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中国史劇「如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃」感想



WOWOWで放送があった「如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃」を見ました。
全87話と長かったですが、とても面白かったので毎週待ち遠しく、長さを感じませんでした。
まぁ韓国ドラマと違い、一話が45分と短いせいもありましたか。

実在の人物たちを下敷きにした、でも、結局はフィクションなので、キャラクターたちにあれこれ言うのもなんだか違う気がしますが、ドラマとして見るとみんなとっても印象的でした。

とくに主人公の如懿は魅力的な女性でしたね。
中国では同時期に放送されたらしい、同じ時代を描いた『エイラク』があります。
それも見るつもりで、比較することになるんだろうけど(エイラクすでに序盤を見たところ)こちらの如懿は、とても誠実で愛情深く正義感にあふれ知的聡明で思慮深く、いうことなし。
好きにならずにいられない魅力にあふれていました。
後宮ものなので、乾隆帝の寵愛をめぐって蠢く野心や、陰謀渦巻く油断大敵な恐ろしい舞台は定番ですが、ともかくテンポよく、ピンチにあったりピンチから賢く見事に生還したりを繰り返し、やがてタイトルのように紫禁城に散っていく終盤はもう、わかってはいても気が気じゃなくあっという間の87話でした。

ファッションがすごいですね。
このヘアスタイル。
(たぶんモンゴルのほうの部族かと思うのですが、そりゃーすごい髪形とかもありました。なんというかウルトラの母みたいなヘアスタイル。ほんとうにああいう髪型していたんだろうか。セットするの大変だっただろうね!!)
高下駄みたいな靴!
爪カバー!!
首に巻いてるボウタイみたいなの、宮殿や各妃たちの寝所とかセットも雰囲気も素敵だった。
また紫禁城の広さは普段はあんまり感じられなかったけど、地図やGoogle earthで見てみるととんでもなく広い!!!
移動にも時間がかかっただろうなぁ。ドラマ内では簡単に行き来していましたけどね。
映像的には光の使い方が素敵でしたね。
全体的にとっても上質な感じで釣り込まれました!!

以下はネタバレ含む感想です!!



物語はのちの乾隆帝、弘暦のおきさき選びから始まります。
おきさきのことは「福晋」といい、正室のことは「嫡福晋」側室は「側福晋」というんですね。

弘暦のお目当ては幼馴染の青桜。のちの如懿です。青桜を嫡福晋にするつもりでした。
二人は相思相愛でしたが、青桜の叔母である皇后ウラナラ氏が失脚したため、その姪である青桜との婚姻も認められなくなってしまいました。
しかし、弘暦はどうしても青桜をあきらめきれず、嫡福晋はあきらめ、側福晋として後宮に迎えることになりました。

嫡福晋として婚姻したのはフチャロウカ。

おとなしそうで奥ゆかしいんだけど実は結構な策士。
乾隆帝は如懿にラブラブだったから、表面上は平静を装いながらも心の中は嫉妬の炎がメラメラ燃えてますよ。
自分は動かず周囲を利用して如懿を落とし込んでいくタイプでタチが悪かったですね~!

嘉貴人(金玉妍)や慧貴妃(高晞月)という悪女的な妃たち、でもみんな美形!!
ほんとうに悪いずる賢い妃たちだったんですけど。。。

最後はかわいそうな感じで終わっていって溜飲が下がる感じはしますね。
そして大親友の海蘭、 
彼女との友情は生涯変わらず、海蘭も誠心誠意如懿につくしてこの関係にはホッとしました。
(尽くしすぎた部分はあるけど)

乾隆帝ってけっこうな女好き(笑)
つぎつぎと側室を増やす増やす!!
ま、それは仕方がないけどね。
でも、如懿は寛大な心で許してね~
あんまり嫉妬しないのよね。
むしろ側室たちに嫉妬されるのが如懿で、策謀にやられてしまって一度は乾隆帝によって冷宮に追われてしまうんですよ。

そこで生涯の友と呼ぶ凌雲徹という、侍衛と出会います。
凌雲徹はなにくれとなく、如懿を気遣ってくれて、冷宮を出てからも二人の友情は続くのですが

じつはこれが、のちのち如懿と凌雲徹にとって悲しい因果になってしまうんですよね。
凌雲徹には幼馴染でもある恋人で女官の衛嬿婉(えいえんえん)がいたんだけど、それがのちの令妃。
ラスボスに当たる人物だけど、最初はそんな大物感はなかったなぁ。

