2017'09.05

けっきょく最後まで見てしまった、「偉大なる糟糠の妻」個人的には…
見なくてもよかったかなぁ~…って(^^;
ジャケット見てるとすごいコメディタッチですよね。
コミカルな部分は確かにあるけれども、ほとんどもっと深刻ですよ。
以下ネタバレです。
辛口なので、お気を悪くされる方がおられたらごめんなさい。
だいたい、冒頭の「殺人事件」(実は勘違いで誰も死んでなくて事件でもない)からして、なぜこれが必要だったのって感じで、これがあったから、チキン店主と懇意になっていくんだけど、和解した後はチキン店主は存在感があまりなく、3人のヒロインたちの使いッパシリみたいになってしまい。
いちばん謎なのは、チェ・スジョンの出生の秘密ですよ。
流れからして、彼女はジヨンの母親違いの妹なんだ!と、思っていました。
スジョンの母が、あまりにもジヨンの夫との不倫を嘆くので、まぁ嘆くのは当然と思うのですが、それがもう、尋常じゃない域の嘆きようで、これは何かあるぞ!とミスリードしたんです。
けっきょく、たしかにスジョン母はジヨン父との間に子どもを儲けましたが、その子は死んだのだって。
同じころにスジョンを拾ったので、代わりに育てた。
だからジヨンの妹も同然で、だからこそ、姉の夫との不倫は許せない、という理屈でしたが、ちょっと謎。
ジヨンの実の母親違いの妹って言うことにしたほうが、ストーリーが面白くなったと思う。
拍子抜けしました。あまりにも泥沼なのでそれは避けたのかな?
スジョン母、スジョンを心から愛していると言いながら、ギョンスンにもその存在を長らく知らせず、自分で育てていない。
それで愛情を注いだとは言えないと思うのですが。
私はジヨンの夫、ユン・イリョンの動向に注目していました(^^;
このひと、教え子をたぶらかし、不倫して、妻と別れ、慰謝料をびた一文払わず、開き直り…
ひどい夫だったなぁ。
もちろん、ドラマの悪役は不倫相手のスジョンなんだけど、ここはやっぱり、最初にスジョンに手を出したイリョンが悪いでしょ。
たとえ美人に言い寄られても、それが学内の教え子なのに、手を出しちゃいかんでしょ。
現実にはそういうこと、多いのかもしれないけど、たとえばダブル不倫よりも罪深いと言う意見もあります。
スジョンの親にしたらそりゃ相手の教授が悪いよー。
大人だし、立場があるんだから。踏みとどまらないと。大大大…喝!!
ただ、ハナへの愛情だけは本物で、そこで憎みきれないろくでなしになっていますね。
またハナも実の父親よりもイリョンを慕っていて、ふたりの姿を見ていると、ひき裂くのが罪のような気分になります。
前回の記事でも書いたけど、ハナの実の父親、ト・ヒョンミンが私は嫌いでして。
自分の都合で(それも、親の反対にあって疲れたからもう君とは付き合えないと)ジヨンを捨てたのに、今になって見れば「自分はハナの父親だから、ハナに会う権利がある」「君と別れたのは本意じゃない」「ずっとよりを戻したかったが、君はすでに結婚していた」などなど、見苦しい言い訳大魔王になってたし、時には逆切れを交えながらしつこくジヨンに迫っていました。
お―気持ち悪い。
なーんか生理的に受け付けなかったわぁ。(私見です)
ラストは、イリョンは遠方の教授の口にありつき、引っ越しする寸前でしたが、ジヨンが事故に合いそうになったのを助け、身代わりに死んでしまいました。
この人とジヨンは壊滅的にダメになってて、イリョンはよりを戻し、ハナの父に戻りたかったけど、ジヨンがもう許せなかったのでそれは仕方がない。いろいろと、この元夫にされたことを思うと許せない気持ちはわかる。
そこでよりを戻したら、なんじゃそりゃ!!ってなるよねぇ。
でも、この人がいるのにヒョンミンと結婚させるのもなんか違う!
おうおうにして、どっちかが死ぬのが定番だよね(^^;
イリョンも人生を棒に振ってしまった。
ゲス不倫のせいで。
自業自得というにはあまりにあわれ。
ドラマのコンセプトは、夫に虐げられた妻たちが夫に逆襲するという感じで、でも実際にはそんな痛快感なんかほとんどなくて、夫の悪っぷりがとても中途半端だったし、期待した内容とは違うドラマでした。
ほかにも登場人物のそれぞれのドラマがあるんだけど、それはほとんどスルーしてしまいました。
辛口になってしまってすみません(^^;