2020'10.28
長らく放置していましたが、いよいよ「長安二十四時」の感想に着手しようと思います。
すごいスケールでその世界観は見ごたえがあったし、迫力もあった。
けれども、私的に最後まで見てみたら・・・むむむむ・・・と思ってしまいました(^^;
いや、面白かったし素敵なドラマだったんですよ。
素敵というと語彙力なさすぎるなぁ。
音楽もよかったしね。
李白の詩にメロディーをつけて歌われていたのがどれもいい曲でしたし・・・。
とりあえず、結末から書いていきます。
ネタバレなのでご注意くださいませ!!!
結末、
黒幕はなんと、なんと、なんと、徐賓でした。
これが私的には一番納得したくないんですよねぇ。
だって、徐賓はそれまでにさんざん李必と「敵」の正体を探る捜査の協力をしてきたというか。
そもそも、彼が龍破たちの仲間なら、なんでそのまた仲間の陸三に殺されかけたりするわけ?
石脂が最初に判明した15樽じゃなく300樽あるというのも、それなら徐賓は最初から分かっていたわけでしょ。
しかも、徐賓の動機は、「自分のように有能な人物が重用されないことへの不満」だったんですよね。
この壮大な仕掛けの動機がそれって、釣り合わないでしょ?
最初の標的は狼衛ですよ。
この狼衛を捕まえるために、靖安司を創設したんですよね。
それが4か月前だとか。
それもなんだか短すぎる気がします。
たった4か月で内部の統制ができたり職員の信頼関係が築けたりしますでしょうか。
望楼も靖安司と一緒に作られたそうですが、システムの確立とかね、ほんの4か月??
しかも物語の序盤では狼衛の「チェラホト」という言葉にものすごくまがまがしい恐怖を感じたわけで、かなり期待したのですよ。
でも、要するに龍波はそれを利用しただけで、チェラホト関係ないんやん!!
しかもその龍波も徐賓に利用されてただけやん!!
チェラホト、なんやったん??
ってなりませんか。
重要なキーポイントかと思ったことも、とくに重要でもなかったみたいで。
たとえば平康坊の地下都市葛の旦那とか、
郭利仕将軍が隠した金器とか
それから、何孚が本当は知的障碍者ではなく、周囲をだましていたと。
そして徐賓にそそのかされて龍波に資金提供をしていたと。
その資金は、何監の不動産を始末してその収入を横流ししていたということらしいですが、それで資金は足りたのかなとも思いますが・・・。
それに、懐遠坊の龍波の隠れ家なんかに、ササン朝の金貨が大量に見つかったんですよね。
それも謎のままだったような。
それから、灯楼の大爆発ですが、大爆発したら長安の民が大勢犠牲になって、阿鼻叫喚地獄絵図となりますから、それは阻止したほうがいいというのはわかるけど、いったい、どんな大爆発が起きるんだろうと思っていたら、あんがい、たいしたことがなかったですね。それに越したことはないんだけど(^_^;)いざ阻止したら、阻止できなかった時の「結末」が知りたくなってしまいました
(^_^;)
壮大な仕掛けのわりに、しょぼい爆発、そのあとの火事も、タワーリングインフェルノ並み、というほどのこともなく。。
そのあと、皇帝陛下が龍波にさらわれてしまったために、視点がかわり、灯楼の爆破や火事はスルーされてしまいました。
傲慢な皇帝陛下はそのときに市街地で平民に出会い、民の暮らしを知り、変化が生まれた。
陛下の命を狙い、それを太子の命令と偽り、太子に罪をかぶせる策略が右相側にあった。
追いかけてきた金軍に、龍波が殺される。
それらが終盤目まぐるしく展開して、最後に、活躍したのが李必!
・・・ではなく、程参!
程参が何監を相手に、黒幕を暴きました。
それが、徐賓だったわけです。
そして、靖安司にはもうひとりスパイがいました。
それが、時を告げる役の龐霊(ほうれい)でした。
なんとこのひと、右相の娘と恋愛中なんだと!
靖安司でスパイをして手柄を立ててそれを手土産にしてから、右相のもとに婿入り?したかったんだそうです。
龐霊は姚汝能が右相のスパイだと知っていたけど、姚汝能は知らなかったのかな。
みんなのまえで、お前が怪しい!と、龐霊を非難していたよね。芝居?
で、右相の不正(小勃律の公館建設に絡んだ不正)の証拠である玉佩は、この龐霊が持っていましたね。
ということは、影という女スパイを殺したのもこの人なのかな。
けっきょく、龐霊の家に右相の不正の証拠の文書がいっぱいありました。
それは太子にわたりますが、太子はそれを陛下の目前で燃やしちゃう。
身の潔白を示すためだったそうです。
右相と太子の対決はこれが決着ということなのかな。
李必は偉い地位(宰相)に上がりたかったのになんか諦めて山にこもるんだとか。
張小敬は諸国を旅するとかで、檀棋を連れていくのかと思いきや、檀棋は厳太真のそばについて残るらしい。
なんじゃそりゃ。
李必は何をしたんだろう。
けっきょく何にもしなかったような(^_^;)
後半はずっと捕まったり人事不省に陥ったり、あるいは逃げ回ったり。
全然活躍してないと思います(^_^;)
個人的にはいろいろと腑に落ちないところがありました。
聞染が殺されたのに、張小敬の悲しみがいまいち伝わってなかったり。。
なんかこう、聞染のかたきを討つぞ!!みたいなのもなかったし。
あんなに、聞染のために長安を守る!みたいな感じだったのに。
迫力はあったんだけど、うーん、結末に納得できない、という感じのドラマ。
辛口ごめんなさいです(^_^;)
すごいスケールでその世界観は見ごたえがあったし、迫力もあった。
けれども、私的に最後まで見てみたら・・・むむむむ・・・と思ってしまいました(^^;
いや、面白かったし素敵なドラマだったんですよ。
素敵というと語彙力なさすぎるなぁ。
音楽もよかったしね。
李白の詩にメロディーをつけて歌われていたのがどれもいい曲でしたし・・・。
とりあえず、結末から書いていきます。
ネタバレなのでご注意くださいませ!!!
