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感想「六龍が飛ぶ」

六龍が飛ぶ(ノーカット版) DVD-BOX 第一章
六龍が飛ぶ(ノーカット版) DVD-BOX 第一章

BSで放送の「六龍が飛ぶ」見終わりました。

高麗終焉から朝鮮建国までを、チョンドジョンとイ・バンウォンの視点で描いた物語。
チョン・ドジョンはイ・ソンゲの配下に入り、バンウォン他志を共にする儒者や民とともに新しい国家を目指す。
のちにイ・ソンゲを王に立て易姓革命を成功させる。
そのさい、大親友で、革命の同志であったチョン・モンジュとは思想の違いから反目し合うことになり
ドジョンはモンジュによって流罪になってしまう
しかし、モンジュをイ・バンウォンが殺害してドジョンは政界に復帰、
易姓革命を成功させる、
その後政治の勢力をチョンドジョンがほぼひとりで掌握する
王族の政治への関与を奪い、豪族による政策を取ろうとしたために、イ・バンウォンに殺される
イ・バンウォンはチョン・ドジョンのほかにも、弟世子のい幼いイ・バンソクを殺害
兄のイ・バンカを国王にたてるも、別の兄弟イ・バンガンが反乱を起こしたために鎮圧、
バンカはバンウォンに王位を譲り、イ・バンウォンは李氏朝鮮の第3代国王となる。
その後はさんざん世話になった妻の一族も容赦なく排除したらしい。

という、けっこう史実に忠実のようなドラマでした。




正直言って、私にとっては少しバランスの悪い作品だったかなぁという感じです。
序盤は結構面白くて、期待が高まりました。
イ・バンウォン、タンセ、ムヒュルと言う3人が、子役時代からとても魅力的で大好きになって。
それぞれが大人になったらますますカッコよくて。
でもストーリーはちょっとタイクツ。。というか、内容に反して長いと感じてました。
進み具合が遅い。
でも3人の男子たちがカッコよくて、それは見るのが楽しみ。
本当にストーリー展開で面白くなってきたのは、チョン・ドジョンとイ・バンウォンが反目し合うようになってから。
けど、そのころにはだんだんとカッコいいイ・バンウォンがダークサイドにのみ込まれて、見るのが辛い。
けど、バンジは相変わらずカッコいいし、ムヒュルに至ってはますますカッコよくなってきて。。

いっそチョンドジョンが極悪人みたいに描かれてたら、問題なくイ・バンウォンに肩入れ出来たんだけど・・・・・

チョン・ドジョンにしても、遼東征伐と言う無謀なこと言いださなかったら・・

誰もが善で誰もが悪・・・と言うか。
正義と悪の境界がないというか。
そのために、どちらにも肩入れできなくて。私としては共感が少し難しいドラマでした。

だけども、それぞれのキャラはめちゃくちゃよくって。

イ・バンウォンのユ・アインくんは、アクションはなかったけど(でも、弓は得意)頭脳派。
私は頭が切れる人が好きなので、ビンゴ♥

イ・バンジのピョン・ヨハンくんは「未生」のおちゃらけ社員だったけど、こちらでは180度違ってめちゃくちゃカッコいい!!
ストイックで寡黙で、そして高麗一の剣士!
歌ってもカッコいいし、アクションもカッコいい!!
も、惚れたわ(笑)

でも、私の一番のお気に入りはムヒュルなの。
この役者さんは「ピノキオ」の「お兄さん」の人なんだけど、
ここではハルモニの期待を一身に背負って立身出世を夢見る田舎のボーイ。
ちょっと間抜けでちょっと女の人に弱くて
でもとっても明るくてそしてなによりもとっても優しい。

その優しくて明るいムヒュルが、だんだんと暗くて悲しい表情になっていくのが辛かった~。

「根の深い木」では、大王世宗の護衛となってるはずなので、このドラマ内では死なないことは分かってて、
ちなみに、イ・バンジも「根の深い木」に登場するので(似ても似つかぬ姿だけども・・・・)
ふたりとも、死なないことは分かっていたけれども

それでも、二人の対決は見応えがあってカッコよかった。

最終回は「根の深い木」と時代が重なっていて懐かしかったというか・・このころはまだチェヨンも生きてたなぁとか。
いちばん楽しそうな時期だったので、却ってしんみりしましたが。。

こんな風にキャラ的にはすごくすごくツボにはまってみるのが楽しかったんだけども、
内容的には、ともかくまどろっこしくてじれったい進展が遅い気がしたのと
イ・バンウォンがだんだんと共感できないキャラになっていったのが。。びみょーだったかな。

大王世宗ですら、妻の近親者たちを粛清する場面があったのです。
王と言う立場は、それをしなければならないときがある、という背負うものの重さと、苦悩、そんな内面が伝わるとよかったんだけど、イ・バンウォンってば、自分が政治に参加したいと、それのみで突き進むから。。
キャラはいいのに、立場が悪すぎるというか。

そんなこんなで私にとっては、バランスがよくなかったのでした。
無明という秘密結社の存在も。。。
「根の深い木」の「密本」の二番煎じと言うか。
この組織なくして物語はできなかったのか?
そもそも、なんでプニとタンセの母親が無明のリーダーなの?
なんか特技があるのかな。
プニが大将とか言ってみんなのリーダーだったから、そういう家系?なの?
無明のおかげで話がややこしくなって、余計に話数が長くなったように思いました。

というわけでストーリー展開がイマイチかなぁと思ったのに、キャラの魅力で目が離せず、結局最後までハマってみてしまったという、なかなか不思議なドラマでした。


余談だけど、韓ドラってすごく寒そうですよね。
このドラマも極寒の中で撮影したシーンがいっぱいあった。
チョン・ドジョンなんか、あきらかに衣装の中にダウンコートなど着込んでるな!!
ってかんじしました。
まるでダルマみたいに膨れてた(笑)


12:54 : [ドラマタイトル]六龍が飛ぶトラックバック(0)  コメント(2)