2019'10.23

チソン主演の「知ってるワイフ」を見終えました。
ちょっと前に見終えてたんだけど(^^;
導入部は「ゴーバック夫婦」に似ていたが次第にオリジナリティが出てきた。
ゴーバック夫婦との違いを書いてみたいけど、それだとゴーバック夫婦のネタバレになるのでやめておきます(^◇^;)
結婚生活に嫌気がさしていたジュヒョクが、なにか不思議なパワーの働きで過去に戻り、人生をやり直した物語です。
この、人生のやりなおし、リセットは誰もが願うファンタジー設定です。
やり直したところで、その人生も「初めて」の人生だから、またまたリセットしたくなるのは仕方がないことなのかも。
(グリムウッド「リプレイ」がオススメ)
ジュヒョクの場合、やり直しの人生で理想の生活(妻)が手にはいったかのように見えたけど、それもまた理想でもなんでもなかった。だから結局元の人生が(妻)が恋しくなった。
妻側から見たら、けっこう調子がいいなと思わなくもなかった。妻が自分のせいで「鬼嫁」になったんだと気付いて反省があったからまだいいけど。
一度は(厳密には二度)ジュヒョクがひとりで過去からやり直し、一度は夫婦でやり直す。
二人の元の結婚生活を①、
ジュヒョクひとりでやり直した人生を②、2人でやり直した人生を③とすると、主なストーリーも面白かったのも②で、③は蛇足感が否めなかったですね。
バカップルになってイチャイチャしていて、それはそれで幸せ満載で微笑ましくはあったけど、ストーリー的にはもっと短くてもよかったな。。
②のウジンはなんとなく①の記憶を持っていて、ジュヒョクを深層意識で求めていた。だから二人でまた過去に戻り③の人生に入るのだけど、ちょっと待て、ちゃんとすべてを覚えていたらひょっとしたらウジンはジュヒョクを選ばなかったかもよ?
韓国はどうだか知らないけど、日本は確か、生まれ変わっても今の連れ合いと一緒になるか?という質問に、男女で温度差があったのではなかったかな?
ウジンには①の記憶がなかったのが幸いしたのかも、というのは結婚生活も三十年越して擦れすぎた私の穿ちすぎた考察ですかね(^◇^;)
なんで②で認知症だった母親が①の記憶を持ち、タイムスリップのことまで知っていたのか、③の認知症ではない母親はなにも知らない、この違いはなに?など、そもそもこのタイムスリップの理屈はどうなってるんだとか、
いろいろ考え出したら矛盾のような突っ込み所のようなものはあるけど、ま、楽しいドラマとして、あまり考えずに見ました。
終わってみれば一番の心残りは子ども達。①と③の子供たちが一見同じに見えたとしても、まったく同じ子供とは限らず、①の子供を失ったことになるので、①の記憶のないウジンはまだいいとして、ジュヒョクはそこをどう感じているのかが少し気になった。
という感じで
突っ込み所はあるけど、楽しく見ました。最近面白い韓ドラがなくてテレビ放送を見てなかったので、すこし久しぶりにハマって見ることができて楽しかったです。