結末、
黒幕はなんと、なんと、なんと、徐賓でした。
これが私的には一番納得したくないんですよねぇ。
だって、徐賓はそれまでにさんざん李必と「敵」の正体を探る捜査の協力をしてきたというか。
そもそも、彼が龍破たちの仲間なら、なんでそのまた仲間の陸三に殺されかけたりするわけ?
石脂が最初に判明した15樽じゃなく300樽あるというのも、それなら徐賓は最初から分かっていたわけでしょ。
しかも、徐賓の動機は、「自分のように有能な人物が重用されないことへの不満」だったんですよね。
この壮大な仕掛けの動機がそれって、釣り合わないでしょ?
最初の標的は狼衛ですよ。
この狼衛を捕まえるために、靖安司を創設したんですよね。
それが4か月前だとか。
それもなんだか短すぎる気がします。
たった4か月で内部の統制ができたり職員の信頼関係が築けたりしますでしょうか。
望楼も靖安司と一緒に作られたそうですが、システムの確立とかね、ほんの4か月??
しかも物語の序盤では狼衛の「チェラホト」という言葉にものすごくまがまがしい恐怖を感じたわけで、かなり期待したのですよ。
でも、要するに龍波はそれを利用しただけで、チェラホト関係ないんやん!!
しかもその龍波も徐賓に利用されてただけやん!!
チェラホト、なんやったん??
ってなりませんか。
重要なキーポイントかと思ったことも、とくに重要でもなかったみたいで。
たとえば平康坊の地下都市葛の旦那とか、
郭利仕将軍が隠した金器とか
それから、何孚が本当は知的障碍者ではなく、周囲をだましていたと。
そして徐賓にそそのかされて龍波に資金提供をしていたと。
その資金は、何監の不動産を始末してその収入を横流ししていたということらしいですが、それで資金は足りたのかなとも思いますが・・・。
それに、懐遠坊の龍波の隠れ家なんかに、ササン朝の金貨が大量に見つかったんですよね。
それも謎のままだったような。
それから、灯楼の大爆発ですが、大爆発したら長安の民が大勢犠牲になって、阿鼻叫喚地獄絵図となりますから、それは阻止したほうがいいというのはわかるけど、いったい、どんな大爆発が起きるんだろうと思っていたら、あんがい、たいしたことがなかったですね。それに越したことはないんだけど(^_^;)いざ阻止したら、阻止できなかった時の「結末」が知りたくなってしまいました
(^_^;)
壮大な仕掛けのわりに、しょぼい爆発、そのあとの火事も、タワーリングインフェルノ並み、というほどのこともなく。。
そのあと、皇帝陛下が龍波にさらわれてしまったために、視点がかわり、灯楼の爆破や火事はスルーされてしまいました。
傲慢な皇帝陛下はそのときに市街地で平民に出会い、民の暮らしを知り、変化が生まれた。
陛下の命を狙い、それを太子の命令と偽り、太子に罪をかぶせる策略が右相側にあった。
追いかけてきた金軍に、龍波が殺される。
それらが終盤目まぐるしく展開して、最後に、活躍したのが李必!
・・・ではなく、程参!
程参が何監を相手に、黒幕を暴きました。
それが、徐賓だったわけです。
そして、靖安司にはもうひとりスパイがいました。
それが、時を告げる役の龐霊(ほうれい)でした。
なんとこのひと、右相の娘と恋愛中なんだと!
靖安司でスパイをして手柄を立ててそれを手土産にしてから、右相のもとに婿入り?したかったんだそうです。
龐霊は姚汝能が右相のスパイだと知っていたけど、姚汝能は知らなかったのかな。
みんなのまえで、お前が怪しい!と、龐霊を非難していたよね。芝居?
で、右相の不正(小勃律の公館建設に絡んだ不正)の証拠である玉佩は、この龐霊が持っていましたね。
ということは、影という女スパイを殺したのもこの人なのかな。
けっきょく、龐霊の家に右相の不正の証拠の文書がいっぱいありました。
それは太子にわたりますが、太子はそれを陛下の目前で燃やしちゃう。
身の潔白を示すためだったそうです。
右相と太子の対決はこれが決着ということなのかな。
李必は偉い地位(宰相)に上がりたかったのになんか諦めて山にこもるんだとか。
張小敬は諸国を旅するとかで、檀棋を連れていくのかと思いきや、檀棋は厳太真のそばについて残るらしい。
なんじゃそりゃ。
李必は何をしたんだろう。
けっきょく何にもしなかったような(^_^;)
後半はずっと捕まったり人事不省に陥ったり、あるいは逃げ回ったり。
全然活躍してないと思います(^_^;)
個人的にはいろいろと腑に落ちないところがありました。
聞染が殺されたのに、張小敬の悲しみがいまいち伝わってなかったり。。
なんかこう、聞染のかたきを討つぞ!!みたいなのもなかったし。
あんなに、聞染のために長安を守る!みたいな感じだったのに。
迫力はあったんだけど、うーん、結末に納得できない、という感じのドラマ。
辛口ごめんなさいです(^_^;)