凌雲徹と婚約していたのに後宮で乾隆帝の寵愛を得るために、凌雲徹を捨てる。
さいしょは金玉妍(嘉貴人。。。もう,各妃嬪たちには名前がいっぱいあって覚えるの大変!)にいびられる側だったのが、次第に本領発揮で、どんどん強くなっていくんですよ。

この令妃のせいで如懿が窮地に追いやられる。本当に憎たらしい存在だったなぁ。

凌雲徹は存在感が大きかったですねー。
まずイケメンでかっこいい、武骨で寡黙で誠実で、乾隆帝よりも百倍かっこよかった!!
さいしょは婚約していた衛嬿婉(えいえんえん)を忘れられなかったんだけど、如懿とはぐくんだ友情はやがて淡い憧れにもなったように感じました。

令妃はまた、それで逆に嫉妬してますます如懿を目の敵にするんだよね。
お前が捨てたんだろうが、凌雲徹を!!とむかつきが収まりませんわ(^_^;)

そんな折も乾隆帝の女好きはとどまるところを知らず。
いや、けっして乾隆帝だけのせいじゃなく、子どもを設けるために側室が奨励されるんですね。
皇太后とかがばんばんプレッシャーかけてくるんです。
王室に子どもが生まれることが世の中に安心や平和をもたらすということらしい。
そして、政略結婚的な意味合いで側室を設けるということも大きな意味合いがあったりして、一概に女好きだとか言えないですが、でも、この乾隆帝は女好きだったんちゃうん!!って思ってしまう(^_^;)

如懿は皇后亡き後皇后になりますが、令妃のせいでだんだんと不幸に。
乾隆帝がウイグルから来た容妃に、ドはまりしてしまって我を忘れる始末。
ただ容妃はしっかりと自分を持っていて如懿を尊敬していたからまだすくわれたけど。

その後乾隆帝のどんどんと馬鹿になっていくのは見ていられませんでしたね。。。
そして如懿が例の歴史的な事件断髪という行為に。

断髪断髪というからボブカットぐらいにするのかと思ったら、ほんの少し切るだけ。
あんなのが天地を揺るがすほどの衝撃のようで、そこにびっくりしたけど(^_^;)
漢人は生まれてこの方髪にはさみを入れることがないんだそうで。
まぁ習慣というのはその時代その地に生きてる人じゃないとわからない部分があるよね。
ドラマで泣いのはまず、如懿のおつきの女官蕊芯が江与彬(侍医)と結婚するときに、彼女をひそかに思っていた幼馴染で乾隆帝についてる太監の李玉が、嫉妬するとかじゃなく優しいお祝いをしてあげたことですね。
最後まで蕊芯には自分の気持ちを伝えず、ためてたお金をお祝いにあげたよね。ピュアな気持ちに泣かされました。

あとはやっぱりなんといっても凌雲徹の死。
嫉妬に燃えた乾隆帝は、自分は容妃にいれこんだりやりたい放題だったのに、それでも広い心で静観していた、それどころか容妃に乾隆帝に心を開くように説得までした如懿を信じなかった。
ここはもう乾隆帝に対する信頼はゼロになりますわ。
もうあかんこの男は!!と思いましたもん。

それで結局凌雲徹は死に、如懿は誰からも心を閉ざしてしまいました。
このあとは孤独な如懿が死に向かう中で、如懿のかわいがっていた第5皇子永琪まで死んでしまい、それも如懿の関与を疑われ。。。如懿は乾隆帝に苦しめられすぎで見てられなかったなぁ。

しかしついには自分の潔白をはらし、永琪の敵を討ち、令妃に復讐を果たします。
ここはかなりすごかった!
さすが如懿!!胸がすく思いがしました。
でも、それまでが長すぎた。そういう話だから仕方がないけど。

最後、如懿は結核で死んでしまうんですが、その姿は凛として美しいままでした。
乾隆帝もめっちゃ悔いていましたけどね、あんたがこんな目に合わせたんやろう!と、見ていた誰もが思うのです。

しかし、その後も長く生きた乾隆帝は最後まで如懿を思っていました。
死の間際自分の髪を切った乾隆帝は如慰の髪を入れていた小箱に自分の髪を一緒に入れて、そっと息を引き取りました。

「蘭因絮果(ランインジョガ)」(最初のうちは素晴らしいと思えた結婚も最終的には離婚で終わる)
昔は悲しい言葉だと思っていたけれど今はよくわかる。咲き誇る花もいずれは散るのだと。
如慰が最後に乾隆帝に言った言葉です。

悲劇でしたが美しく見ごたえのあるドラマで大満足でした。





14:48 : [中国ドラマ]如慰伝~紫禁城に散る宿命の王妃トラックバック(0)  コメント(0)