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感想「椿の花咲く頃」

Netflixで「椿の花咲く頃」を見終えました。
百想芸術大賞で、テレビ部門大賞と、脚本賞、主演男優賞と助演男優賞(オ・ジョンセ)を受賞したという、すごく評判が良いドラマですが、私的にはそこまでハマりませんでした。
良いドラマというのはわかりますけども、最近見たドラマに比べたら、そこまで好みではなかったかなぁ。
なんといっても長い。Netflixでは全20話ですよ。
面白くなってきたと思ったのは後半でした。
そこまでが長かった。いやけっしてつまらないっていうことはなかったんだけどね(^_^;)

冒頭で女性の遺体が湖から見つかるシーンがあります。
それがだれなのか、なぜ死んだのか、かなりサスペンスチックな導入でしたけど、始まってみれば、シングルマザーに猛アタックする田舎のダサい警察官のラブコメ風。
まぁタイトルからしてサスペンスな感じはしませんけど。

主人公のシングルマザーはコン・ヒョジンさん。
実年齢は40歳らしいけど、34歳の役。
相手役のカン・ハヌルさんは30歳だそうで実質10歳差がありますね。
ドラマでも年上設定だったと思うけど、違和感はなかったかな?
カンハヌルくんって、私が見てきたドラマでは結構すかしたイケメンの役が多く、こんな演技ができるなんて見直しましたよ。
今までで一番好きでした。

街の交番の巡査であるファン・ヨンシキ=カンハヌル、一目ぼれしたドンベク=コン・ヒョジンに猛然とアタックするんです。
ほんとうに愚直に偽りも駆け引きもなくひたすら愛を訴える。
ストレートに自分の気持ちを伝え続け、ドンベクを尊重するヨンシキ、優しくて思いやりがあって懐が深く愛情も深い、こんな風に愛されたら人は誰も幸せに違いないと思えるキャラクターでした。

さて冒頭の女性の遺体、これがだれかというと、今は言いませんが(笑)

ドンベクが殺人犯から命を狙われる立場にありまして。
その辺のサスペンスが絡んでくるのですが、終盤になってけっこう大きなウェイトを占めています。

が、わりと前半はのほほんとした流れでした。

いつも韓ドラってそうだけど、子どもの結婚や恋愛に関して親の介入がすごいですよね。
ドンベクは街の中で女性たちからひがみ半分でのけ者にされていますが、ただひとり、街のボス的存在の「会長」とは昵懇で親友のように付き合い可愛がられています。
が、そこに新人として赴任してきた息子のヨンシクが、ドンベクの相手と知ったら黙っていません。
それまでの仲良しはなんだったん?
というぐらい、ドンベクにたいする態度が豹変!
友達としては好きだったけど、息子の恋人としては断固反対です。

それと、ドンベクは孤児だったのですが、いきなり認知症になった母親が登場します。
自分を捨てた憎い母、けれども心の底では愛情を求めている母との再会、複雑なドンベクの生活が始まります。

息子ピルグの父親も現れます。
これがまた鬱陶しい存在で…(^_^;)

けっこうイライラさせられる部分も多く、後半やっと面白くなってきたのはやっぱりサスペンス部分が大きくなってきたからでしょうか。私ってやつはやっぱり人が殺されたり死んだりしないとストーリーに入り込めないのかな(^_^;)
と思ってしまいましたが(^_^;)

キャラとしては、今回一番印象的だったのは、ヨム・ヘランさんでしょうか。
ドンベクの経営するカメリアの常連のノ・ギュテ(オ・ジョンセ)の妻役です。
このひと、個人的にはトッケビでウンタクの養母を演じていましたが、めちゃくちゃ悪い印象でした(^_^;)
そのあと見た「無法弁護士」での役もひどかった。
「ライフ」では少し持ち直したけど…。でも、ちょっとウザい母親役でした。
今回は切れる弁護士役で、ものすごくかっこいいんですよ。
とってもよかったです!

