2019'04.04
世界的に大ヒットしたデンマーク・スウェーデン合作の極上北欧ミステリー『THE BRIDGE/ブリッジ』を原作にリメイクされた英国社会派ミステリー。
全 10 話(2 話連続放送・字幕)
■製作総指揮
ジェーン・フェザーストーン
マンダ・レヴィン ほか
■出演
スティーヴン・ディレイン
クレマンス・ポエジー
ジョゼフ・マウル
トム・ベイトマン
ジャック・ロウデン ほか
■ストーリー
一瞬たりとも目が離せない
スリリングな展開の英国社会派ミステリー
英仏、男女捜査員の交流も見どころ
ドーバー海峡を結ぶトンネルの中で、女性の切断死体が発見される。
国境をはさんでフランス側に置かれていた上半身と、イギリス側の下半身は、別人のものだった。
英仏両国の警察は合同捜査を開始するが、犯人はインターネットで「現代社会の真実を明らかにする」と宣言、次々に異常な犯罪を起こす。
『トンネル-国境に落ちた血』は、デンマーク・スウェーデン合作の北欧ミステリードラマ『THE BRIDGE/ブリッジ』をリメイクした英国社会派ミステリー。
米国版も作られるなど、世界的に大ヒットしたドラマだけあって、スリリングな展開は一級品だ。
一瞬たりとも目が離せないほど緊迫感がある。
主役の英仏両国の捜査責任者が対照的なのも面白い。
良き家庭人に見えながら、実はモテモテの英国のベテラン男性警部と、コミュニケーション不全だが捜査能力は抜群なフランスの若い女性警部。
2人が、文化や考え方の違いに戸惑いながら、次第に心を通わせていく過程も見どころだ。
いきなりBS12のコピーを貼ってしまいました(^^;
ちょうど、楽しみに見ていた「バーニングアイス」とほぼ同時期に始まって、雰囲気もちょっと似ていて面白そう!と思ったんですけど…
くらーい陰気な感じとか、美しい風景とか、すごく良かったんだけども。
見終えて見ればちょっと期待外れだったかなと思ってしまいました。
刑事たちのキャラクターは悪くなかったですし、なによりも猟奇的な事件で、いったい誰が何の目的でこんなことをしているんだろうという興味もひかれて、楽しみにしていました。
でも、最後はもうあんぐり、そんなこと??そういうこと??えー…みたいな(^-^;
ドーバー海峡という行ったことがない場所の、トンネルの様子。
車も列車に乗って移動してフランスとイギリスと行き来するんですかね。知らなかったんで(^-^;新鮮に、好奇心を刺激されたりもしましたけどね…。
以下はネタバレです。
「現代社会の真実を明らかにする」
とかいう割には、オチとしては犯人は息子と妻を殺された復讐でこんな事件を起こしていますね。
かなり壮大な仕掛けなので(国境のちょうど真ん中を境に別人物二人の死体を置く…など、あとは老人ホームでテロ行為のように十数人を毒殺するとか…記者の車に爆弾を仕掛けるとか)個人的な復讐で話が終わってはがっかりというか。
じゃあそこまでやる必要あったの?
殺した人たちが妻子の事故に関係していたのかどうか、してた人物もあったらしいけど無関係の人もあったような気がする。もしも全員が事故に関係していたなら、それをもっとちゃんと見せてほしい。セリフだけの説明だったから、え?え?なんて?と思っているうちに話が進んでよくわからなかった。いきなり過去登場人物の名前出されてもそれ誰だったっけ、ってなったし。刑事と記者がその事故にかかわっていたのは分かったけど、あと女性政治家か…じゃ、老人ホームの老人たちとか、女性政治家の死体の下半身部分の人はどう関係していた?有機リン酸かなんかで発火して死んだ人たちは?
不法移民の親子はどうなった。それをかくまってたのかなんかわからない男二人とその妹はどう関係している?
説明あったのかもしれないし見逃してたかもしれないけど(^^;
あと、あってもいいのかもしれないけどなくてもいいんじゃないの?激しい濡れ場(^-^;
女刑事のほうは感情がないロボット刑事?みたいな。冗談を解せないタイプ。恋愛も感情がないからいきなりベッドへ直行で。それはいいんだけど、なんにもそのシーンまで見せなくてもねぇ(^^;
いきなり激しい濡れ場をぶち込まれて目のやり場に困りましたわ(^^;
男刑事も浮気したのでがっかりした。そういう話なんだろうけど。愛する妻子がいても浮気してしまう、浮気は別腹で、あとで敏感な妻にばれて後悔して…という、優秀な刑事でも人間的な煩悩と苦悩を描いてたのかもしれないけど、そんなの要らないわ。
まぁだからベッキーがこの妻に付け入るスキができたんだろうけど(でもそれは犯人の計算じゃないしねぇ)
もっと残念だったのが刑事の息子が死んでしまったこと。だいたいあのベッキーは怪しいと思ってたよ。
それにしてもあまりにもダークな結末じゃないか。
可哀想すぎるよ~。
ハリウッド映画になれてるからか、子どもと動物は死なない設定だと思い込んでるから、かなりきつかったなぁ(^^;
(そういうハリウッド映画を生ぬるいわい!!と思っていたけど、そんな自分を反省します(^^;)
犯人もたしかに気の毒ではある。けど、「違う!!」感が半端なかったですねー。
最後には二人の刑事が一連の事件を解決して男刑事は刑事をやめるとかやめないとか、ふたりはハグする。女刑事は人と握手するのも嫌うほどの潔癖症なのかなんなのか、身体的接触が嫌いなので(でも激しい濡れ場)ハグは感動的なんだけど。。
全体の雰囲気が好きだっただけに結末があまりにもあまりだったので、ちょっとアレな感じでした。
(はっきり言えよ(^-^;)
シリーズものだそうで、続きがあるのかなぁ。
文句言ってる割にはまた見てしまうかも(なんじゃそりゃ!!!)