2019'03.14

BS日テレで放送があった『この恋は初めてだから』(全22話)を見ました。
開口一番で、しかも声を大にして言いたいことがあります!!
なんでタイトルを原題の『この人生は初めてだから』のままにしなかったんやぁぁぁ!!!!
ドラマの内容から見ても、そして、言葉が持つ意味からも、恋が初めてなんじゃなくて人生が初めてのほうが深みがあるし納得できるし示唆に富んだ素晴らしいタイトルなのに、なんで「恋」にしちゃったんやぁぁぁ!!!!!
内容はよかったですよ。
契約に契約内容を明記しての偽装結婚ということで、ガッキーと星野源ちゃんの『逃げるは恥だが役に立つ』に似ていると、リメイクではとかパクリ疑惑だとか、言われたそうですね。
たしかに私も、最初似ているなぁと思いましたけど、見ているうちにぜんぜん違うって思うようになりました。
『逃げ恥』は家事労働の価値について真剣に考えられていて、主婦として頷きながら見る部分も多かったけど、こちら『人生初めて』は、純然たるラブストーリーでした。
IT企業の社員 ナム・セヒ(イ・ミンギ)は38歳のどこにでもいるサラリーマン。
性格にくせがあり、人やお金にあまり興味がない 独身主義者。
働き始めた頃に将来を考え家を購入したが、今はローン返済に苦しめられる生活を送っている。一方、30歳独身 ユン・ジホ(チョン・ソミン)は名高いソウル大学卒の高学歴女子。
脚本家の夢をあきらめられず、安月給の補助作家としてかれこれ 5年働いている。一緒に住んでいる弟ができちゃった結婚をすることになり、居場所がなくなってしまったジホは家を出る羽目に。そんな二人がひょんなことから一つ屋根の下で暮らすことになるのだが…。
最初の6話ぐらいはそこまで面白いと思えなかったんですけど、7話、ふたりが結婚式を挙げるとき、ジホのお母さんの手紙に泣かされました。それからは面白く思えた。
主人公二人は想定通りのラブストーリーでしたが、個人的にはジホの友だちのスジのこと。
肩ひじ張って男に負けまいとセクハラに傷付きながらも右から左へ受け流し、社会的立場を高めようと頑張っていたスジ。
彼女がマ社長と付き合いだしてからどんどんかわいくなっていくのが見ていて楽しかったです!
久しぶりのイ・ミンギくんが演じた主人公のセヒももちろんカッコよかったんだけど、私はマ社長のほうが魅力的に見えました。
顏は残念ながら好みじゃないんだけどさ(^-^; (さいきんよく見る役者さんだ)
すごく懐の深い素敵な人間でした。
韓国ドラマの特徴の一つに、恋愛にしても結婚にしても、親が介入しないドラマは無いですよね。
このドラマも親との関わりが結構重要ポイントの一つでした。
ジホの母親との関係も丁寧に描かれていたし、感動的でした。
とてもいいドラマでした!(^^)/