ダメ夫のギュテ役のオ・ジョンセさんも今回の百想芸術大賞で助演男優賞をゲットしました。
たしかに存在感ありましたね!(おめでとうございます)
でも私はその妻のヨムヘランさんが意外性もあって見直したなぁ(ナニサマ)。


イ・ジョンウンさんは最近BSで始まった「まぶしくて」にも出演。
成長したピルグは「感染家族」で見たあの人( ̄▽ ̄)
キム・ソニョンさんは今回の芸術祭で助演女優賞!ただし、「愛の不時着」のほうで。
だんぜん「不時着」のほうがよかったですもんね。
こちらはちょっと、最後はちがうけど、けっこうドンベクに冷たかったので残念でしたよ。


以下はネタバレです
ドラマをご覧になってからまたお越しくださいね









ストーリー中、一番残念だったのは、ヨンシクの母親が頑固にドンベクを拒否することでした。
最終的にはハッピーエンドになるだろうとは思っていましたが、だからこそ、さっさと認めてあげてほしかった。
そういう母親って韓ドラでは普通なんだけど、このお母さんに限っては未婚の母でスナック経営者で流れ者で魔性の女で、街の女の人たちから敬遠されているドンベクともよい関係を結んでいたので、とても残念でした。
可愛いピルグのことを「こぶ」だなんて言って、ピルグを傷つけたことも許せなかったなぁ。

傷ついたピルグは、前から鬱陶しいぐらいに付きまとってきていた実父(キム・ジソク、このひとも役が悪かったなぁ…)のもとへ行く決意をします。このへんはもう、涙涙でしたわ~。
実父のカン選手はほんとうに鬱陶しくて、いやだった。
いつも不機嫌顔で妻との会話も不機嫌全開。妻側にも問題があるんだけど、夫として優しさに欠けすぎていると思うなぁ。
いつもあんな返事しかしないなら会話なんかしたくなくなりますよ。
ドンベクと別れた経緯も、いまになって知ったドンベク親子への関わり方も全部いやでした。
ピルグのためと言い自分が引き取ると言い出した時など、許せなかった。
あまりにも独善的なキャラで、キムジソク氏が気の毒なほど。。。

しかし!!
ピルグはカン選手のもとへ行き、ソウルで暮らすという。
それは、ヨンシクの母親に「コブ付きの女なんかいやだ」と言われて傷つき、自分が母親の結婚の障害になっているからと健気な決意をしたからで、そう思うとやっぱりヨンシク母を許せない気持ちが沸々と沸き起こります。


まぁ最後には和解するんだけども、そうでなくては困るけれども。
最後まで私の怒りは収まりませんでしたよ(# ゚Д゚)!!ええ!!


韓ドラあるある、大団円のまえにいったん二人は別れますが、ここも要はヨンシク母のせいだったんじゃん!
どんだけ泣かされたことか!
私の涙を返してほしいわ(^_^;)

というのは言い過ぎとしても、まずそこが残念でしたし・・・。

先ほども言ったようにピルグの実父の存在ね。
終始一貫鬱陶しかったですね。

韓ドラあるある、子どもを捨てる…最近見たドラマでもそういう設定があったばかり。
その母親も聞いてみればやむを得ない事情があって、気の毒な境遇だったけど、今回のドラマもそうでした。
そうだと思ったよ。
しかし、認知症を装うために人前で阻喪とか…ちょっとやりすぎな気がしましたよ(^_^;)

親子の和解も、お母さんが奇跡が起きたように助かったのもとてもよかったですけどね。


あと、ヒャンミが可哀想でした。
後半存在感が増してきたので、冒頭の遺体はきっと彼女だなと、気づきますよね。
ほんとうに可哀そうで泣きましたわ~。

ジョーカーもいったん逮捕された男は、真犯人の父親でしたね。
息子をかばっていたんですよね。

そうなると、このドラマはさまざまな親子の形を描いてありました。
ドンベクとピルグ、
ドンベクとその母、
ヨンシクと母
カン選手の妻ジェシカとその母、その父、
ギュテと母
そしてジョーカーと父親…

そういう意味では見ごたえがあるドラマではありましたが、私的にはハマるまではいかなかったというのが正直なところです。






14:20 : [ドラマタイトル]椿の花咲く頃トラックバック(0)  コメント(0)