも良い人だったので気の毒だったな(^_^;)
ほかにも、トジヌの母とかムン・ヘランとか、めっちゃウザい系のキャラも強烈でした(^_^;)
チョンアの父も最初は好きになれなかったけど、バイト先でシウォルをかばったときには好きになりました。
ムン・テランも気の毒だったけど、チョンアの幼馴染で振られ役のペク・リムも可哀想だった。ふたりともいい人なのに気持ちが報われなくて気の毒だったなぁ。。・・いいひとを探してほしい!(笑)
文句ばっかりの感想になったけど、50話、面白く見ました。
( ̄▽ ̄;)文句言いすぎたかな(笑)